いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

ふくいフェニックス。 tulip 40th concert 2012

2012-09-17 19:28:09 | 日記
 財津和夫さんの「青春の影」は高音、声量、張り、音程と見事ですばらしい出来栄えとなりました。この曲の途中、小節の終わりで会場からワァーと自然発生的に拍手が起きたのは初めての経験でした。
 そして「夢中さ君に」の財津和夫さんのネオンギター、曲の始まりからギター弦の振動に合わせて見事にあちこち点滅しました。鮮やかにきれいなギター・カラー・コーディネートです。

 福井市のフェニックス(phoenix)プラザに来ています。複合施設の中の大きなコンベンションホール(convention hall)でのチューリップ40周年コンサート「ザ・ライブ」です。
 いよいよチューリップも曲の精度をあげてきました。マイクコンディショニング、アンサンブル、コーラス、ハーモニーとすばらしいバンドサウンド、コンサートになりました。

 午後5時30分にブルーライトのスポットライトに映し出されたステージにチューリップ5人が登場してオープニングです。ステージ向かって左からベージュ生地に大柄のチェックのシャーツにベージュのバックスキンの靴できめた安部俊幸(G)、レッド系の長そでシャーツの姫野達也(V G Pf)、濃いパープル系のシャーツの上田雅利(Ds)、淡いグレー生地に細い縦縞のシャーツに濃紺のエナメル靴できめた財津和夫(V G Pf Harmonica)、ブルー系のシャーツの宮城伸一郎(B)です。

 安部俊幸。 
 「私たちが福井に寄せてもらいましたのは前回は2002年でして、10年振りにお目にかかれています。10年ですっかり年をとってしまいました。みなさんも、ですよ。
 最近、自分の老化におかしくて吹きだすことがあるんですが、最近よくやるのは自宅を出るときに、出て何歩か10歩か15歩か歩いているうちにブラシとクツベラを手に持っていることに気付くんです。
 老化の話はメンバーとよくやるんですが、何ですかこういう話をするとみんな楽しそうにワキアイアイになるんで、自分だけじゃないことがわかって緊張の緩和の笑いでなごやかな雰囲気になってしまいます。
 次にお聞きになっていただくのは、チューリップ40周年倉庫の在庫一掃セールの歌をやってしまおうと思っているんですが。」と安部さんが唯一ボーカルをとる「思えば遠くへ来たもんだ」です。

 姫野達也。
 「今歌った安部俊幸とはじめて出会ったのはちょうど18才の時でした。(財津さんが、おまえたちは恋人同士か) それで当時、福岡ではそれぞれ、財津さんもちがうバンドで活動していたんですが、福岡のあるTV局が毎月定例のコンサートをアマチュア対象に番組を開いて財津さんとかボクもよく出ていたんですが、ある時に知らないはじめてのバンドが出ていて安部俊幸のバンドで、やっているのがフォークとかビートルズのフレーズとかもあっていいなと思いまして控室で話をして意気投合して仲良くなりました。」

 財津和夫。 「上田くんがまったく出てこないんだけど、宮城くんにいたっては登場しようもない話なんだけど。」
 上田雅利。 「オレがいつ出るのか待っていたんだけど。ぜんぜん出ないじゃないか。」

 姫野達也。 
 「彼(安部)とふたりでいろいろとたくさん曲をつくってきました。はじめてぼくがつくったオリジナル曲でふるさとを思ってつくったのは2曲ほどあるんですけど、はじめてつくったオリジナル曲は「千鳥橋渋滞」という曲なんでけど、すいません、これ歌うわけじゃないんですが、(財津さんが「骨の折れた傘 あれはばかげた愛」とハミングして何度も姫野の話に割り込んできます。姫野が「うるさいね。もう。」)
 もう1曲の次に歌う曲・・・。

 話、長くなりますけど、いいですか。きのうの夜、神戸からみんなで移動してきまして、夜にみんなでご飯を食べにいったんです。その帰りにコンビニに寄ったんです。ちょっとみんなで一緒に食べたんで遠慮しがちに食べたもので小腹がすいてきたので、コンビニに入ってパンなんかを探したんですがサンドイッチなんかもう棚になくって、時間帯がよくなかったらしくて売り切れてなくなっていて別の棚に行くとコーンとマヨネーズがのっているパンがおすすめと書いてあって買おうとおもったら、うしろに視線を感じてパッと振り向くと財津さんなんです。
 (財津さん 「うしろから見ていたんで黄色いカゴを持ったおばさんがいるなと思ったら、姫野だったんです。」)
 財津さんもそのパンをとったんで、なんか変に気が合うなと思ったんです。

 先っきの話の続きですが、もうひとつのふるさとを思う曲「博多っ娘純情」を歌います。」
 今日の姫野さんは言葉がはっきり一語一語ていねいに伝わってきて、発声もよくなってきました。

 安部さんの「在庫一掃セール」発言とか姫野さんのオフタイムの話題の長い話が1部ステージに色を添えて、財津さんの若いロッックンロールも新鮮さ鮮やかさを運んできました。
 2部ステージは、財津さんの力強い説得力のある歌唱力がさえて「青春の影」、「虹スニ」は圧巻でした。
 アンコールでの財津さんのネオンギターの点滅の鮮やかさも、ギターボディがチューリップそのものの鮮やかさだったのです。

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