8月もあしたで終わり。ずっと暑くてしんどかったはずなのに、終わってしまうと思うと、何だかさびしい。
さて、8月の初旬に友人たちと歩いた、名倉の碁盤石山。上りも下りも、まあまあ楽なコースで、楽しく歩けました。一月近くたちましたが、報告します。
この山は、面の木とつながっている森で、林道をしばらく走ると数台置ける駐車場があります。そこで車を降り、低い笹をかき分けながらしばらく行くと、天然のブナ林が見えてきます。
写真、中央のブナが「おかあさん」だそう。この木がもとになって、周辺の木々が生まれたのだそうです。同行した木の専門家の友人が教えてくれました。
こういう木があちこちにあって、そのまわりにブナ林がちらほら。母木が縦横に伸びているのは、彼女?が育った時には、周りに遮るものが何もなかったから。子供たちは兄弟が多いため勝手な生長はできなくて、日差しを求めて上に伸びるしかなかった、ということなのだそうです。
上る途中、ところどころにある巨石が目立ちます。巨石の中から生えたように育った木。
よく見ると、石の向こう側から生えていました。
中腹から見た設楽新城方面。「富士見岩」というのもあったのですが、写真を撮りそびれました。もちろん、富士山は見えず。
碁盤石山の由来となった場所(らしい)。名前の由来には諸説あるらしいのですが、一説には、天狗がだれかと(天狗同士?)碁をさしていてケンカになり、怒って碁盤をひっくり返し、そのひっくり返された碁盤が、この山だといわれているそう。で、散らばった碁石がこの山全体に散在する巨石だとか。とくに頂上に至るちょうど真ん中あたりにある公園となっている場所には、巨石が多い。
どうやらこちらも、山伏の修行場所だったらしい。稲武の城ケ山にも山伏の行者にまつわる跡があります。全国の山々、どこも山伏の修行場所だったのかしら。多いなあ。
蓮華つつじ。草ではなくて木だそう。毒性植物だとのことです。
シカが皮をはいだ跡。赤くなっているのは、人間が薬でもぬって修復させたのかと思いましたが、そうではなくて自然治癒の跡だそう。かさぶたみたいなものかな。
登山口から時折見かけた馬酔木。このあたり、馬酔木ばかりの森になっていました。馬酔木は成長が遅くてちょっとしたした木でも樹齢100年200年は経っているそうです。その木々が奇妙な形に枝を伸ばしてゆく手に続いています。葉が生い茂っているわけではないのに、暗くて何か出てきそう。童話に出てくる魔女の館に至る道みたい。ちなみに馬酔木は文字通り毒のある木なので、そう思うと一層、気味が悪くなります。でも、3月の、馬酔木の花の咲くころに来たら、ずいぶん美しいだろうなと思います。
馬酔木の小道を抜けたところにあった大木の馬酔木。木の根元には、ベラドンナ~トリカブトが繁茂していました。毒+毒。まだ花は咲いていませんでしたが、こちらも紫色の美しい花が咲くので、いつかその時期に見てみたい。
頂上は特に眺めがいいわけではなく、ちょっとだけ休んで同じ道を戻りました。行きに見そびれた巨石。これは碁石っぽいといえなくもありません。
青い実のかわいい木。名前を教えてもらったのに、すっかり忘れました。
ゆっくり歩いて休みもたっぷりとって、ほぼ往復2時間ちょっと。設楽町の作った地図には、「家族向けのらくらくハイキングコース」だったかの言葉が記されている山。ほんとに気軽に行けました。といっても、娘ほどの年齢差のある友人たちの脚についていくのは、結構大変でしたが。
標高700m近くの名倉でもかなり暑い日でしたが、山の中は長袖を着ていても暑すぎることなく、さわやかな風を感じることができました。でも、下山して、昼食のため立ち寄った稲武のヒトトキの駐車場に降り立った途端、蒸し暑さにげんなり。
久々のヒトトキのご飯は、ゴマ味噌の冷や汁がメインの献立でした。安心して食べられるお店が、こんな山里にあることがありがたい。食後のデザートにはコーヒーフロートを選びました。添えられたストローは本物の麦わら。固くてしっかりしていました。
歩くことにも登山にも縁のなかった私ですが、昨年から時たま、気の合った人たちとの自然観察を兼ねた山歩きを続けていて、結構楽しみになっています。次回は松平の六所山へ。碁盤石山よりかなり行程が長いそうなので、ついていけるかいささか心配。今回同様、次回も、五本指の靴~ビブラム・ファイブフィンガーズにお世話になるつもりです。
