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いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

まつりごと。 galaism

2018-03-14 19:51:12 | 日記
 (1)政治に「きれい」はないものだが、政治家の皆さんはどう思っているのか。大臣になればなったで、選挙民にせんこうを配っていたことが支部活動だと言い訳して言い逃れて、いろいろと自己弁護して疑惑逃れをしてみせる。

 ひとたびアウトになってもしばらく表から消えて、ほとぼりもさめないうちに党には復帰しているという「汚さ」だ。

 (2)政治というものは古代には「まつりごと」(galaism)といわれて神事と深くかかわったものでもあったようだが、神の「お告げ」が全能、万能であることを規範(paradigm)、習慣(custom)として森羅万象を治めてきたのだろう。

 現世では神は権力者にとって変わって、権力者の「言葉」が森羅万象を治める政治(まつりごと)の世界だ。

 (3)米国ではトランプ大統領に次ぐ政権の重要閣僚実務者のティラーソン国務長官が同大統領から「意見の相違があった」(報道)として解任させられた。トランプ大統領の保護主義政策により実際に世界各国政治指導者との調整役をまかされる国務長官としては、世界政治とトランプ大統領、政治との認識、理解、解釈の違いにいつも直面して「意見の相違」に苦慮していることが想像されて、国務長官としても世界政治の「流れ」をトランプ大統領に伝えることが「意見の相違」を生むことになっての解任劇というのは考えられることだ。

 (4)すでにトランプ政権の重要人物の辞任が続いて、政権実務NO.2の国務長官まで解任ではトランプ政権も行きつくところまで来たとということで、こんな米国につき合わされる世界政治も悲劇だ。

 トランプ大統領はツイッターで神のお告げを述べているわけではないが、米国を世界政治の「神」の存在にしようとして米国第一主義のために既成概念、政治のすべてを否定してすべてを米国保護主義のためにつくりかえようとしているようだ。

 (5)トランプ大統領は日常生活ではツイッターを活用して、これがまるで神のお告げのようでもある。神のお告げでもあったのか、トランプ大統領は2年後選挙の再選に向けてすでに選挙対策責任者を選任して動き出している。

 大統領に就任して1年少しを過ぎた(選挙は前年)ところではあるが、反トランプ支持層でもトランプ大統領の再任は固いとの認識報道も伝わってきて米国政治も深刻な情勢だ。

 (6)経済(ニューヨーク)と政治(ワシントン)、大統領(国民選挙)と議会(選挙区選挙)と役割が明確に区別されている米国国内事情の中で、ある意味大統領政治に無頓着、無関心の世界をリードする巨大経済、社会国家の「まつりごと」がトランプ大統領の米国政治の特色であり悲劇だ。

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