まだむ日記

マダムの日常生活と大好きな旅行の日記です。

裸のマハ

2008-06-30 | 日常
 今回の旅の楽しみの1つでもある ヨーロッパ3大美術館の1つ

プラド美術館である。

当たり前に出かけたら行列で何時に入館できるか分からないが

そこはちゃんと時間を指定 予約がしてあり 脇からすいすい・・・であった。 

限られた時間では 沢山をゆっくり…と言うわけにはいかないから

有名な絵画を駆け足で見た。

別の場所では ゴヤ展をやっている。

お仲間の1組のご夫婦は午前の自由行動時間に早朝から並び

大変な思いをして見たとか・・・とても無理かな? と思いながら

行ってみたら午後の空いている時間にあたり しっかり見る事ができた。

夫は 「裸のマハ」 これが見たくて寝言に言うくらいであった。

見る事が出来大満足 その姿は 昔の恋人に会ったかの様子であった。

でも 私は 裸のマハ は別として ゴヤの絵は不気味さと恐ろしさを覚え 好みではない。

夫は 出口で 裸のマハ の写真を買って帰り 今も眺めている。

マハは決して美人とは思えないが・・・???









闘牛 2

2008-06-28 | 日常
 私達が泊っているホテルは有名なマタドール(闘牛士)達が利用するホテルとか。

フロントやホールには闘牛で殺された牛の頭の剥製がいくつも飾ってある。

またホールの壁にはマタドールの闘牛中の雄姿の写真が沢山飾られている。

闘牛の牛はどの様にして選ばれるのか・・・?

それは メス牛を狭い所に入れてこずいて 向かってくるメス牛から

生まれたオス牛を育てて闘牛用に・・・。(必ず母親に似るとも思えないが・・・?)

向って来ないメス牛はお肉になる・・・。

いざ 闘牛場で素晴らしい闘争心を持ったオス牛だったとしても

そのオス牛は 闘牛場で息絶えてしまう訳であるから いくら立派なオス牛でも子孫は残らないのである。

今迄で 一番のマタドールは闘牛で3000頭もの牛を殺したとのことである。

そんな マタドール達は牛の肉を平気で食べるのでしょうか??



闘牛 1

2008-06-25 | 日常

 マドリッドの街にはものすごく立派な闘牛場がある。

幸い我々は闘牛の見学はコースに入っていないから良かった。

入っていたら私はパスする。 闘牛は大嫌いである。

要するに いくら国技とは言え 牛をなぶり殺し にするわけである。

あんな残酷な殺し方は(殺しが目的ではないでしょうが・・・)

とてもかわいそう!!

スペイン国内 いたるところで毎週行われている様であるが

闘牛で殺された牛の肉は店頭に並び 「闘牛の牛の肉」 と表示して

売られるそうである。 安いのか? 高いのか? それは知りません。

日本にも 馬場競争というのがある。

土嚢を積んだ重いそりを馬に引かせムチをあて 小山を越えたりする

競技があるが それも大嫌いである。

ニュースなどでその場面が映ると目をそらします。

何れも人間の楽しみのために・・・動物がかわいそうである。 

人間馬場なら大歓迎である。


世界遺産 トレド

2008-06-23 | 日常

 カスティーリャ・ラ・マンチャ地方の中心に位置するトレドは
16世紀マドリッド遷都まで都として栄えてきた町である。

しかしトレドの町は 何故か印象に薄く、インパクトがなく

カテドラルやサント・トメ教会もよく覚えていません。

何処の教会も中は撮影禁止である そのうえメモを全く取らない私には 
 
頭の中は 教会のチャンプルでどこがどれやら・・・さっぱりである。

何処の教会だったか 世界でただ一つと言う 笑顔のマリア様の像がありましたが

その像の前で お仲間の 一組のご夫婦の会話が聞くともなしに聞こえてきた。

ご主人が「笑顔はいいよな~・・・」に 

奥さんがすかさず強い口調で「笑顔にしていりゃいいんでしょ!!」には吹き出してしまいました。

誰にも内の顔と外の顔があるんだー・・・。



パラドールでのランチ

2008-06-21 | 日常

 トレドが一望できる最高のロケーションのパラドールでランチです。

パラドールとは国営のホテルであるが かっての修道院やお城である。

民営のホテルとは チョト違う。 勿論 お値段からして・・・

ランチとは言え お皿まで豪華である。

まず 前菜がマッシュルーム入りテリーヌ、アスパラガスのポタージュスープ、

パンは外はパリ パリ 中はフカフカのフランスパンにきれいな花形のバター、

メインデッシュはイベリコ豚のソテーにホワイトソース添え 

ここのサラダは上品に少し 今までの 馬が食べる様な山盛りサラダとは少々違う。

デザートはトロトロプリン、どこで出るプリンもトロトロで我々のイメージするプリンではない。

どれもこれもお味はグーである。

イベリコ豚のソテーは切り身が2枚もあり 1枚がやっとであった。

当地の明治屋にも生のイベリコ豚の肉を売っているが 100グラム確か2800円

豚肉にこのお値段を出して買う気にはとてもなれないが トンカツにしたら美味しいかも?

スペインに来て一番満足の食事であった。

ラマンチャの風車

2008-06-19 | 日常
 マドリッドのホテルを出発して110キロ、約2時間でラマンチャ地方です。

ラマンチャと言えば ラマンチャの男=痩せ馬にまたがったドンキホーテ? 

しか知らないが・・・。

ドンキホーテは有名である。友達に出す絵葉書の切手も パッとしないが
よく見ると 痩せ馬に乗ったドンキホーテのデザインである。

ラマンチャ、コンスエグラの丘の上には7機の白い風車が並んでいる。

車窓から眺める風景 まるで絵葉書そのものの世界である。

我々のバスを追うように 1台の車が丘に上ってきた。

車から降りてきたおじさんは手に大きな自在鍵を持ち 1つの風車の戸を開けて

中に入って見ろ・・・と手招きしながら 「1ユーロだよ!1ユーロだよ・・・!」と

中には粉を挽く臼があるようだが 今は使われておらず、風車に帆は無く骨組だけ

昔は生活に必要な風車も 今は観光だけのお役目である。

お仲間の一人が入っただけで だ~れも入ろうとしない。

おじさんも 今日の売り上げは たったの1ユーロだけ ふてくされた様子で

鍵を振り回しながら そそくさと車に乗り帰って行ってしまった。

いつもだと サフラン売りのおじさんも来るようだが 今日はお休みらしい。

青い空に白い風車・・・美しい光景であるが 帆を張って風車が回っていたら

もっと もっと 素晴らしいのに・・・と 思いました。

イベリコハム

2008-06-17 | 日常
 イベリコハムとは 豚にドングリの実をたべさせて育てた豚の
モモを塩漬けにして作った生ハムである。

我々がマドリッドから新幹線でセビリア迄はオリーブの木ばかり

バルセロナからマドリッドまではブドウの木ばかり

どんぐりの木は1本も見かけません。

以前テレビで見たイベリコ豚の話では 1匹の豚に大きなドングリの木1本必要・・・と
どんぐりを拾って食べている豚が映っていた。。

何処かへ行けばどんぐりの木があるのであろう。
そんなに沢山の木があるだろうか? 

本当に全部の豚がそれだけのドングリを食べているだろうか?
ほんのチョッピリどんぐりを食べただけでもイベリコ??

疑えばきりがないが 肉屋さんには何処もイベリコ豚の足がブラブラである。

イベリコは表示がしてあり普通の豚との違いはすぐ分かる。

このイベリコ生ハム スーパーマーケットで買って内緒で日本に持ち帰ってきたが 

スペインでも高い 確か100グラム 13ユーロ位であった。

この生ハム よ~く味わって食べてみると 
日本の野生のイノシシの味とよく似ている。

それもそのはず 日本のイノシシもどんぐりを拾って食べているから。

どちらの肉も赤みが濃く 脂に特徴がある。

日本ではスペインの倍位の値段であるから とても買って食べる気にはならない。

パーティーや結婚式の時 薄く切ったフランスパンにチョピリ
のっているのを口にするくらいである。

そんなわけで 意地汚くこの時とばかり 食べまくった次第である。



スペインの事情2

2008-06-15 | 日常
 スペインの学校は夏休みが3ヶ月もある。

この長い夏休みに 小さい子供を持つ親は困ってしまうそうです。

どこの家庭もたいてい夫婦共働きであるから夏休み中はおじいちゃん、
おばあちゃんの家に預けたりと大変の様である。

おじいちゃん、おばあちゃんに預ける事が出来ない人は預かる所がある様で
親は 早く夏休みが終わることを願っているそうです。

羨ましいような、羨ましくないような話である。

また マドリッドの場合 市内にマイホーム(アパート、日本のマンション)
を持つのは高額であるから 2代にわたって50年ローン返済・・・と言う方法もあるとか。

手頃な金額の家・・・となると 大変遠くになってしまい 車で片道4時間と
いうのも珍しい話ではないようである。
 
そのようなわけで 車での通勤時間の平均が1時間40分とのことである。

往復8時間もかかったら 家に帰って寝る時間が無いのでは?? と気になるが

「それは大丈夫、会社で寝るから・・・」ですって。

何とも 落語のような話である。

スペインのBAR

2008-06-13 | 日常
旅先のホテルで ディナーの時 着物を着るのは今回で4回目である。

ウズベキスタン、サウジアラビア、西アフリカ・マリと今回である。

何処の国でも着物は大うけである。

ここスペインへ来たら絶対行きたい所があった。

それは BAR(バル)

ディナーの後ホテルの近くの BAR へ夫と2人で出かけたのである。

日本の BAR とは全く違う。長~いカウンターの中には
中年の男性2人がせわしなく動いている。

まずビールとこの国で食べまくったイベリコハムをまたもや注文すると
壁面にぶら下がっているイベリコ豚の太ももを厚くそいでたっぷり皿に並べて出してくれた。

スペインのビールはどこで飲んでも大変美味しい。

ビールを飲んでいると注文しないのに高級サラミ チョリソー、ニンニクのきいたポテトサラダ、煮込んだソーセージ、イカ料理等々いろいろ出されたのである。

BARで出会ったフランス、ペルー、スペインの女性たちが着物に感激で 
始めて見た! と言うペルー人女性、見たことある! のフランス人女性達は大騒ぎである。

身ぶり 手ぶり 単語を並べての会話に花が咲き意気投合 
しゃべりまくり? 写真を撮り合いの楽しい一時であった。

ビールをジョツキ3杯とイベリコハム、そして注文しない物が沢山出たから会計が気になるが

夫は「心配ない! 命まではとらないから・・・」と呑気なもの。
 
会計は何と13ユーロ?? 間違いでは??

と言うのも 何回か食事の時オーダーしたイベリコハムはBARより
薄く削いであるうえ 少しなのに いつも20ユーロだった。

10ユーロ札と5ユーロ札を出して お釣りはいらないよ・・・に
カウンターの男性は ニコニコであった。








スペインの事情

2008-06-11 | 日常
 マドリッドのホテルは着いた時と同じ系列のホテルであるが
ランクアップの より豪華なホテルである。

いくら豪華ホテルでもスペインのホテルは何れもロビーが狭い 
何故か? それはわからないが・・・。

私の勝手な判断によれば この国はルーマニアやマケドニアからの
不法入国者が非常に多いとの事。

そう言う人たちは ただでさえ失業率の高いスペインで仕事に就くのは
とても難しい。
手っとり早い仕事? と言えば人様の懐・・・と言うことになるのだろう。

道理で 貴重品、パスポートは肌身放さず・・・と毎日毎日うるさい位注意される。

相当の国を歩いているがこんなに注意されたのは始めてである。

パスポートや貴重品は いつもはショルダーに入れているが 
今回の旅では始めて首にかけ下着の中へ・・・。

ホテルのロビーが広いと入って来た人に目が行き届かないからでは? と思う。

旅をしていて貴重品やパスポートの注意がなく 心配の無かった国は
サウジアラビアである。

ここは大変治安が良く放り出しておいても 無くなる心配は無い。
安全、安心の国でした。

貴重品! 貴重品! と言われると それに神経を使い疲れてしまう。

サウジアラビアやアラブ首長国連邦は別として
 
貧しい国の方が安心して旅が出来る気がする。