アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

大阪空堀商店街・昆布の土居に行ってきました。

2013-07-04 14:49:51 | たべもの
   先月末から5日ほど、大阪と京都に旅行しました。10年前に関西からこちらにひっこしてからも、用事で何度か出向きはしたのですが、ゆっくり見物するのは移住後はじめて。前から楽しみにしていた旅行でした。

   宿泊先は、7年前からマクロビオティックの料理教室の講師として稲武にきてもらっている森ちえこさん宅。今回の旅行の主な目的は、彼女が勧めるおいしい食べ物とそのおいしい食べ物を作ったり売ったりしている人たちにお会いすることでした。

   最初に出かけたのは、中央区谷町の空堀商店街の一角に店を構えている、昆布の土居。前から何度もちえさんにお土産をもらい、話もたくさん聞いていたので、心待ちにしていた訪問先です。

   昔の銀行を改装した店内には、いく種類もの天然の真昆布をはじめ、たくさんの種類の佃煮、しお昆布、ふりかけ、だしエキス、出しパックなどなどたくさんの商品が並べられています。

   前にも書きましたが(コチラ→)、このお店の全ての加工品には、はっきりと、化学調味料や合成添加物がミネラルの欠乏を招くこと、普通にとった昆布だしがいかにおいしいかということを明記し、日本の伝統的な食事に欠かせない食品として昆布を位置づけています。

   漫画「美味しんぼ」にも登場したお店で、ちえさんから話を聞く前から興味を抱いていました。漫画に描かれているいまのご主人のお父様は、毎年夏、昆布漁の最盛期の頃に北海道に出かけ、昆布漁にたずさわる人たちが多く住む猟師町の小学校で、子供達を相手に授業を行なっています。授業の内容は、その土地で取れる天然真昆布でだしをとり、そのだしがいかにおいしく、日本人のからだを養うのに大事な食材であるかを説いておられるとのこと。家業に誇りを持ち、将来昆布漁にたずさわってほしい、という思いから始めたことだそうです。

   ご主人親子は、猟師さんたちと一緒に船に乗って昆布漁にも出向きます。また、上流にある山々の植林にも参加しているとか。真摯でまじめな態度に共感をおぼえていました。

    このお店には、滞在期間中3度お邪魔しました。

    一度目は到着してすぐ。ふりかけや出しパック、しお昆布などなどいろいろ買って、ご主人やお母様とお話ししました。そのとき買ったもののうち、もっとも奮発したのがこちら。しお昆布の最高級品です。私は塩昆布が大好きなのですが、市販の塩昆布は添加物がいっぱい。普通の佃煮なら家で作れますが、塩昆布は難しそう。だから、このお店を訪れたら、ぜひとも塩昆布を買おう、と前から決めていました。

    翌々日、買い忘れたものをもとめてまたお邪魔しました。そこで見つけたのが、かつお節。うちには2台も削り器がるのですが、ここ数年、まったく使っていません。本枯れ節のパックを買うより、めんどうでも削ったほうがおいしいし経済的なので、買うことにしました。鹿児島産一本釣りのカツオです。

    すると、ご主人とお父様が、「使い慣れていないなら実演してみせましょう」と言って、店の奥から削り器を持ってこられました。

    刃の出具合、力の入れ具合などのこつを教えていただき、いざ作業。家でも削るのはもっぱら家人の仕事だったので、やはり粉々に。でも、ご主人の削り方を見ていたら、何回目かには少しだけまともな花カツオになりました。


     この商店街は、訪れたとき、たまたまた夏のセール期間中でした。昆布やさんでけっこうたくさん買ったので、福引券を何枚ももらいました。それで、帰りがけに抽選場所に立ち寄り、がらがらくじを5回引きました。

    すると、なんと2回目にまわしたとき白い玉が! 特賞です。最高の賞で、商店街の商品券1万円分です。その次だったか引いたら、今度はC賞。現金1000円が当たりました。結局5回まわして11500円をゲット。これまでほとんどくじ引きに当たったことのない私としては、最高の好運でした。

    で、こちらに帰る日の朝、当たった商品券全てを使うために、またコンブ屋さんにおじゃましました。
    この日、新しく買ったのは、川汲浜産の天然真昆布500g。これだけで4000円ほどしたのですが、ご主人のお父様に勧められたこともあって、こんなときしか買えない品を買ってみました。

    それからは、残りの金額を計算してもらってから、細切り塩昆布、にしんの昆布巻き、友人に上げるためのふりかけ、出しパックなどなど、商品券ぎりぎりまで購入。

    こんなになりました。日持ちするものが多いのでよかった。これからちびりちびりと食べていきます。









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