アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

蓬莱泉吟醸工房のお酒

2011-01-19 15:26:22 | のみもの
  岡崎、豊田方面から稲武に至るあちこちの道に、「空」とかかれた巨大な一升瓶が設置されているのが目に付きます。最初は空き瓶集積所ではないかと思ったのですが、その建造物?、実は設楽町の醸造元・蓬莱泉の看板で、「空」はその醸造元一押しの純米吟醸酒だと知ったのは、だいぶ経ってからでした。

  でも、意表をつく看板ではあるけれど、センスがいいとはいいがたいこともあって、蓬莱泉にも「空」にも興味を持ちはしなかったのですが、7年ほどまえだったか、大阪の知人がグルメを自認する仲間たちを数人連れて、この地にやってきたとき、それまでの偏見がいっさいなくなりました。人の勧めで、「山武喜」という地元の素材を使った和食屋に彼らを案内し、そこではじめて「空」試飲のチャンスを得たのです。

  そのおりは、ほんの少し、舌先でちょっとなめただけでしたが、その味は、今まで飲んだどの純米酒とも違う、すっきりしたおいしさでした。山武喜の料理に舌鼓を打った大阪の一行は、「空」にも大満足してくれました。その後、彼らの依頼で何本も買って送りました。それくらい気に入られたのです。私もそのおり、はじめて買って飲んでみました。

  おいしい! ほんとにおいしいとおもいました。私はふだんあまり日本酒を飲まないのですが、それでもこれならつい飲んでしまいます。それからです。鳳来泉のファンになったのは。あちこちで見つけるたびにいろんな銘柄を手に入れ、蓬莱泉の純米酒を一通り飲みました。といってもまだ最高級のお酒、「吟」だけは飲んでいませんが。

 その後、稲武にある蓬莱泉の吟醸工房を見学する機会に恵まれ、よりいっそう好きになりました。4合で3000円前後というけっこうな値段なので、そうやたらには買えないのですが、たまによそのお酒を飲んでも、蓬莱泉の酒に勝ると思ったものにはほとんど出会えず、今日に至っています。

  さて、年末、久しぶりに吟醸工房に行って見つけてきたお酒が下の3本です。

  すっきりしていて、のどにまったくさわらないお酒です。吟醸工房で作っているお酒はここ以外では市販していない、特別のお酒です。量り売りの酒もおいしいけれど、こちらもいい。

  ところで、吟醸工房では、私が染めた蓬莱泉のオリジナル手ぬぐいも売っています。今は在庫切れなので、この冬、たくさん染めためて桜の季節に納品する予定でいます。

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2 コメント

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 (よしも)
2011-01-21 09:07:45
私は「美」が美味しかったですが、新しいのがでてるんですね~。こちらにも扱っている店が一軒あったんですが、今はどうか最近は覘いていません。 久しぶりに飲みたいなぁ~・・・
でも・・・高い(笑)

 ところで、日曜日に稲武経由で豊田まで行く予定です。道路はどうかなぁ~?雪ありますか?
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国道は大丈夫 (アンティマキ)
2011-01-21 21:35:37
きょうは153号線稲武地区は大丈夫、通れるようでした。でも、先週月曜日は国道も雪だらけで、恐かった!夜は、6時ころでも道が凍ってピカピカ光っていたそうです。早朝や夜でなければ問題はなさそうですが、根羽村方面はどうでしょうか? こちらよりもっと寒そう。気をつけていらしてください。 
「美」、私も好きです。
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