久しぶりの秩父です。
秩父観音霊場の28番・石龍山橋立堂は、本尊が馬頭観世音菩薩の曹洞宗寺院です。秩父鉄道の浦山口駅から徒歩で行ける距離にあります。
駅から山の方向へと歩いていくと、川の流れが聞こえてきます。すぐに骨伝導ヘッドセットウェを装着して骨で聴きながら進みます。
骨伝導とは何か?
やがてそそり立った岩壁が目に入てきます。石段を登り、境内に入ると、岩の下にある観音堂が見事な借景の中に建っています。
石段を登った正面の本堂は、高さ65mの切り立った岩壁が覆いかぶさったところに三間四面、縁を回した朱塗りのお堂として建っているのです。
これは江戸中期の建築といわれていますが、堂内に安置されている本尊は鎌倉時代の作と伝えられています。
石灰岩の岩壁は、下にある観音堂を押しつぶしそうな勢いを感じます。
そしてこのお堂の横には橋立鍾乳洞があり、昔は胎内くぐりの霊場として巡礼達がくぐったようです。しかし現在は修行の場ではなく、観光施設となっています。
この寺院の由来はご存知・弘法大師に関わります。
その昔、弘法大師が柚の老木を刻んで馬頭観音としてここに安置したのが始まりといわれています。
西国・板東・秩父の百観音の中で馬頭観音を本尊としているのは、ここ橋立堂と西国の松尾寺だけですから、貴重な寺院といえます。
こんな場所に来ると日常生活から遊離した感覚を味わうことができます。普段、何気なく支払っている公共料金の増加も忘れてしまいます。
しかし、
原油高の続く今、コスト意識は潜在意識の中にまで入り込んでいるかもしれません。高~い、払いたくない!
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