いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

自然と人間の星。 the star (globe)of nature and person

2023-08-17 20:09:32 | 日記
 (1)自然と人間の星、地球(globe)にわれわれはどれくらい責任を持っているのだろうか。今年は夏の台風の発生が続いて、日本列島を通過する台風も多い。長崎原爆の日に台風6号が通過し、終戦の日に台風7号が日本の動脈を分断して横切り式典にも影響を及ぼした。
 偶然の長崎原爆の日(9日)、終戦の日(15日)の台風の日本列島通過が、自然からの警告のようにもみえて、自然と人間が共存、影響し合う星、地球の変化の危険性が伝わってくる。

 (2)強風もさることながら大雨、線状降水帯が停滞して水害を増幅させているのが特徴だ。かっての台風は台風一過で台風が雨雲をひきつれて通過すれば晴天をもたらしたものだが、今は台風が通過しても雨雲が続々と発生して大雨を降らせて被害を拡大するのが特徴だ。
 地球温暖化により海水温が異常に高く上昇して雨雲を大量に増発させているのが原因で、人類の自作自演による異常気象、災害といえる。

 (3)人類の自作自演による災害なら人類の努力、反省、工夫、知恵によって解消、減少できるはずで、何とかならないものかと思う。日本も50年脱炭素(carbon neutral)社会を目標にしているが、悠長な気もするがそれでも実現性はどうか、海水温の異常な高さは魚介類の生息分布にも影響が出てそれに今夏は福島第一原発汚染処理水(国際基準以下に濃度を下げて)を海洋放出する予定といわれて、他に適切な方法があるのかないのか人類の自作自演による災害発生の海洋被害のその海に人類の自作自演の福島第一原発事故の後処理の汚染処理水を放出するというやりきれない矛盾、不条理に直面している。

 (4)原発は放射性物質の汚染処理水の問題だけではない。使用済み核燃料の保管問題もある。こちらは当初からわかっていた問題だが、原発制度設計には組み込まれずに問題を先送りして中間貯蔵施設の候補地の選定で自治体、地元住民とのあつれきあるいは相互不信を生んでいる。
 原発は火力発電に比べて地球温暖化解消には有効性があるといわれるが、それならしっかりとした安全性保障の原発制度設計が必要だ。

 (5)ようやく災害にも強い次世代原発方式(小型原子炉)も日米で研究に取り組む報道もあり、自然災害国日本としては順番が逆の安全対策取り組みだ。地球温暖化、強力台風の災害発生は日本だけの問題ではなく、地球全体、世界が取り組む問題であり気候変動問題対策の国際会議(cop)は毎年開催されているが目標設定、対策は各国の事情にまかされており実現性はまちまちで、地球温暖化への危機感、対策の必要性が乏しいように感じる。

 (6)海抜0メートルの島しょ国の国土水没問題、日本も自然災害国として地球温暖化阻止にもっと積極的に関与、研究、科学対策を推進する役割を果たさなければならない。


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