アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

ナゴヤビーガングルメ祭りに出店します

2015-05-06 21:52:21 | イベント出店情報とそのほかのお知らせ
   今年も、ナゴヤビーガングルメ祭りに出店します。このイベント、今年で5回目。わたしたちは4回目の出店です。場所はいつもの通り、名古屋市鶴舞公園。時間は午前10時から夕方までです。

   ブースはアンティマキの名で出ていますが、コンフィチュールのArtisan MIKIといっしょです。

   販売する商品はまだはっきり決めていませんが、玄米ご飯パンと豆乳のスコーン、最近発売した酒粕クッキーやココア入りのグラノーラ、それに柔らかめのライ麦パンなどは持っていくつもりです。   

   そのほか、昨年金賞をいただいたおからのガトーショコラも製造の予定です。
  
   今年もたくさんのお店が出店するようです。初夏の一日、ぜひ楽しみにおいでください。

   
   
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稲武周遊

2015-05-06 01:32:29 | 稲武のモノ・コト・ヒト・バ
   ゴールデンウィークの三日目、遠方から人が来たので、彼女を連れて雨の稲武をあちこち見て回りました。

   まず最初に腹ごしらえ。古橋懐古館前にこの4月にできたばかりのカフェ・ヒトトキに。二度目の来訪です。

今回はカレーを注文しました。大豆ミート入り。言われるまで、普通のお肉だと思っていました。それくらいコクがあっておいしかった。

   食後はイチジクのブラウニーとおからのガトーショコラを二人で分け合いました。ガトーショコラは私が納品しているもの。こちらでは、白いお皿に載せて粉砂糖をかけ、豆腐クリームにメイプルシロップを添えて出してくださっているので、どんな味になるのか知りたかったのです。想像通り、より濃厚においしくなっていました。

   こちらのカフェは、稲武の木工の工房first handが経営。店内のテーブル、いす、プレートなどすべてご自身の作品です。ギャラリースペースには、座り心地のいい椅子やおしゃれな小物が、センス良く配置されています。

    お店の外は花ざかり。

    懐古館の敷地内は色とりどりの花であふれています。ひときわ目立つのがぼたん。

    車に乗る前に、国道153号線の橋の下をくぐって名倉方面をのぞむと、すがすがしい景色が広がります。

    次は、中馬資料館へ。館の横の藤棚が見事です。

    稲武で育っている木々。ちょっと見にはスギとヒノキしかないように思える土地ですが、ほんとはこんなに豊かな種類が、探せばあるのだなとおもいました。

    まゆの里稲武といわれていた時代は今から40年以上前のこと。でも、当時の面影を残す品々が、あちこちの家からこの資料館に集められたようです。初めて見た道具もたくさんでした。下の写真、一番右の黄色い糸は、カリヤスで染めたものです。
 
   「複数の蚕が作ったまゆから引き出した糸」とあります。

     これは真綿を作る道具。子供のころ、風邪を引いてのどを痛めると、真綿で首をまいて温めてもらった記憶があります。

     縞の見本帳です。各家で布を織っていた時代、きっと、各家の女の人たちが代々伝えていった、大事な帳面だったのではないでしょうか。

     カラムシ(チョマ)の繊維です。織物にしていました。うちの敷地内にも結構たくさん生えています。

     軍靴。この靴を履いた人がほんとに戦地に赴いたのだなと思うと、胸がぐっと苦しくなるのを覚えます。

     ガラスケースの中に、36年前、父が著した本が陳列されているのを発見。「三河馬盛衰記」というタイトルで、自費出版したものです。稲武を中心にした三河東北部で、明治半ばころから末まで馬の育成が盛んだったそうで、当時の資料を入手したのを機会に、諸処の資料も漁り、退職の記念にまとめたものです。知人等に配り、今は家に一冊残っているだけ。まさかこんな場所でお目にかかるとはおどろきました。ちなみにこの本は、15年前、日本馬事財団から刊行された「馬の叢書5 近代 馬と日本史4」に収録されています。先年、稲武交流館に、送付されたうちの一冊を寄付しました。

     資料館のあとは黒田ダムへ。ダム湖の公園には車が一台とまっているきりでした。しずかです。

     ダム湖から、来た道の反対の道をとり、設楽町駒が原の集落を目指して進みました。広葉樹の緑が雨のぬれて、いっそう輝いて見えます。

     舞い散った桜の花びらもうつくしい。
      駒が原の集落を真ん中を通る広い農免道路をしばらく走り、153号線に出て稲武市街地を抜けて大井平公園へ。吊り橋の手前には池ができていて、水車が回っていました。

     吊り橋をわたって対岸に出て、名倉方面にちょっと行ったところにある岩場。

     けっこうな急流でした。

     この近くの山には、古橋会の所有する山があり、間伐と植林を同時に進める方法で人工林を管理している「展示林」の入り口がありました。下から見上げただけですが、間伐して日差しがとおるようになっている森の木々は、太いものや細いものが混じっていました。

     さてこのあとは、257号線を名倉方面に進み、氷瀑のある広場でやまの水を飲んでから、帰路につきました。雨の中でも、この五月の稲武、けっこう楽しめました。


 


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