アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

稲武の石窯で遊ぶ会をひらきました。

2016-06-05 12:03:15 | 稲武のモノ・コト・ヒト・バ
    2か月ほど前、ブログとフェイスブックで告知したら2日後には満席になった「稲武の石窯で遊ぶ会」。先週の日曜日・5月29日に開催しました。

     梅雨入り直前の時期なので、お天気が心配でしたが、とてもさわやかな好天に恵まれました。薪の燃え具合も順調です。

     講師を務めるのは、奥田清美さんと後藤雅子さん、それに私です。私はパンと焼き菓子の担当。ピザ、スープ、それに最も肝心な石窯を扱うのは、このふたりです。

     遊ぶ会、第一回のメニューは、ピザとスープと大きなカンパーニュとスコーン、まず、ピザ生地を伸ばして、トッピングしたあと、すぐに焼成にかかります。この日は、野菜のほか、わらびとちりめんじゃこを用意しました。そして、一人ずつ、自分のピザを窯にいれます。

     窯の温度は、300度から500度。ほぼ数分で焼きがります。

     こちらは竈。ここで、スープを作ります。今回は、前夜から浸しておいた昆布だしでつくった、白みそ仕立てのスープ。動物性食品もスープの素も使っていないのですが、いい味になりました。

    この日は、10組の方々とそのご家族、総勢20人と赤ちゃんたちが集まりました。ピザは焼きたてが一番。焼きあがり次第、思い思いの場所に、ピザとスープを持っていって、お昼ご飯開始。

    ピザを焼いた後は、燠をすべて掻き出し、余熱でパンを焼きます。

    パンは前の晩から仕込んだ、天然酵母のこねないで作るカンパーニュ。国産強力粉と有機全粒粉、有機ライ麦粉を半々に混ぜた生地です。一人分の生地量は約750g。かなり重いパンです。1時間半ほど二次発酵を続けた後、焼成に入ります。パンの表面に差し込んだドライのナッツやフルーツは、参加者が各自つけた、自分のパンだという目印。

    かなり大きなパンなのに、稲武の石窯だとゆうに15個は入ります。切れ目を入れ、粉を振って焼くのですが、このとき急がないと、窯の温度がどんどん下がるので少々あせりました。

    途中で何度か場所を替え、焼き加減を均一にします。

     焼けました。過発酵寸前でしたが、ちゃんとぷっくり立ち上がりました。石窯の威力です。

     粗熱が取れる前に、待ちきれなくて切ってみました。しっとりしていますが、ほぼ上出来。

     一組1本がおみやげ。相当食べでのあるパンです。薄く切ってちょっと焼くと、いっそうおいしくなります。

     最後は、スコーン。アンティマキの基本のスコーンにきな粉や玄米粉、甘く煮た小豆やひまわりの種などを入れて焼くつもりでしたが、わたしがうっかりしていて、ベーキングパウダーをいれ忘れてしまいました。それで、急きょ、クッキーに変更。薄く伸ばし、切れ目を入れ、フォークで穴をあけて窯に入れました。

     ほぼ30分後、まだ少し焼き足りなかったのですが、時間の都合上、窯から出してとりわけ、こちらもお土産に。焼成時間の短い分は、自宅のオーブンで焼き足すよう、お願いしました。

     余談ですが、このクッキー、うちで再度焼いたところ、いささか固くはありましたが、食感も味も上々。新作クッキーにしたくなりました。それで、いくらか手を加えて、子供たちの遠足のためのおやつのクッキーとして、今朝納品しました。

     3人でのはじめての会、いくつも反省点はありますが、まずまず滞りなく終えることができました。参加した方たちから、フェイスブックメッセージやメイルが届き、いずれも楽しんでくださったむねを伝えてくださいました。うれしいことです。

     さて、稲武の石窯で遊ぶ会・第二回目は9月頃開催の予定です。追って告知をいたします。なお、5組以上の希望者が集まれば、個別の会も開きます。内容も相談に応じますので、お気軽にご連絡ください。とくに、夏でも涼しい稲武で、石窯遊びのあと、近くのブルーベリー園で摘み取りを楽しむのもおすすめ。連絡は、こちらまでどうぞ。





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