アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

根羽村で染め講習

2024-09-16 22:50:54 | 草木染め
  きのうは、根羽のグリーンハウス森沢で、染め講習しました。
 
  対象は、日本人&在日外国人の中高校生たち。昨日朝根羽に到着し、一晩過ごした後の彼らのうちの9人といっしょに、玉ねぎ皮染めをしました。玉ねぎの皮を選んだのは、彼らの普段の生活で最も近しい材料にしたかったから。染める素材は、手ぬぐいにしました。
  9人の内訳は、日本人5人、フィリピン人3人、ブラジル人1人。フィリピン出身の男の子が英語で通訳してくれて講習開始。選んだ素材は、手ぬぐい。仕方なく参加した、なんて子は一人もいなくて、皆、模様作りから熱心に取り組みました。私が試みたことのない模様をつけた子もいて、おもしろかった。
  テレビのニュースなどで、在日外国人の子女が、日本の学校に行ってもちゃんと日本語教育をしてもらえないせいで、置いてけぼりにされているという話をしばしば聞いていました。
 
  このキャンプの主催は、ともすれば孤独になりがちな彼らに、意欲と日本で生きる希望を持ってもらうために、キャリア教育や日本語教室などいろいろの策を講じている、一般社団法人DIVE.tv。
  彼らのフォローに尽力している民間のこうした団体があることも、これまで知りませんでした。ちなみに、このキャンプの参加費は、宿泊代、バス代、食事代、保険料込みで、なんと6000円。しかも、この6000円が捻出しにくい家庭もあるからと、「作文の優秀者5人は無料になります!」という特別措置もとっています。
  二日間のスケジュールには、「自己表現ワークショップ」や「人生計画ワークショップ」も。そして、キャンプのキャッチフレーズは、「IT,S ME CANP!」。今日会った彼らが、この日本で、元気に前向きに生きていくことを願います。

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