超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

俺の妹がこんなに可愛いわけがない 8巻

2011-05-11 23:41:11 | 俺の妹がこんなに可愛いわけがない





昨日もチラッと書きましたが、「俺妹」の原作に手を出したのです。アニメ終わってから、、、と思ってたけど
何となく我慢できなくて。でも後悔はしていない。
何故ならば・・・めちゃくちゃ面白かったから(笑)。今日最新刊を読み終えました。その感想でも。

ちなみにこの作品でほぼライトノベル初体験。バージン喪失です。いずれ他の作品も読んでみよう。
深いネタバレは避けるのでその辺はよろしく。では以下。








あれですね、黒猫さんのお住まいはやはり松戸だったんですね。
しかもマッド・シティって・・・。
五更も五香から取ったのだろうか。駅名にもなってるけど。そんなこんなで黒猫さん中心の巻でした。

私は常々から桐乃一拓!と言ってる訳ですけど
なんでしょうね・・・
この8巻読んでたら、確かにアリだな、と。なんかもう仕草想像するだけで堪らん。っていうか神猫って。
ギャップ演出はこの手の作品の常套手段ですけど
黒猫さんの本当の姿って自分が思ってるよりも
素直で可愛いのかなあ、なんて思ったりもしました。お風呂とかね!(爆)。

といいますか、出てくる場所がいちいちツボ過ぎる・・・!千葉駅のヨドバシとかしょっちゅう行ってるし
建物内の本屋も品揃えいいよね!とか同調しちゃうし
挙句の果てには千葉みなとのポートタワーまで出ちゃうからもう大変。
だって、あんな近場で色々とやってるかと思うと。そういうイメージが付いちゃうじゃないですか。
確かに千葉みなとは毎年花火大会やってるけどね。
君津もまた捨てがたいですよね。
地元民としても最高です!
ここまで千葉づくしな作品は初めて読む気もするなあ。松戸も松戸で都会ですよね。市原とは違うんだよなあ。
正直デートならぞうの国来なよ!って思いました。案外楽しいよ。


なんて、地元話に花の咲く作品「俺妹」。ですが兄と妹の関係も変わって来てる様に思いますね。
詳しくは、ちょっと読んで感じて欲しいんで書かないんですけど
お互いを尊重し始めてるような?
あれだけ遠回りをしていた桐乃も想いをぶちまけたりもう大変!
でも、そんな彼女が時折見せる優しさは物凄く心地が良いんだよな。
加えて8巻では京介以上に大活躍します(笑)。
鶴の恩返し、ならぬ妹の恩返しですね。そりゃあもう今までの誠意に対しての誠意、というか
兄の為に全力で頑張る訳ですよ。
それが昔の京介に重なってね。人間としての成長も垣間見れて。その様子に胸が熱くならないわけがない。

一瞬黒猫さんに心動かされかけましたが、それでも私は桐乃が一番好きです。原作読んでそれはより一層。




その他にも、勿論ニヤニヤシーンもいっぱいありますね(笑)。
ライトノベルって正直苦手でしたが、っていうか前一回読もうとして挫折した経験あるんですが
この作品は読みやすかったし、素直に感動できました。特に後半の展開は涙ぐむくらいに。
多分BDの特典に付いてた小説が思いの他面白かったんで手を出せたのかな、と。

ってな訳でこれからは原作に付いても追って感想書いていきますよ!
今月は俺妹が熱いね。
千葉も熱いね(笑)。



Steins;Gate 第6話「蝶翼のダイバージェンス」 感想

2011-05-11 02:51:13 | アニメ




「バナナ」を「中」に・・・!?




いや、思わずそっちネタに反応してしまいましたが、ダルですよダル。
彼の言動が面白すぎてなんだか頬が緩みっぱなしの30分間でした。といいますかオカリンもオカリンで
牛丼代くらいさっさと返せばいいのに(笑)。
確かに卵入れるのも美味いけど・・って話が違ってきた。初対面の桐生さんに幻滅したのは仕方ないけど
でも、初めから体目当てのダルにも落ち度はあるでしょう。

「三次元に希望を持っていた時期が僕にもありました」、ってオイオイ(笑)。
ネット上の特有のネタ言葉はそこまで詳しくないつもりだったけど
このアニメ観てると何気に見覚え、っていうか聞き覚えのあるネタが多くて、それだけでも楽しいやね。
ネット用語のパロディ作品みたいで。
そうかと思えば、普通にセクでハラな発言をするのも彼の常で、ちょっとでもアレな言葉が出るとすぐ反応したり
っていうか「穴」って単語にすばやく反応したり(笑)。
しかも多分おっぱい星人だと思う。
あからさまに反応しすぎなんだよ。気持ちは分かるけどな。

でも、我々はタイムマシンの開発に初めて成功~っていうオカリンに「初じゃなくね?」って
冷静なツッコミ入れる辺り、ツッコミの才能もあるよなあ、と。
まあ基本はそっちだと思うが、両方得意ってキャラは中々に貴重ですねえ。そんな彼の存在感が立ってた話でした。


