まだむ日記

マダムの日常生活と大好きな旅行の日記です。

石窟

2010-06-29 | 日常

 石窟へは急な坂道を上って行きますが標高3000M余ある高地です、

苦しくてハアハア言いながら上りました。

石窟への最後の所は垂直に近い岩をよじ登らなくてはならず 足でも踏み外したら大変

ガイドさんが一人一人を引っ張り上げてくれ、

上りきった所は立つスペースも無く洞窟の穴の入り口であった。

洞窟の中は暗く目が慣れた頃、見回すと狭いが素晴らしい仏画がどう洞窟の中ぐるりにある。

チベット・ポタラ宮で見た歓喜仏?(合体仏?)の壁画が正面の壁面に描かれていたが

男女の合体も修行・・・とチベット・ポタラ宮での説明であった。

チベットでは壁画ではなく そのような歓喜仏像の彫刻であった。

寺院の外ではそれを真似て真鍮で作った7~8センチの大きさの合体像を売っており

お世話になっている病院の先生のおみやげに差し上げ喜ばれたのを思い出した。

 
石窟内は写真OKであるがストロボは禁止 高感度にはなっているカメラであるが 

なかなかキレイには撮れませんでした。 

農作業

2010-06-27 | 日常

ホテルへ戻りランチです。

メニューは ほうれんそうのスープ、焼ソバ、チャーハン、ブロッコリーとマッシュルームの炒め物。

肉、魚っけ無しであっても味付けは大変良く満足な食事である。

ランチの後は 我々の旅行の最後まで利用する車に分乗してサスポール村へ向かう。

5台の内 1号車にはガイドさんと添乗員さんとメンバーの誰かが乗る。

車は毎日くじ引きをして乗る車を決めるのである。

目的地に着いた後は田圃のあぜ道を歩いて目的地へ・・・。

あんずの花の満開になる頃が畑を耕す時期らしくあっちこっちで2頭のヤクを使い畑を耕していた。

ヤクの鋤で耕した所をキレイに均して 何かの種を播いていたが畝などは作らずバラ撒きである。

共同作業でするらしく1か所に男たち6~7人で農作業をしていた。

何か ほっこりした気持ちになり 幼い頃日本でもこのように牛で

田を耕していたいたのを懐かしく思い出した。

別の畑では満開のあんずの花の下で一休みしてお酒らしきものを酌み交わしていた。

何とも 平和で長閑な風景である。



ないしょ・・・で

2010-06-24 | 日常

 マニ車を回しながら元の場所に戻ったがお仲間の姿が無い

音声ガイドのイヤホーンからはガイドしている声は聞こえるから近くには居るが姿は見えない

狭いアルチのなか困ったらホテルへ帰ればいい・・・・と

一人あちこちのお堂の中を見直していた。

そばにいる鍵番のおじさんに 写真はダメ? と聞いたら、信者が納めたらしい

足元の小さな祠らしきものならいいと指差した。(すべてジェスチャー)

そんなのは撮りたくはない。

こっちは? と絶対写真禁止という曼荼羅画を指差すと 内緒だよ・・と OK してくれた。

ラッキー!!!! しかし気が何となくとがめ あわててパチパチ2~3枚撮らせてもらった。

お堂を出る時 おじさんに100ルピーお礼に渡したら 恐縮した素振りで受け取った。

お堂を出たら 姿が見えない私を探しにきた夫の姿、 

事の顛末を話すと そそくさと夫も100ルピーを渡しお堂の中へ・・・・

私が渡したお金は お礼 という清いものであるが、夫のは ワイロ と言うんでしょうね。

写真を撮るなと言われると余計撮りたくなる・・・・これって人間心理では? 私だけ?

