いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

的外れ。 off the point

2021-06-04 20:16:06 | 日記
 (1)今どきの政治社会情勢での的外れ(off the point)で心配が二つ。ひとつはコロナパンデミックにWHOの初期対応のまずさが影響したのは間違いないだろう。中国武漢から派生したとされその段階で有効な感染防止対策が打てなかったのは中国政府の情報統制、中央集権体制に問題があったのは武漢市長が北京政府の指示がなく感染封じに動きが取れなかった報道でわかる。

 (2)瞬く間に中国本土に新型コロナ感染拡大して、しかしWHOはこれをパンデミックにつながるとは判断せずにこの判断の遅れがコロナパンデミックにつながったとみるのは的外れではない。中国がWHO出資主要国であり、WHOが中国に遠慮、配慮したとの指摘もあった。

 英国変異株が発見された時には、WHOテドロス会長はウイルスは絶えず変異するものだとの安易な認識を示して、しかしその後コロナ変異株は英国から南アフリカ、ブラジル、インドと増え続けて二種混合の複雑なものまで確認されて、感染力、死亡率の高い感染脅威力が指摘されている。

 (3)コロナ感染株は発見された国名をつけて英国株、インド株などと呼称されて、今猛威をふるっているのはインド株だ。各国は猛威をふるう国、地域からの渡航、入国を禁止して警戒しており、日本も米国から渡航禁止国に指定されている。

 WHOはこれに対して国への偏見を助長するとして国名ではなくギリシャ文字(アルファ株、ベータ株、ガンマ株など)で呼称するとした。コロナ変異株が脅威、猛威となっている中でその発見国に警戒して渡航、入国禁止措置をとることは感染拡大阻止、安全には必要であり、国名で示すことはわかりやすくそもそも当該国への渡航、入国禁止措置をとることが必要な中でその国名が偏見を助長するというのも考えすぎの的外れだ。

 (4)現在世界で1億7千万人が感染して、355万人が死亡しており、その変異株への警戒が必要な時にアルファ株、ベータ株ではわかりにくく要領を得ずに、国名を示すのは対策国の責任でもある。

 (5)もうひとつ二階幹事長、相当の高令で、19年参院広島選挙区で前法相妻候補への破格の選挙費用1億5千万円を投じた選挙で大規模な選挙買収時間が発覚して、これに選挙責任者として「他山の石」と他人事のように表現して後に二階氏と当時の安倍総裁の責任と訂正した。

 今また前経産相が選挙区内で香典料など現金を配った疑いで議員辞職した古くて新しい問題、政治とカネの問題が続いている中で、二階幹事長は「(政治とカネについては)きれいになってきている」(報道)と的外れの発言が続いて野党から批判を受けており、政治的判断、見識、認識に疑念が強い。

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