「時を越えた郷愁への旅路」、もとい「Dメール(仮)」のオカリンもまた面白い。
いちいち(仮)を付けたがるのも思春期が未だに続いてるみたいですよね。花中島マサルみたいだ。
そんなオカリンは、今週も彼独特の語彙が絶好調で笑わせても貰いましたが
一方でゼリーマンに対する恐怖やSERNの実験行為に関して誰よりも強く反応して。
前者には巻き込んでしまった罪悪感、後者は無慈悲な実験に対しての怒り。
いつも通りのオカリンも素敵だけど
だからこそ時に真剣になる部分で事態の重さや想いを確認させてくれる。

タイムマシンの発明は、割と順調で過去にメールを送れるところまで行きました。
牧瀬さんのアドバイスが中心となった事もあり
その意味ではラボメン入り成功ですね。
本人は未だに嫌々ぶってるけど(笑)。
と思ったらIBN5100にやたらと固執してるメール女こと桐生さんも何故かラボメン加入。
何故かって言うか単にタイムマシンの秘密を知られたからなんですけど
彼女も彼女で間違いなく曲者っぽいですね。注意して観ていきたいです。

といいますか、オカリン以外無防備過ぎるよ・・・(笑)。発言が。せめて周りを見渡してからだな。




にしても牛丼初めて、って有り得なくないか?益々バイトの子怪しくなって来たな。
会話劇が面白すぎて本当あっという間だったのう。何気に凄く好きだ。




色の歌シリーズ その1「オレンジ/tobaccojuice」

2011-05-11 00:07:29 | 音楽(テーマシリーズ)




「俺妹」の原作に手を出しちゃった。今日出た8巻読んでる。面白い・・・。



それとは別に、今夜から新たなテーマシリーズを始めます。前回は「応援歌」、でしたが
今回は「色」でやります。色はいっぱい種類があるから考えるのも楽しいな(笑)。
前回と違って締めの曲も決めてないので、
まあのんびりと、と言いつつ6月締めまでには終わらせられるように頑張りますよ。

第1回は「オレンジ」です。






オレンジ/tobaccojuice             アルバム「ピカピカサンセットレインボーブルース」収録




この曲は、元々リリース当時に聴いて、でも実は他の曲のが好きで
不穏な1曲目とか、ダンサブルな9曲目に耳を奪われていて、そこまで好きな曲ではなかったんです。
でも最近久々にこのアルバム聴いてたら、この曲を聴いてたら涙出そうになっちゃって。

当時はやっぱり経験不足だったんですね。人生の。
このアルバム出たの6年半前ですから。
まだまだガキだったって事なのかな。今もちゃんとした大人だとは全く思ってないけれど
今よりも更にガキだった、ってことか。
今聴いたらもう、分かるって言うか、「あっ こういうことだったのか・・」と。
歌詞の意味も言いたいことも全部理解できる。
とかいいつつまた年月を掛けて沁み込み具合も肥大していきそうですけど。
だからこそ音楽って面白いんですよね。


この曲は聴いてると、本当に泣けてくるというか
歌詞の意味とか説明したくない感じで。
困ったことに。
言葉で説明するとダメになる曲かもしれない、と思いつつ
でもある程度人生を過ごしていて、しかも大して上手くいってない、どころか不確かなまま。
そういう状況が長く続いてる人ほど絶対にこの曲の良さが分かる、って個人的には思ってます。
 要はくたびれた人向けの歌なんですよね。
いや、くたびれてなくても、疲れてなくても、「自分は特別だ」って魔法が解けた人なら、絶対。
あの頃の自分はどっかで「自分は特別だ」って思いが残ってたんだろうな。
だからこそ響かなかったのかな、と今になって思います。

このボーカルの腹から出したような声、良い意味で粘り気の強い声がまたその浄化作用に拍車掛けてて
聴いてるだけで魂が癒されていくような
心のつかえが取れていくような
何かを認めてもらったような
そんな気分になれます。その気分に浸っているのが心地良くて。多分これ絶対他人の為を思って書いてる。
よしんば自分に向けての歌だったとしても、外に向いてる部分は無意識にあると思う。

歌に救われる、という表現は少し滑稽かもしれませんが
久々に聴いたこの曲は本当に素晴らしいって言えるくらい響いてしまいました。
そんなに個性のある曲でも、奇抜な曲でもなんでもないんですよ?
でも、それが逆に沁みるんだろうな、と。
キーボードの柔らかい音色が堪らなく心地良い、趣のあるブルースです。機会があれば是非。





オレンジ、って橙でもみかん色でもいいけど、黄昏時の色って意味で
ちょっと悲しくもあるのかな、と思う。
この曲の他にもとらドラ!EDの「オレンジ」やチャットモンチーの「橙」も大好きなんですが
どの曲もそういう意味合いで使われてる事が多い気がしますね。
かの有名な某国民的アイドルの「オレンジ」だってそうだ。未成熟とか、そういう意味合い。
見た目の派手さとは裏腹に、実際こういう使われ方をしているのを見てるとギャップ的に面白いな、と。

そういえば田中ユタカ「愛しのかな」でもそういう使われ方してるわ。
派手だけど、キレイだけど、何故か切ない。
そんなオレンジって色は、個人的にも中々好きだったりします。


という訳で第1回は「オレンジ」でした。全10回予定、次回に続きます。

第1回 オレンジ/tobaccojuice