アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

あごのゆがみ

2011-12-11 13:06:40 | アンティマキ風自然的生活
  中学生のころ、同級生に、口を少しゆがめて笑う女子がいました。シニカルなその笑い方がかっこよく見えて、皮肉を言う代わりに、わたしもその笑い方をまね始めました。おろかなことをしたものです。

  たぶんそれがきっかけだと思うのですが、気がついたときには、左右対称に口を開くことができなくなっていました。皮肉な気分でないときでも、口角がゆがみ、右側の唇だけが動くようになっていました。鏡を見ながらシンメトリーになるよう口をあけると、左側のあごの筋肉が妙に突っ張って、自分では左側がひどく下がっているようにしか思えないほどになっていたのです。鏡の中の私はいちおう左右対称に口をあけることができているのに、です。要するにあごの左側の筋肉がかなり不自由になってしまったのです。

  ところが、ひと月ほど前突然、わたしのあごは、ほぼ正常な状態に戻りました!

  固いものを噛んだとたん、関節がかくんとなったような感じを覚え、あごが外れたかと思って一瞬びっくりしました。あごをなでさすっていると、目の前にいた家人が、「もしかしたらあごが正常に戻っているかもしれない」というので、彼に見てもらいながら口をあちこちに動かしてみせると、「あ! 治っている」と叫びました。鏡の前で確かめてみると、本当でした。下唇の中央が、ちゃんと顔の真ん中で下に下がっています。

  噛んだものがなんだったのか思い出せません。ピーナッツだったか、おもちの固いところだったか。それとも他の何かだったのか。ブログに書くつもりでいたのに、いざとなったら、すっかり忘れていました。

  いずれにしろ、わたしの歯は、今とても悪くなっていて、固いものがとても噛み辛くなっています。それで、固いものを下手な噛み方で噛んだせいで、矯正したような効果をもたらしたのかもしれません。とにかくうれしい!

  いまも、この効果は続いています。ほとんど右側だけを動かしていたのですから、違和感は常にあったはずなのですが、正常になって初めて、違和感を感じないようにしていたことに気がつきました。せっかく治ったあごですから、もとの非対称なあごに戻らないよう、左側の筋肉を意識して動かそうとおもっています。

  

  
コメント
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