世田谷区の小旅行を続けています。
⇒ 世田谷区を骨で聴く
三軒茶屋から東急世田谷線に乗車します。西太子堂、若林、松蔭神社前、世田谷、上町、と電車は停車します。
⇒ 太子堂を骨で聴く
⇒ 松蔭神社を骨で聴く
⇒ 松下村塾を骨で聴く
今回は宮の坂で下車します。昔の世田谷線の車両が展示してあって、中に入れるようになっています。小さな子供を連れた親子が中で遊んでいました。ほのぼのとした光景です。
そのすぐ先に鬱蒼とした森が見えます。
2月の冷たい風に吹かれ、木々が凍えそうな声を出しているようです。すかさず骨伝導のヘッドセットを装着します。骨で聴く冬の声…。
⇒ 骨で聴くとは?
その森が世田谷八幡神社です。
世田谷区教育委員会の説明書きがあります。引用しましょう。
世田谷八幡宮
この神社は、源義家が奥州の内乱をとりしずめた記念として建てたとつたえられる。その後、天正15年(1587)に世田谷城主の吉良頼康が、新しく建てた。
宮坂八幡・宇佐八幡ともよばれ、応神天皇、仲哀天皇、神功皇后をまつる。
社殿は文化10年(1813)の建築で現在の社屋の中におさめてある。
昔から行われている秋祭の奉納角力は有名である。
昭和47年12月 世田谷区教育委員会
鳥居を潜ってすぐ右手に池があります。その先に土俵です。「奉納相撲の世田谷八幡」としてせたがや百景に選ばれているだけのことはあります。
神聖な場所であると同時に、歴史が少しだけ止まっている庶民の憩いの場でもあるような気がします。
改めて骨で聴きましょう。
癒しの空間と骨から伝わる歴史の声、冬の音、すべてがこの旅の目的を表しています。世田谷線の音まで癒し効果があるようです。
⇒ 改めて骨伝導について知る