骨で聴く異世界

耳を使わずに「聴く」世界を旅します。耳をふさいでいても聴こえる世界です。

三穂道別稲荷神社を骨で聴く

2015-10-08 11:35:51 | 骨で聴く巡礼旅
三穂道別稲荷神社といっても、おそらく地元でも一部の人しか知らないかもしれません。
それほど小さな神社で、しかも路地裏のような場所に鎮座しています。

都会の下町にひっそりと、目立たない状態で鎮座しているとはいえ、由緒は「御府内寺社備考」に「深川海辺大工町裏町 満穂稲荷社 境内除地四十八坪持添 町並御年貢地五十六坪 当社者慶長元申年(1596年)起立之由」と書かれているほどの古社です。
ただ実際には慶長18年(1613年)や、寛永7年(1630年)の説もあるようです。
「葛西志」には「里人の伝に、古は社地わずかに三坪あり、世に三坪の稲荷といへり」とも書かれています。

鎮座する場所は現在の東京都江東区で、小名木川の南岸になります。江戸時代から埋め立てられた土地であるといわれています。



かつては泉養寺(現在の千葉県市川市国府台)の管理であったようです。泉養寺は、深川の開拓者・深川八郎右衛門一族の菩提寺です。
この当時から社地が三坪だったので、三坪稲荷と呼ばれていたようですが、それが満穂となり、さらに三穂に変化したようです。

さらにこの神社とは別の道別稲荷は、創立が長禄年間(1457年-1459年)と伝えられているようで、昭和40年に隣り合わせにあった道別稲荷を合祀したとのことです。それでこの長い神社名になったわけです。

隣は空き地になっていますが、狭い境内はきれいになっていて、とても気持ちの良い空間です。
路地裏と空き地ときれいで狭い境内、この何ともいえないバランスが三穂道別稲荷神社の魅力です。

こんな空間を骨で聴きます。
耳だけではなく、骨からも周囲の音声を聴くと、下町らしい雰囲気がよく伝わってきます。
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都会の片隅で小さな神社にめぐり合ったとき、そこに世界最先端技術の骨伝導が光ります。


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