いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

岸田首相の政治決断の季節。 a season of political decision of premier kishida

2023-08-21 20:17:46 | 日記
 (1)岸田首相と韓国尹大統領との関係友好だから今、日米韓首脳会談を米大統領別荘のキャンプデービット(バイデン大統領が外交舞台としては重要なC.デービットに外国首脳を招くのは初めてー報道)で開催するというのか目的、意図がよくわからない中で(関係良好だから首脳会談を開くともいえるがそれでは安易)、首脳会談で確認するのは有事に際して3か国協議を開くことを誓約することともいわれて、しかし現在その有事危機が差し迫っている状況でもない。

 (2)今あえて日韓首脳を米国に招いて日米韓連携強化を確認しなければならない状況でもなく、むしろウクライナ戦争の露への経済制裁、ウクライナ支援、それから停戦、和平交渉についてこそ話し合いが必要な時ではないのかと思うが、報道でも話し合われたともいわれていない。
 今年はG7広島サミットが5月に開催されて尹大統領も招待されて日米韓首脳が話し合ったばかりであり、米キャンプデービットでの日米韓首脳会談を開催したバイデン大統領の目的、意図が伝わってこない。象徴的な場所でのデモンストレーションのように映る。

 (3)最近のバイデン大統領の政治行動がよくわからない。米大統領選を来年に控えて再選を目指すバイデン大統領がリーダーシップ力を強調したい米国民向けメッセージとも受け取られるものだ。
 バイデン大統領は国内の長引くインフレ、物価上昇で中間層の分厚い底上げを目指すバイデノミクスに国民の6割が不支持で評判が悪く、外交姿勢で評価を高めたい思惑もみえる。

 (4)岸田首相は帰国後は福島第一原発汚染処理水の海洋放出の開始決定、8月末とも9月ともいわれる内閣改造、自民党役員人事、それにもかかわるマイカ騒動問題の決着、臨時国会の開催に解散総選挙判断と問題、難題が目白押しで、対策、対応に追われる「政治の季節」を迎える。国民の岸田内閣低支持率と向き合わなければならない。

 (5)党内最大派閥安倍派の会長が決めれない結束にも乱れ、党内権力争いもみられて、岸田首相にとっては党内には都合のいい事情もあり指導力を発揮できるのか、解散総選挙、来年総裁選も見据えてこちらも正念場といえる。

 (6)内閣改造、自民党役員人事では河野デジタル相、木原官房副長官、現閣僚の多い安倍派の混乱、総裁選に意欲をみせる茂木幹事長の処遇で岸田首相が調整力を発揮できるのか、昨年夏の相次ぐ閣僚の辞任、更迭のような任命責任の事態を招けば岸田首相の指導力にも失望、批判が大きくなり、解散総選挙、総裁選どころではなくなる。
 

 

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