マニ車

2010-06-22 | 日常

僧院を見学した後、次に見学する所へ移動であるが

標高の高いこの地、高山病予防に常にミネラルウオーターを飲むせいで

トイレが忙しい、前もって添乗員さんから説明されていたトイレへ・・・

トイレへ行く道には沢山のマニ車がありそのマニ車を一つずつ回しながら歩いた。

一つ回すごとに1回お経をあげたことになる・・・。

インダス川の斜面に突き出たトイレに入ろうとしたが チョッと勇気がいるトイレだったので

入るのを中止、また来た道を引き返し、また一つ一つマニ車を回しながら戻った。

マニ車の中には経典がビッシリ詰まっている。

チベットに行った時、手で回す小さなマニ車を買って来た時分解して中を見たらそうなっていた。

大きな一抱え以上もあるマニ車もあるが、一体全体どれだけの経典が入っているのか想像もつかない。

そんなマニ車を丁寧に回したのであるから ご利益バッチリ、

元気で良い旅が出来ること間違いなしだろう。


瞑想

2010-06-20 | 日常


 アルチ・チョスコル僧院でリンチェンサンボが瞑想した訳経官堂にて

我々も瞑想することになつた。

しかし 寝不足からなのか体調すこぶる悪く 説明を聞いている間立っているのが辛い。

空気がうすいため 思考力も鈍いようである。

標高の高い国々を旅する時 確かに思考力が鈍りハガキを書くときなど

漢字が思い出せない・・・・これが ボケの状態だろうか?

ボーっとした頭、身体は熱っぽくモヤモヤして身体はだるい。

こんな状態で 瞑想? いやぁ~参った・・・と思った。

ガイドさんの言うことを添乗員さんが説明してくれる。

まず 靴を脱いで正座をする。 

深呼吸を よし! と言われるまでする。

鼻の頭を見詰めている状態で目をつむる。

何も考えず 心を静めて ガイドさんが言う言葉をオウム返しに唱える。

ラダック語? チベット語? 何を言っているのか分からないが

お経らしき言葉を真似して唱える。

ムニャムニャムニャ・・・・

するとどうでしょう、モヤモヤして熱っぽい体調の悪さがスゥ~~~~っと消えて行くのである。

スッカリ治ってしまった。

これは一体全体どういうことであろう。

つまり 精神統一? 身体は全て脳が支配しているから・・・・かな?

何とも不思議な体験であった。


アルチ・チョスコル僧院

2010-06-17 | 日常

 10C末にリンチェンサンボによって創建と伝えられている僧院。

まず 訳経官堂 : 膨大な経典をチベット語に翻訳したことからこう呼ばれる。

   また リンチェンサンボが瞑想したとされるお堂でもある。

   ここにはリンチェンサンボ・釈迦牟尼・観音菩薩の三像が祀られていた。

次は 文殊堂 : 東西南北の四方向に四色に彩られた文殊菩薩が並んでいた。

   大日堂  : 入り口付近の見事な彫刻に目を奪われ、中に入ると

         一面の曼荼羅や千体仏で壁面が埋め尽くされていた。

   三層堂 : 三方向を左から 観音菩薩・弥勒菩薩・文殊菩薩の像が立ち

         その衣に非常に細かく、美しく、素晴らしい絵が描かれていた。

 何れの堂も入り口は頭を屈めて入るほどの低さになっており、

 お参りする者の心構えをこのような形で表しているのであろう。

 外部の写真撮影はOKであるが 内部は写真撮影禁止である。 残念!



アルチ滞在

2010-06-15 | 日常
 寝たのやら 寝なかったのやら目覚めの悪い朝である。

朝食はレーの町まで行き1日がかりで仕入れてきた卵で目玉焼き&オムレツを出してくれた。

ラダックの人達は完全なるベジタリアンであり、卵は生きものだから(雛がかえるから)

食べないが我々には出してくれた。

そうです、昨晩の夕食もバター、チーズは使ってあっても肉、魚はありません。


ホテルのあるこの小さな村は、それでもアルチでは一番大きな村である。

と言っても半日歩けば村の隅ずみまで見て歩けるほどの大きさである。

午前は歩いて幾つかのゴンパ(チベット仏教寺院)見学である。

ゴンパへの道すがらΓリンチェンサンボの杖の木」と呼ばれる木をみた。

訳経官リンチェンサンボが杖をつき挿しておいたら根づいて大木になった・・・と言う木(子の木)

そう言えば 四国八十八ヶ所巡りの時 弘法大師が突き挿した杖が

大木になったという木があったのを思い出した。

何処にも 似たような話があるが柳系統の木なら珍しくないかも・・・。

この木は民家の屋根を突き抜けて生えており その民家が木を守っているようである。

我々のガヤガヤと言う声に窓が開き 少年が顔を覗かせた。

面格子から中を覗くと、台所兼居間の様な部屋で父親と思う男性が

何やらお経を唱えながら 大豆くらいの大きさの団子を作っていた。

仏様に供える団子かな? 

