大阪のパンチラ喫茶

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大阪のパンチラ喫茶

 数年前、コーヒーを飲みながら女性店員の“下着チラリ”を観賞するパンチラ喫茶が大阪で流行した。2008年4月の初摘発をきっかけに徹底的に当局の手が入り、壊滅寸前まで追い込まれたが、月日を経ていま、復活の兆しが見えてきたという。中には完全会員制の店まで登場し、マニアの間では人気を博していると評判だ。

 パンチラ喫茶は2006年に大阪・ミナミで最初の店が営業を開始。接客しながらパンチラを披露する20代の女性店員たちは「パンチラ+アイドル」から「チラドル」とも呼ばれ、キャバクラやガールズバーとも違う新ジャンルとして注目された。

 カウンター越しに「パンチラ見放題」をうたい、客がミニスカートの中をのぞけるのがウリ。大半がガールズバーとして届け出をしているため、昼から深夜まで営業できる。風俗事情通は「ミナミだけで今年に入って2軒オープンしました。いずれも警察の目を恐れてホームページはなく、店の前の『パンチラ喫茶』と書かれた看板と、口コミだけで客が殺到しています」と語る。

 背景には、2~3年前にブームが終わったメイド喫茶の相次ぐ閉店がある。その店を居抜きでパンチラ喫茶として再オープンさせるケースが多いという。人気の理由は何よりその安さだ。

「入店料がだいたい1000円。時間は無制限。ソフトドリンクが500円と手頃な料金で若い女のパンチラが拝める。といっても女の子にドリンクをせがまれたりして、だいたい3000円くらいは使っちゃうけど、それでも下手な風俗に行くより安い」(利用客)

 水面下では、看板さえ出していない完全会員制のパンチラ喫茶も現れているという。

「会員の紹介がないと店の場所すら教えてくれない。店に電話すると『どなたの紹介ですか?』と紹介者の名前、会員番号を必ず聞かれる。答えられないと『ご縁がなかったということで』と電話を切られる。行った人間によれば、店内には隠しカメラとモニターがいくつもセットされて、客はモニター越しにパンチラを拝める仕組みになっている。敷居が高いのになぜか大繁盛しているようで、2号店、3号店もできた。近々、東京に進出するようです」(前出の風俗事情通)

 この徹底したガードぶりから、パンチラマニアの間では「女の子に未成年がいるのでは?」と勝手に盛り上がり、ますます繁盛しているという。かつては大阪を皮切りに東京にも進出したパンチラ喫茶がブーム再到来となるか。