アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

絵本「ぼくにげちゃうよ」「GOODNIGHT MOON」

2017-02-06 17:42:15 | 映画とドラマと本と絵画
   マーガレット・W・ブラウンの、有名な2冊の絵本。どちらも絵は、クレメント・ハード作です。

   「ぼくにげちゃうよ」は、ウサギのこどもが「あるひ」「いえをでて、どこかへいってみたくなりました。そこで、かあさんうさぎにいいました。「ぼく にげちゃうよ」」からはじまります。
 
   母ウサギは、こたえます。「おまえがにげたら、かあさんはおいかけますよ。だって、おまえはとってもかわいいわたしのぼうやだもの」

  
   子ウサギはいいます。「さかなになっておよいでいっちゃうよ」母ウサギはいいます。「かあさんはりょうしになって、おまえをつりあげますよ」

   こののち、つぎつぎに子ウサギは母ウサギに、突拍子もないことをいいだします。「いわになるよ」「クロッカスになるよ」・・・・そのたびに母ウサギはすかさずこたえます。このこたえが秀逸。最後はほのぼのします。

   4,5歳の子供が、外の世界に出たくなって、母親のもとをはなれる。でも、完全に離れるのは怖い。おやも、そろそろ手を放したい。でも、不安。それにちょっと寂しい。そういう親子の心理がとてもかわいくえがかれています。

   この本、しばらく前にもらったものなのですが、読みそびれていました。昨日夜つかれていたときに家人に勧められ、一気に読みました。気持ちが和み、なんだか疲れが吹っ飛びました。

  「GOODNIGHT MOON」は、英文・和訳両方出ていると思います。

    家にあるのは、英文のほう。たぶん、子供をベッドで寝かしつけるときに読んでやる本として、書かれたのではないかしら。部屋の中の絵、食べ物、置物、干してある三トン、子供の目に留まるいろいろなものがベッドで寝ている子ウサギに語りかけるよう。韻を踏んでいます。

    そのうち、子ウサギはそのひとつひとつにお休みなさいをいいます。次第に瞼は重くなり、あたりのものすべても眠りに入ります。「Goodnight noises everywhere」が最後の言葉。いい絵本です。

    

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