昨日訪問した民家と同じように鍋などが綺麗に並んでいた。








寝心地

2010-06-13 | 日常

寒くて空気が薄く息苦しいところへきて ベットの両側に垂れている大きい毛布がとても重い

身体は着まくっているため自由がきかない。

少し動けばツルツル滑る寝袋の上の幅のせまいシーツが紐状になってしまう。

何とも気持が悪い。

標高が高いから 睡眠薬はダメ(飲んだら永久に目が覚めなくなる可能性がある)

これでは何とも寝られそうにない。

かと言って起きていても何する事もなく困ってしまう、ただただ 空とにらめっこである。

こんな時 相部屋ならおしゃべりが出来るが・・・

約束の時間、11時になると パッと電気が消えた。

モコモコ起きだし窓から外を覗いてみたら真っ暗な闇の向うにキラキラする建物がある。

高級ホテルは自家発電しているのだろうか? うらやまし~い。

こんな所で星空を見たらさぞやキレイだろうな~・・・と思うが寒い外に出る元気はない。

ツアー仲間の皆さんは何をしているのかな??

キラキラしたものはホテルではなく 電気の時間制限をなくすために突貫工事でダムを造っているところであった。

(天に向かって真っすぐ伸びるポプラの木)






湯たんぽ

2010-06-10 | 日常
あまり寒い! 寒い! と言う私にホテルのオーナーのご主人がこっそり湯たんぽを用意してくれた。

湯たんぽとはブリキかプラスチックで出来た楕円形の物と思っていたが

何と ここの湯たんぽはまるで水枕である。

湯たんぽの口のところが濡れていたので 大丈夫か? と聞いたらOK! OK! とのこと

洗面所の湯は出ないし ローソクでは部屋は暖まらない(気分的に僅かながら暖かい?感じがする)

電気の明かりもほどほどの明るさ・・・寝るより仕方ない。

持参した化粧落としのテッシュで化粧を落とし 冷たい水でプルプルッと簡単に顔を洗う。

ババシャツの上に毛の胴着を着て、厚手のパジャマそしてセーターを着た上に裏が人工ムートンのオーバーを着る。

足には厚手の靴下2枚、モコモコの着だるま状態である。

お相撲さんの 着ぐるみ を想像してしまう。

さあ寝よう・・・と毛布をめくったら 

やややっ! 大変だ~! 寝袋の上は水びたしである。

慌てて オーナーをよんだら オーナー夫婦が来て 平謝り

オーナーの奥さんは チッチッチと舌打ちして 

Γ貴方なにやっているのよ~・・」と旦那に言っているみたいである。

寝袋を敷いたお陰で漏れた水は寝袋が受け止めており 水を拭きとりシーツを乾かせばOK

シーツは急ぎ アイロンで乾かしてくれ 一件落着であった。 やれやれ、フゥ~!!

寝袋

2010-06-08 | 日常

 旅行前に届いた 旅のしおりに寒いから寝袋うんぬん・・・とあり

寝袋は人の使ったのを使うのは気持が悪いから自分のを持参するつもりでいたが

添乗員さん曰く その都度洗濯していますから清潔ですよ・・・とのこと

トランクに入れてみたものの相当な場所をとるので借りることにした。

夕食が終って食堂を出る時 ひとりひとりの名札がつけられた寝袋の入った袋を渡された。

部屋で早速寝袋を開きベッドメーキングをする。専用シーツもついている。

ベッドには二重になったダブルサイズの重たいマイヤー毛布が2枚掛けられている。

マットが何となくヒンヤリした感じであるので寝袋をマットの上に敷き、

寝袋用のシーツを敷いてベットメーキング 完了!

そうそう 夜中トイレに起きた時 手探りで分かるように枕元に懐中電灯を備える。