アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

焼き菓子の製造を始めて5年ちかくになりました。

2011-12-27 16:14:43 | アンティマキの焼き菓子とパン
  豊田市食品衛生協会というところから、はがきが届きました。文面は、「食品営業許可の更新について」です。

  私は、「菓子製造業」の営業許可を取っているのですが、その許可がもうじき期限切れになるので、「食品営業許可申請書(継続)の受付及び保健所員による施設調査を実施する」という通知です。

  私が営業許可を取ったのは、平成19年3月のことでした。ひと月ほどしてから、地元のイベントではじめて、アンティマキの名前で穀物クッキーを売りました。あれから、もうじき5年がたちます。あっというまの年月でした。許可更新の年になることもすっかり忘れていました。

  もっとも最初の数年は、どんぐり横丁の片隅に置いて、わずかずつ売れるのを楽しみにしていた程度の、ほんとうにささやかな商売(いまもささやかなのですが)でした。

  3年ほど前にスコーンを売り出し、今年の3月にパンの製造をはじめてからお客様の層がわずかずつ広がり、さらに今年の夏ごろから、名古屋や豊田市街地のイベントに出て焼き菓子、パン、草木染め製品を売るようになって、いっそう多くの方に買っていただけるようになりました。

  今年は、どんぐり横丁に置いた当初から、ずっと買ってくださっているというお客様にお会いできたり、HPでアンティマキをお知りになって注文くださった遠くの方が、以来、何度も注文してくださったりと、今まで以上に、たのしいことうれしいことが重なりました。

  でも、もともとうかつな私のことなので、不注意によってお客様に不快な思いをさせたことも何度かありました。ご指摘を受けるたびに反省し、改善してきたつもりですが、完璧な状態で作業を進めているという自信はまだまだありません。

  指摘を受けるとがっくりきて、落ち込むのですが、いつも、ご指摘くださったお客様のおことばに励まされて、進んできました。
  
  こんなことがありました。  

  どんぐり横丁の職員に、私の不手際を伝えてくださったお客様がいらっしゃいました。職員がお客様の連絡先をお聞きすると、彼女は、「わたしはアンティマキさんのお菓子が好きです。気をつけていただきたくてお伝えしただけで、これからも買い続けます」とおっしゃったそうです。ありがたいおことばをいただき、ほんとうに感謝しています。

  つい最近のことですが、ご指摘くださったお客様にお詫びのメイルをさし上げると、「今後もまきさんのおやつを楽しみにしています。主人もまきさんのおやつが大好きです」と、末尾に書かれたメイルが届きました。うれしくて、胸が熱くなりました。

  一方、味や焼き方についても、同じ材料、同じオーブンを使っているのに、微妙に変わることもあります。また、私自身が意識的に、すこしだけ分量を変えたり、焼き方を変えたり、粉を変えたりすることもあります。

  アンティマキの焼き菓子とパンは、よりおいしいものにしたくて、つねに実験とおもってつくっています。そんなこんなで、「前とは味がちょっと違う」とおもうこともままあるとおもいます。

  友人知人には、「なんでも気の付いたことを言ってね」と頼んでいますが、お買い上げくださった皆様にも、ぜひおねがいします。どんなささいなことでも、気のつかれたことがあれば何なりとお伝えください。いいこともわるいことも、なんでもおしえてください。 

 「前買ったときのほうがおいしかった」とか「塩加減がちょっと違うみたい」とか「まわりのカリカリしたところが好き」とか「こんなお菓子がたべたい」とか、どんなことでも知りたいのです。製菓学校や、お菓子屋での修業経験のまったくない私にとっては、食べてくださった皆様が、先生なのです。

  メイルは、こちらからお送りください。

     
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする