超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

色の歌シリーズ その2「RED/LOSTAGE」

2011-05-14 23:46:23 | 音楽(テーマシリーズ)






色歌シリーズ2回目、今回はLOSTAGEの「RED」でございます。赤は情熱の赤、とは云いますけど
これは情熱っていうか、もっと血生臭い感じの赤です(笑)。





RED/LOSTAGE          アルバム「DRAMA」収録



冒頭からブリブリのベース音が響いたと思ったら、その勢いのままに不穏なアンサンブルが撒き散らされる
火山が噴火したかのようにアグレッシヴな一曲なんですが
それは同時に都会の夜の喧騒を思い出させるようでもあって
狂気的でもあり凶器的でもあり。
一発で頭が目覚めるようなキツめのオルタナティヴ・ロック。激しくも奥行きのある音像は
日本のオルタナ好きには堪らない様な音に仕上がってると思います。
この一曲だけで絶頂に持っていけるような。

断片的な歌詞、意味不明な言葉の羅列
でもきっと重要なのは言葉の意味なんかじゃなくて
導き出される語呂の、フレーズの小気味良さが最重要で
意味ばかりを優先させる歌社会に向けての反骨精神も感じさせますけど
同時に、そんな言葉の羅列の中に憂いだとか悲しみなんかも見出しちゃったりして
そう考えると
一曲の中で色々な感情が噴出している曲、って形容しても全然いい気はします。
単純なようでいて単純じゃない。
一筋縄ではいかない奥深さ。
そういうのが好きです。

鋭利な刃物を突きつけられたかのような剥き出しで、でも勢い以外の懐もある純粋な衝動。
これぞ正に赤い血が騒ぐ、ってやつですね。
バンドのキャリアから考えても特に人気のある曲だと思います。私も大好きさ。


赤って云うのは、大体前のめりというか前向きな意味合いで使われることが多い印象で
同時に大人っぽさの象徴でもある気がします。
丁度ワインの色と重ねて使われたり。
そんな2面性が面白い色ですが
今回はそのどちらにも当てはまらない、狂気の表現って意味合いの赤を選択させて頂きました。

他の候補曲はTHE BACK HORN「アカイヤミ」、
エレファントカシマシ「赤い薔薇」、TRICERATOPS「赤いゴーカート」などなど。
MONOBRIGHTの「紅色ver.2」なんかも大人っぽさの象徴に使われてる気がするな。という訳でまた次回。



第1回 オレンジ/tobaccojuice
第2回 RED/LOSTAGE


俺の妹が千葉モノレールの制服を着るわけがない

2011-05-14 13:11:45 | 俺の妹がこんなに可愛いわけがない




「俺妹」と千葉都市モノレールがコラボし、記念切符を出す、との事で
それを買いに早朝から千葉へ。
ちょっとしたイベントレポート・・・なのかな?まあ肩の力を抜いた感じで。いつもの如く画像はクリックで拡大。



>千葉都市モノレールの人もブログで反応してるし。コラボする気ありそうだし。
>違う意味でもワクワクしちゃうぜ!

これ去年の4話の感想からなんですけど
本当にコラボしやがりましたね。
嬉しいやらそうでないやら(笑)。いつもは非常にシーンとしているモノレールの千葉駅が
この日だけはやたら騒がしかった。
いつもの利用客的にはアレだったかもしれないが。

そもそもアニメに千葉駅及びその周辺が出てきたのは多分初めて?自分の範疇の中では初めてか。
過去作品だと「ゼーガペイン」に京葉線の舞浜駅ならぬ南舞浜駅が出てきておっ、って思った以来です。
でも今回はほぼ実名って事で、感慨もひとしおですよね。
っていう感謝の気持ちを込めて買いに行きましたよ。
隣の市原市に住んでるので、
そこそこ早い整理番号をゲットです。