さて、8月の初旬に友人たちと歩いた、名倉の碁盤石山。上りも下りも、まあまあ楽なコースで、楽しく歩けました。一月近くたちましたが、報告します。
この山は、面の木とつながっている森で、林道をしばらく走ると数台置ける駐車場があります。そこで車を降り、低い笹をかき分けながらしばらく行くと、天然のブナ林が見えてきます。
写真、中央のブナが「おかあさん」だそう。この木がもとになって、周辺の木々が生まれたのだそうです。同行した木の専門家の友人が教えてくれました。
こういう木があちこちにあって、そのまわりにブナ林がちらほら。母木が縦横に伸びているのは、彼女?が育った時には、周りに遮るものが何もなかったから。子供たちは兄弟が多いため勝手な生長はできなくて、日差しを求めて上に伸びるしかなかった、ということなのだそうです。
上る途中、ところどころにある巨石が目立ちます。巨石の中から生えたように育った木。
よく見ると、石の向こう側から生えていました。
中腹から見た設楽新城方面。「富士見岩」というのもあったのですが、写真を撮りそびれました。もちろん、富士山は見えず。
碁盤石山の由来となった場所(らしい)。名前の由来には諸説あるらしいのですが、一説には、天狗がだれかと(天狗同士?)碁をさしていてケンカになり、怒って碁盤をひっくり返し、そのひっくり返された碁盤が、この山だといわれているそう。で、散らばった碁石がこの山全体に散在する巨石だとか。とくに頂上に至るちょうど真ん中あたりにある公園となっている場所には、巨石が多い。
どうやらこちらも、山伏の修行場所だったらしい。稲武の城ケ山にも山伏の行者にまつわる跡があります。全国の山々、どこも山伏の修行場所だったのかしら。多いなあ。
蓮華つつじ。草ではなくて木だそう。毒性植物だとのことです。
シカが皮をはいだ跡。赤くなっているのは、人間が薬でもぬって修復させたのかと思いましたが、そうではなくて自然治癒の跡だそう。かさぶたみたいなものかな。
登山口から時折見かけた馬酔木。このあたり、馬酔木ばかりの森になっていました。馬酔木は成長が遅くてちょっとしたした木でも樹齢100年200年は経っているそうです。その木々が奇妙な形に枝を伸ばしてゆく手に続いています。葉が生い茂っているわけではないのに、暗くて何か出てきそう。童話に出てくる魔女の館に至る道みたい。ちなみに馬酔木は文字通り毒のある木なので、そう思うと一層、気味が悪くなります。でも、3月の、馬酔木の花の咲くころに来たら、ずいぶん美しいだろうなと思います。
馬酔木の小道を抜けたところにあった大木の馬酔木。木の根元には、ベラドンナ~トリカブトが繁茂していました。毒+毒。まだ花は咲いていませんでしたが、こちらも紫色の美しい花が咲くので、いつかその時期に見てみたい。
頂上は特に眺めがいいわけではなく、ちょっとだけ休んで同じ道を戻りました。行きに見そびれた巨石。これは碁石っぽいといえなくもありません。
青い実のかわいい木。名前を教えてもらったのに、すっかり忘れました。
ゆっくり歩いて休みもたっぷりとって、ほぼ往復2時間ちょっと。設楽町の作った地図には、「家族向けのらくらくハイキングコース」だったかの言葉が記されている山。ほんとに気軽に行けました。といっても、娘ほどの年齢差のある友人たちの脚についていくのは、結構大変でしたが。
標高700m近くの名倉でもかなり暑い日でしたが、山の中は長袖を着ていても暑すぎることなく、さわやかな風を感じることができました。でも、下山して、昼食のため立ち寄った稲武のヒトトキの駐車場に降り立った途端、蒸し暑さにげんなり。
久々のヒトトキのご飯は、ゴマ味噌の冷や汁がメインの献立でした。安心して食べられるお店が、こんな山里にあることがありがたい。食後のデザートにはコーヒーフロートを選びました。添えられたストローは本物の麦わら。固くてしっかりしていました。
歩くことにも登山にも縁のなかった私ですが、昨年から時たま、気の合った人たちとの自然観察を兼ねた山歩きを続けていて、結構楽しみになっています。次回は松平の六所山へ。碁盤石山よりかなり行程が長いそうなので、ついていけるかいささか心配。今回同様、次回も、五本指の靴~ビブラム・ファイブフィンガーズにお世話になるつもりです。
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