9mm Parabellum Bulletのニュー・シングル「新しい光」を聴いた。
なにこれ、めっちゃ面白っ!(笑)。
すげー面白い曲ですよ。
こういう方向性で来たんだ!?的な。毎回毎回やることが極端で飽きさせないな。流石や。
どこがどう面白いのか?っていうと
まずサビのメロディがパッと分かりやすくキャッチーなのと
ある意味9mmらしくないんですよね。
歌謡曲の要素を組み込んでいる、って点では今までの延長線上なんですけど
昭和歌謡とも現在の歌謡曲とも違って
その中間というか、何と言うか。ちょっとV系っぽくもあるのかな。だけど聴き応えはきっちり9mmっていう。
一歩間違えれば途端に芋っぽくなってしまうメロディだと思うんだけど
それをここまで格好良く仕上げているのはやはり地力の賜物か。
こうやってグダグダ語ってますけど
すごく単純に新しいメロディだとも思うので、その点でも是非音源で聴いてもらいたい。
一発で気に入るくらい求心力のある曲ですね。
終末観とか、生き急いでる感じだとか、ゴシック、パンク、ハードコア等
徹底的に暗く研ぎ澄ました世界観なんですけど
それを素でやってる、
選んでるような気もしていてそれもまた面白い。初期はそれを意識的にやってる印象もあったけど
今は本当にこういうダークで激しいのが好きなんだなー、って思えてきます。
サビへの急な切り替わりも、強引だけど面白いんですよ。これまた。
久々のシングルでしたが、これは会心の一作ですね。
アルバムがグッと楽しみになりました。
それで、カップリングもやってくれてるよね。
ドスドスと鳴る和風のリズムに、これまた不穏で内に籠もったサウンド
そのオルタナティヴなセンスがめちゃくちゃ格好良いんですが
途中から狂ったかのようにハイテンポになったり、「ホネまで愛して~」って合唱が始まったり
本当やりたい放題の楽曲で
正にカップリングならでは。でもライブでも盛り上がりそうです。
多分アルバムには入らないので、この曲を聴くだけでも買う価値はあるのでは。その名も「Bone To Love You」。
そういえば前のアルバムから随分間が空きましたけど、色々とバンド自体も面白い事になってそうですね。
2曲含めて痛快なシングルでした。アルバム超楽しみ。