アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

今年の醤油仕込みました。

2017-03-04 23:30:52 | 稲武醤友クラブ
   1月の終わりに昨年仕込んだ醤油の絞りを済ませたところですが、今年はいつもよりひとつきはやく、今年の醤油を仕込みました。

   信州安曇野の麹屋さんから醤油麹が届くのを待って、すぐに塩きり。昨年から、道中麹が熱を持つのを防ぐため、麹屋さんであらかじめ少しだけ塩を混ぜてもらうようになったので、このしごと、あせらずできるようになりました。

   麹は25キロ、塩は最初混ぜたのもいれて12キロ使いました。

   大勢でやるほど、仕事は早くちゃんとできます。今日のメンバーは大人5人、子供一人。麹をほぐしながら塩と混ぜるのですが、しばらくしてひとりが、「納豆みたいに糸を引いた豆がある!」と発言。その豆、割ってにおいをかぐとかすかに納豆の匂いがします。似たような少し柔らかめの豆がいくつも出てきて、はっきり納豆の味がするものもあったので心配になり、醤友クラブのメンバーが麹屋さんに電話しました。

   麹屋さんのこたえは、明快でした。「手での作業なので、納豆菌は必ず付きます。でも、全体は麹菌に覆われているので、大丈夫。そのまま作業を続けてください」

   世界最強といわれる納豆菌。稲わらに限らず、ススキでも枇杷の葉からでも納豆はできるといいます。だから全く納豆菌がつかないてづくりの豆麹はまず作れないらしい。要は、豆麹菌が納豆菌を凌駕すればいいだけのこと。話を聞いて安心しました。

   仕事はそのまま続行。昨年同様、設楽町の駒が原の牧場経営のレストラン・ばんじゃーるでいただいてきた地下水33リットルを、塩きりした麹と交互に樽に入れて、作業は終了しました。あさって第一回目の天地返しをおこないます。今年も、いいお醤油ができる環境が続くといいな。
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エコラップをつくりました。

2017-03-04 22:39:24 | 手作りいろいろ
   友人たちと、エコラップを作りました。エコラップ、つまり使い捨てしないラップです。オーストラリア製の市販品があるのだそうですが、一枚800円くらいするのだとか。その品の原材料を見て、できそうと思って作ってみた人がブログに載せたレシピと方法で、やってみました。
 
   材料は三つ。みつろう、ココナッツオイル、ホホバオイル。それと布です。わたしはオーガニックコットンとリネン。友達は、可愛い赤い柄の布を用意しました。

   小さな布一枚作るのに必要な分量は以下の通り。

   みつろう10g ココナッツオイル3g ホホバオイル5ml

   まずみつろうをきざみます。刻む必要はないのですが、切れないので、刻んで分量を量るしかない。これがけっこうたいへんでした。

   すべての材料を鍋に入れ、湯煎にかけます。とけたらすぐに布を浸します。布は洗っておいたほうがいいみたいです。浸した後、液をしごくようにして鍋に戻し、オーブンシートの上に広げます。

   時期に乾くので、それでできあがり。

   コップにかぶせてみたら、手のあたたかさで蝋が溶け、ちゃんとはりつきます。

   そして、水を垂らしたら水滴が転がりました。成功! ただし、終わってから分かったことですが、全部を20倍して液を作ったつもりが、みつろうだけ10倍にしかしなかった! ほんとは2倍入れるべきでした。2倍入っていたら、もっとしっかりしたラップになったはず。

   ともあれ、いちおう、使えるものはできました。お湯で洗ったらいけないのですが、石鹸ならいいのだそう。ただし、肉や魚など、脂のあるものには向かないのだそうです。完全ではなくても、いちおう密閉できるから、いろいろに使えそう。布の柄や色を取りそろえれば、はなやかなラップになります。数年は使えるとあったそうですが、使い方によるだろうとおもいます。

   材料費だけ計算したら、布代は別として1枚40円ちょっとでできました。自分で作れば安上がりだし、たのしい。それに手がすべすべになるというおまけつき。またやろう。
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