とっても可哀そうで胸が痛くなる事件がありました。
今年は寒かったせいか白鳥達の北への帰りが例年より大変遅く心配していました。
ワタクシが餌やりに行けなかった間に、例年より10日以上も遅れて4月5日頃一斉に帰りましたが
帰る日にその中の子白鳥1羽が川を跨いで張ってある高圧電線にぶつかってしまい
右の羽根(腕)が折れてしまい飛ぶことが出来なくなってしまいました。
目の良い方は骨が10センチも飛び出しているのが見えるとか、
川べりの草むらにうずくまっています。
何かに驚いたりすると川へ逃げて泳ぐことがありますが
右の羽根がだらりとしており見るからに痛々しい姿です。
白鳥は冬中一緒に過ごした多くの仲間と一斉に北に向かって飛び立ちますが
子供が怪我した白鳥の親は残り怪我した我が子に5日間寄り添い見守っていました。
しかし 北へ帰る限界なのか怪我をした子供を置いてとうとう6日目に飛び立ちました。
この白鳥夫婦には2羽の子供がいて、もう1羽の子白鳥を連れて・・・・
と親白鳥はもう1羽を探したが見つからず、
子供は一足早く飛び立ったものと親白鳥は北へ向かいました。
この怪我をした白鳥の兄?は親達が飛び立つまで繁みに隠れ
親鳥がとび去った後出て来て怪我をした弟?白鳥に付き添っています。
人間様も及ばない白鳥兄弟の愛情の深さに胸をうたれます。
この2羽の子白鳥は広瀬川にいますが
怪我をした子白鳥のことを誰かが動物園に通報したので
動物園の方が網で捕獲をしようとしましたが捕まえることが出来ず・・・・
今まで毎日餌をくれる人が遠巻きに近づいても2羽の白鳥は人間恐怖症になり
逃げたり、隠れてしまい、餌を食べなく痩せてきています。
弟白鳥?はもう飛ぶことは出来ませんが
怪我が治り2羽で広瀬川を泳ぐことを祈っています。
かっての白鳥達