昔のこととて 嫁に出す時にはあらゆる物を用意してくれた両親
なにぶん郷里が嫁入り時のタンスが 無くて七吊り と言う風習がある
名古屋圏の近くであるため当然と言えば当然。
(七吊りとはタンスが七本と言うこと)
本当に沢山の嫁入り道具を持参してワタクシは嫁に来ました。
その中の一つが今も健在、現役バリバリの 皮むき器 である。
ステンレス製で皮を薄く剥くことが出来とても使いいい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/4e/76adf881fb247ac44dc9e19f061548f6.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/8f/d85b1b7acad96204ab271e19ca86b082.jpg)
半世紀近く使っているが新品の時と何ら変わらない使い勝手である。
その後に ピューラーなるものも買ってみたがいつの間にか姿が消えた。
こんなに長持ちしては 皮むき器屋さんもたまったものではないだろう。
この調子だと何代にも渡って使えそうであるが・・・・
そんな品が我が家にはまだまだ色々ある(要するに捨てられない人間)
一番印象に残っているのは 嫁に持って来たガス釜
二十数年使った頃、プラスチックの内ぶたが爪で止まるようになっていたが
爪が欠けてしまい使えなくなつたのでメーカーに問い合わせたところ、
もうその品はとっくに無くなっており内蓋の在庫など無い・・・
よろしければ作りますが・・・・とのこと
そこまでは良かったが「新しく鋳型から作りますので
費用が二百五十万円位かかりますがよろしければ・・・・」との返事、
数百円のプラの内蓋1つに???? ほうほうのていで断ったが
帰宅した夫にその話をしたら
「作らせればよかったのに・・・、本当に二百五十万円取るかどうか」
そうですね~、今ならやったかもしれないがまだ若かったので
その様な勇気がなく・・・・この話は我が家の語り草となっている。