いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

地球の退化と脱炭素社会。 degeneration of earth and anti-carbon society

2015-12-14 19:52:16 | 日記
 (1)今年の日本は地殻変動、激動の年といっていいだろう。昨年の御嶽山噴火の余韻を引きづった浅間山、桜島、口永良部島の噴火から観光どころの箱根山の火山性微動、水蒸気爆発まで日本列島をまたいで地球マグマの活動が活発になって、地殻変動を引き起こして地上にエネルギーを噴出させた。

 地球内のエネルギーはたまりたまるより適当に地上に噴出することは地殻緩和剤としてはいいことだと思うが、何しろ実体がよくわからない地球内部のことなので警戒心はある。幸いに年末に向けて活動は沈静化に向かっており、口永良部島では避難島民の年内帰島に向けての準備も始まっている。

 (2)地球温暖化は確実に地球環境を破壊しており、昨今の急に寒くなったり、また暑くなったりの季節感はこれまで1~2か月の時差があった昔の暦の二十四節季にみられる大寒、小寒などの季節感に近づいてきたような印象もあるほどだ。

 地球も環境破壊、物質破壊が進んで老化現象となって退化して(degenerate)不思議ではないが、確実に昔の地殻現象に戻りつつあるように感じる昨今だ。
 最近になってようやく衛星による地球観測の方法論(methodology)も検討されるようだが、地球内部の活動実体についての先端科学的観測システムが確立されることを期待したいものだ。

 (3)地球は宇宙(ステーション)から見れば青く輝く美しい星のようだが、確実に痛んでいる、病んでいる星だ。パリで開催されていたCOP21では、97年の京都議定書では20年までの各国の温室効果ガス削減目標を定めたがそれ以来となる削減努力(当初の目標の義務化はならず)目標が設定されて、5年毎に検証、見直しを義務づけ「今世紀後半には排出を実質ゼロにする」ことで合意した。

 出席していた丸川環境相は、これからは「行動」を変える必要があると述べていたが、「脱炭素社会」(anti-carbon society)に向けて重要な変革社会が求められている。地球環境保護精神、実現は現世代のみならずに次世代、また未来社会に向けた数少ない人類共通目的が可能な重い責務である。

 (4)世界ではすでに「革新的エネルギー」開発に向けて、企業の投資計画、削減目標(報道)が示されて動きを活発化させている。日本は化石燃料に替われるベースロード電源としてクリーンエネルギーの原発依存政策を推進しているが、世界の主流はドイツをはじめ再生可能エネルギー開発に向かっている。

 革新的エネルギー開発に向けて日本の先端的科学技術研究開発力を発揮してほしいところだ。脱炭素社会実現はこれからの人類に課せられた命題(proposition)だ。

 (5)電気自動車(EV)、燃料電池自動車(FCV)の実用化に向けて自動車産業も走り出しており、コージェネ(co-generator)システム、太陽、雨水、風、地熱利用、家庭据え付けバッテリー電力普及利用によるクリーン電源、動力、空調システムを「革新的」に推進させることが不可欠社会だ。

 それと最も地球環境を破壊する内戦、紛争の停止に向けた世界共通の認識をせっかく世界が「ひとつ」にまとまろうとする環境保全問題(COP)を通して発信すべきだ。

 (6)地球ははたして季節感も含めて古代に立ち帰ろうとしているのか、自然災害、地殻変化の行方も気になるところだ。
 今年はここ例年になく秋日和を実感できる日が続いた。日本も温暖性気候から亜熱帯性気候に変化したといわれて久しいが、四季折々が楽しめる季節の大切さを実感して、脱炭素社会に向けて行動しなければならない。

 

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