いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

小保方さんがすべてを知っている。 you understand about that all of doubt

2014-03-15 19:34:47 | 日記
 (1)STAP細胞作製の論文疑問問題で同研究リーダーの小保方晴子さんが所属する日本を代表する先端科学研究組織の理化学研究所が、「論文の信頼性を著しく損ねる誤りが発見され、論文を速やかに撤回し研究をやり直すことが重要」(報道)と中間報告で論文の不適切さ(改ざん性)を自ら指摘してみせた。

 同研究所理事長でノーベル化学賞授賞者の野依良治さんは当初出席しない予定を変更(報道)してあえて会見に出席して「科学者として未熟だった。教育をし直す」(趣旨発言)と厳しく陳謝した。

 (2)報道によると小保方さんは論文での画像の加工、切り貼り等論文疑問部分について、「やってはいけないという認識がなかった」と説明しているといわれる。
 画像の加工、切り貼りはとりあえずさておいて、同氏の博士論文で科学誌の内容をそのまま20ページにわたり引用(まる写しー報道)しておいて、引用先記載もしないのは不当行為であることは研究分野に身を置かずとも世間、社会常識というものだ。
 「未熟」で済まされる程度の教養、学識とはあまりにかけ離れた素養能力ではないのか。

 (3)そこでパソコン画像の加工、切り貼りに「問題意識」が希薄だったという説明には、研究者といえども30才の若さで「ネット時代」をそのままに甘受してきた世代でもあり、その機能性、効果性、有効性、特性にどっぷりつかった世代として特徴を最大限いかす利便性(convenience)、時間、労力の節約性は大きな魅力でもあったことは理解できる。

 仮にその「手法」は「事実」、「真実」を曲げる疑いもない範囲のものであれば、ひょっとして将来は科学研究の常識にならないとも限らないものになるかもしれない。
 若い研究者としてその先端を走っていたつもりなのかもしれないが、キチンとした説明を省いた「手軽さ」、あるいは「眼中」になかったとしたら、あまりに自己本位でそれは「ネット世代」の大きな特徴でもある。

 (4)それと今回の理研の代表者による「おわび」会見は違和感があった。
 「企業」は組織全体が営利目的のために集中機能させるメカニズムのために、その一部、ひとりが不正を働いてもそれは企業全体の責任として代表(社長、取締役)が一身に責任を負って謝罪する組織であるが、「科学研究」開発は組織のなかにあっても研究チームが独自に独立して研究開発を進めるものであり、その成果も研究者、研究チームの業績として評価されるものだ。

 (5)今回のケースでは当然理研の代表、理事長ではなく、研究チームリーダーの小保方さんが出てきて説明すべき事例だ。
 この大事な時に本人は休暇中で不在(理研説明)とは、社会理念、常識からあまりにかけ離れた非常識だった。

 (6)そこでもっと大問題になるのは「STAP細胞作製」そのものの真偽だ。小保方さんがすべてを知っている(you understand about that all of doubt)。
 もうここまでくると、何を言い出すかわからない理研による「小保方隠し」だ。

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