アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

チエ流マクロビオティック料理教室、秋の部終わりました

2010-11-17 11:17:39 | マクロビオティック
  11月1日(月)と3日(水・祝日)、通算11回目、本年度2回目の「チエ流マクロビオティック料理教室」を開きました。以前から、土日、祝日にも開いてほしいとの要望があったので、今回初めて祝日も日程に入れました。

  講師のチエさんこと、初田智恵子さんはこの夏、ひとつきほどイタリアに滞在しました。短期間ながら、現地の人の食生活に触れる機会も多く、収穫の多い旅だったそうです。

  そこで、今回の料理教室のメニューは、イタリア風マクロビオティック的野菜料理!となりました。

  赤ちゃんを背負ったまま料理し続けてくださったOさん。焼いているのはコカブです。参加者の一人で自然農栽培で野菜作りをしているYさん(畑の様子はコチラ→)が持ってきてくださったものです。

  右から二番目がチエさん。彼女が指しているのは、しぐれ味噌。マクロビオティック料理では定番のおかずです。根菜類を丁寧にいため、味噌を加えたものですが、ここにチエさんは松の実を加え、イタリアのソース・パーニャカウダソースならぬ、独特の味噌ニャカウダソースを考案しました。

 松の実を入れた後になめると、松の実の味が勝っているのに、塩を少し入れたとたん、松の実の味が後ろに引っ込み、具も味噌も渾然一体となった調和した味が生まれます。このソースを、焼いたコカブや蒸したサトイモ、ブロッコリー、生のダイコン、セロリなど季節の野菜にかけていただきます。

  1日は11名、3日は6名が参加しました。今回は直前のキャンセルが多く、いささか少なめの講習会でしたが、和やかであたたかみのあるいい雰囲気の教室になりました。

  これが、イタリア風チエ流マクロビオティック料理。左がメインディッシュのしぐれ味噌ニャカウダかけ野菜。私が家で焼いて持っていった玄米酵素ご飯入りパンも、このソースにとてもよく合いました。

  右手前の小皿には、小松菜のイタリアン煮浸しが載っています。橙色の丸い小さなものはレンズ豆。トマトピューレで味付けした炒め物ですが、形と色の取り合わせが、いかにもチエさんらしい一品です。

  右上は白いんげん豆のミネストローネ。具沢山のスープです。イタリアのママンのように、まな板を使わず全部刃先で削るように切って、鍋に放り込んで水といっしょに火にかけます。トマトやゆでた白いんげんは後で加えるのですが、スープのもとになるような素材はいっさい使わず、炒める事もしないで味を引き出します。丹波の黒豆の枝豆もいい味でした。豆が2種類入っているのもおもしろい味になるのだなと、おもいました。

  大皿の向こうがデザートの、サツマイモと紅玉リンゴのトルタスフォルマート風。蜂蜜に漬けておいた生姜のみじん切り、寒天パウダー、白味噌、豆乳、薄力粉などを混ぜて、蒸したサツマイモやリンゴとともにミキサーにかけたものが台に。上に乗っているのは取り分けておいた蒸しサツマイモとリンゴ。冷やして固めました。ほのかに甘くて、生姜のピリッとした感じが味わいを深めています。

  今回も、おいしくて面白い料理を堪能できました。次回は来春。4月か5月に開催の予定です。夏の教室には、稲武のトマトを使って、チエさんがイタリアでマスターしたとってもおいしいトマトソースの作りかたを披露してもらうことになりました。乞うご期待。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« きょうのハナノキ~その11 | トップ | 売木村のブルーべリー園とつ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

マクロビオティック」カテゴリの最新記事