(1)日本を今覆っている振り払えない重い雲(a heavy cloud that can't be pushed away)は、責任の所在のない無軌道、無分別、無責任の押し付け合い体制だ。
①海外からの五輪選手団の来日で空港での検疫でコロナ感染陽性者が発見されたが、同行者はそのまま事前合宿地に移動してそこでさらに陽性者が確認されている。政府は空港でのコロナ感染阻止の「水際作戦」を実施しているが、水漏れで「滞在先の保健所が対応する」(報道)ことと責任転嫁だ。
②今年の夫婦別姓裁判では最高裁は2015年判決を踏襲してそこでの「合理的」な理由も示さずに「合憲」として、あとは国会の立法化の問題として丸投げだ。
③ワクチン接種で政府は接種率を上げる意向で自治体、職域で大規模接種センターが次々と開設されているが、今度は政府のワクチン供給体制が間に合わずにあるいは何が適正量なのかわからずに政府と自治体、職域で不信感が出て、政府は一時申請受付を停止する事態になった。
政府は「(ワクチンは)足らないことはないはずだ。在庫がたまっている」といい、自治体は「どこかにためていることは全くない」(報道)と困惑している不信感、政府のリーダーシップが問われている。
④緊急事態宣言発出でも政府の思惑(経済活動優先)と自治体の思惑(感染者減少)がかみ合わずに政府の同発出判断が遅れて、あとは自治体の事業者の時短営業、自粛まかせでコロナ感染阻止責任を押し付けるだけだ。
⑤宮内庁長官が記者会見で「(五輪名誉総裁の)陛下は感染拡大につながらないか懸念、心配されていると拝察している」(報道)と述べれば、加藤官房長官は「宮内庁長官のご自身の考え方を述べられたと承知している」(同)として取り合わずに、政治的にかかわらない天皇の立場をやんわりとおもんばかった。
⑥東京五輪も開催権を持つIOCの日本のコロナ感染拡大事情を無視した無茶な開催発言に対して、政府も組織委、東京都もなすすべもなく日本としての判断、責任の取り方が伝わってこない。
(2)民主主義、議院内閣制の国会が、国民を代表して責任を持って議論、対応しなければならない時にさっさと閉会して、総務省職員などの利害関係者との会食、接待が次々とあきらかになり、絶対に断らない高給取りの広報官、現在の日本が何を軸に回っているのかわからない不安、不信、困惑の振り払えない重い雲に覆われている。
(3)それは今日的世界も同じで、中国の1国2制度の香港統治、人権弾圧の強硬増幅、海洋軍事進出、イスラエルとパレスチナの戦闘、領土拡大、ミャンマー軍事政権の市民弾圧、支配、イランの反米強硬政権誕生と対立時代が先鋭化して流動的、予測不能の時代だ。
①海外からの五輪選手団の来日で空港での検疫でコロナ感染陽性者が発見されたが、同行者はそのまま事前合宿地に移動してそこでさらに陽性者が確認されている。政府は空港でのコロナ感染阻止の「水際作戦」を実施しているが、水漏れで「滞在先の保健所が対応する」(報道)ことと責任転嫁だ。
②今年の夫婦別姓裁判では最高裁は2015年判決を踏襲してそこでの「合理的」な理由も示さずに「合憲」として、あとは国会の立法化の問題として丸投げだ。
③ワクチン接種で政府は接種率を上げる意向で自治体、職域で大規模接種センターが次々と開設されているが、今度は政府のワクチン供給体制が間に合わずにあるいは何が適正量なのかわからずに政府と自治体、職域で不信感が出て、政府は一時申請受付を停止する事態になった。
政府は「(ワクチンは)足らないことはないはずだ。在庫がたまっている」といい、自治体は「どこかにためていることは全くない」(報道)と困惑している不信感、政府のリーダーシップが問われている。
④緊急事態宣言発出でも政府の思惑(経済活動優先)と自治体の思惑(感染者減少)がかみ合わずに政府の同発出判断が遅れて、あとは自治体の事業者の時短営業、自粛まかせでコロナ感染阻止責任を押し付けるだけだ。
⑤宮内庁長官が記者会見で「(五輪名誉総裁の)陛下は感染拡大につながらないか懸念、心配されていると拝察している」(報道)と述べれば、加藤官房長官は「宮内庁長官のご自身の考え方を述べられたと承知している」(同)として取り合わずに、政治的にかかわらない天皇の立場をやんわりとおもんばかった。
⑥東京五輪も開催権を持つIOCの日本のコロナ感染拡大事情を無視した無茶な開催発言に対して、政府も組織委、東京都もなすすべもなく日本としての判断、責任の取り方が伝わってこない。
(2)民主主義、議院内閣制の国会が、国民を代表して責任を持って議論、対応しなければならない時にさっさと閉会して、総務省職員などの利害関係者との会食、接待が次々とあきらかになり、絶対に断らない高給取りの広報官、現在の日本が何を軸に回っているのかわからない不安、不信、困惑の振り払えない重い雲に覆われている。
(3)それは今日的世界も同じで、中国の1国2制度の香港統治、人権弾圧の強硬増幅、海洋軍事進出、イスラエルとパレスチナの戦闘、領土拡大、ミャンマー軍事政権の市民弾圧、支配、イランの反米強硬政権誕生と対立時代が先鋭化して流動的、予測不能の時代だ。