販売開始まで、千葉公園をブラつく。実際千葉モノレールはたまに利用するんですが
何気に千葉公園はあんまり来た事なくて。
朝の千葉公園があんなに気持ちいいものとは。
同時に「irony」口ずさんでる人や黒猫さんのジャンバー来て歩いてる人とか見かけて、
ああなるほどねって思ったけど(何)。写真撮影してる人も多かった。かなりいい具合に再現されてるから。


そこら辺をブラブラしてる内に10時近くなって、整理番号順に並ぶ。
予想はしてたけど、人の数が凄くて通路が、京成線までの通路がほぼ塞がれた状態になってて
駅員の人が頑張って調整してたけど、何気に整理番号に関してもきっちり前後の方を探してくれて助かった。
一応宣伝のパネルと、テーブルの上に桐乃と黒猫さんのフィギュアが飾ってあって
そういうささやかな演出も良かったですね。
何というか、某コミケのサークルに並んでるみたいだった。普段はガラガラなのに(笑)。

無事に買えて、JRの千葉駅まで戻ろうとすると、エスカレーターの下に相当数の人が居てまたも驚き
作品の人気をしっかり実感した気がしました。
電車の中で切符を眺めてニヤニヤ。




ただ一つ残念だったのは、そのまま寝過ごして木更津まで行ってしまったことかな(笑)。
これが上総湊とか千倉行きだったとしたらゾッとするなあ。
でも、いいコラボ企画でした。
ほぼ地元でこういうのがあるのも良いものですね。



ぽてまよ 5巻(最終巻)/御形屋はるか

2011-05-14 00:37:51 | 漫画(新作)





御形屋はるか「ぽてまよ」の最終巻を読んだ。




個人的に、「ええっ、これで終わり?」的な
それすなわち「もっともっと続きを読ませてくれ!」って事なんですけど・・・。
2年ぶりの最新刊で完結、まあタイミングとしては悪くは無いと思うけど、それでもおかわりしたいなあ、とか
続編やらないかな、とか。
だってどの子も好きすぎるんだもん。
どのキャラもきっちり個性があって無駄なキャラがいないっていうか。
それはどのコマを読んでも、それが伝わってくる。だからこそやっぱこれで終わりは寂しいよ、と思いつつ
それでも物語の完結は目出度いことですよね。惜しめる事自体が少し嬉しい。
長い間お疲れ様でした。

元々ぽてまよの存在って曖昧で不確かなものだから
全部明かしてもアレなんじゃないか、とは思ってたけど
その通りに中々にぼかしたラスト、想像に任せるラストになった気がします。
これは人によっては賛にも否にも簡単に転がる感じですけど
自分的にはこれも好きだなあ、というか。ただ恋愛の決着はほぼついてないんですけどね(笑)。
でもまあ、そこもそこで過程で十分楽しませてもらったからね。
いつの日か続編とかで見せてもらえれば(笑)。
ていうか絶対やって欲しいなあ。


この漫画では、初めて4コマって媒体で泣いちゃって。2巻のラストですよ。
しかもアニメでも同じシーンで泣いたんですよね。
京ちゃんのセリフが切なすぎて。
それが中々に衝撃で。
ジーンと来る4コマならあるとは思いますけど
泣かせる所までいくのは中々ないんじゃないかな。それもごく自然に。あれは本当に参った。
そんな強い思い出があるだけに、きっと完結しても忘れる事はないんだろうな。
実際これからもコンスタントに読んでいくと思うし。
みんなの可愛さに触れる事が、本当に至福だったよ。ありがとう。




アニメのDVDも揃えてあるので、久々に見返そうかな。傑作アニメですよ。OPもEDも素敵曲過ぎますね。

半年前に書いた同作者の4コマ「はなたま」の記事も。
この漫画が好きなら絶対好きになると思います。
http://blog.goo.ne.jp/nijigen-complex/e/c90f8d0fd128e9c6ec31858994c6d6e7