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いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

勝負の3週間。 a game for three weeks

2021-06-01 20:26:15 | 日記
 (1)コロナ第3波を受けた昨年11月に年末を控えて西村大臣は「勝負の3週間」(a game for three weeks)と決意を述べてコロナ対策の実行を訴えたが、そうはならずにコロナ感染拡大は年を越して持ち越し、今年の第4波を受けてGWをはさんで3回目の緊急事態宣言も人出の抑制にはつながらずに医療ひっ迫は解消されずに、6月20日まで延長されることになって正真正銘の後のない「勝負の3週間」を迎えることになる。
 
 (2)6月20日は7月東京五輪開催を控えて1か月となり、これ以上コロナ感染拡大が減速しないと政府が安心安全のもとに開催するとしてきた東京五輪開催は不可能に迫られる。昨年西村大臣が「勝負の3週間」と大見えを切った決意は結果につながらずに、政治家の言葉づかいも成算のない、根拠のない安易な甘いものに感じられて、こうしたことが国民の政府のコロナ対策への緩んだ甘い行動認識につながっていることを政府、政治家、専門家はよく認識しなければならない。

 (3)今年のGWをはさんだ3回目の緊急事態宣言発出でもGWを止めたり、他に移すぐらいの気構え、決意が必要だと書いたが、3回目の緊急事態宣言発出でも人の流れ、外出、移動は減少にはつながらなかった。

 「勝負の3週間」が担当大臣からあまりに関単に甘く安易に使われて宣伝性が強く、かえって国民から緊張感を奪う結果となって喪失感が強くなった。

 (4)IOCからは日本の政府、菅首相に対して東京五輪開催への無茶な開催発言が続き、とても主権国家、G7主要国への発言とは思えないぶしつけなものだった。菅首相がIOCバッハ会長が東京五輪を開催すると言っているとして開催国日本として五輪開催の是非について言及しないこともIOCの姿勢を強くしていることも考えられる。

 (5)国内世論はもちろん海外メディアからも東京五輪開催中止のメッセージが相次いでおり、このままIOCの言いなりのまま日本政府、菅首相がはっきりした五輪開催是非の判断、根拠を示さないとなると世界の笑いものになるだろう。

 後のない正真正銘の「勝負の3週間」だ。

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