まだむ日記

マダムの日常生活と大好きな旅行の日記です。

ラクダとおみやげ売り

2009-01-31 | 日常
 ヒンヤリした空気が気持ちいい朝である。

小屋的レストランで朝食、ティーはお好きなのを・・・で分かった! 分かった!。

ハルツームのホテルで出た真っ赤なウエルカムドリンク、あれはハイビスカスのティーであることが

この色が何とも綺麗である 赤と言うよりバラ色の濃い色である。

ビタミンC が特に多く含まれ そしてカルシュウム、鉄分もたっぷりとか・・・ 

酸味があり好みで砂糖を入れるのであるが 病みつきになりそうなハーブティーである。

いつもの丸いパンにハムのぶつ切り、ゆで卵、ヨーグルト、そしてコーヒーor紅茶orハイビスカスティー・・

これらは全てセルフサービスである。

ここで添乗員さんの声、一人玉子1個 厚切りハム1切れで~す!

食事を終えて外に出ると何処から来たのか ラクダに乗らないか・・・と何匹かのラクダと

地べたに布を敷きネックレスらしきものを並べて売っていた。

誰もラクダに乗らないし、買い物もしなかった。

年間2000人足らずの観光客のこの国で この商売がなりたつの? 人ごとながら心配してしまう。

何か買ってあげれば良かったな~・・・と後悔する。

名前が素敵なホテル

2009-01-29 | 日常

 今晩のホテルは ブルースカイ・ホリディロッジ、

ステキな名前である。

名前からして 立派なホテルを想像するが・・・

これが何と 回りを見回しても何も無い土漠に10室位が連なった長い建物がポツンと

電気は自家発電、水は地下水を汲み上げて・・・。

別棟に食堂が・・・恰好良く言えば オープンレストラン(小屋?)

料理は同行のコックさんが炭を熾し料理するのである。(燃料は必ず炭を使う)

食材は勿論 皿、カップ、ホーク、ナイフ等食器類は全て持参している物を使用(備え付けの物は無い)

つい先日オープンしたロッジとかであるが ボーイどころか経営者もいない。

鍵は何処から借りたの??

食事で~す! の声に懐中電灯で足元を照らしながら食堂へ

床は土を固めただけの凸凹 テーブル、椅子の座りが悪くカタカタして

ひっくり返りそうになり おっとっと・・・である。

この日のメインは魚のフライ この魚ナイル川に生息する ナイルパーチ と言う魚である。

白身のあっさりしたなかなか美味しい魚である。

この魚 日本のスーパーでナイルパーチと表示して売っているとか

スーパーへは全く行かないからお目にかかったことはないが

日本はこんな所からも魚を仕入れているとは 驚きである。

ロッジは新築で小ぎれい、 バスタブもシャワーもあるが お湯は出ない、

バスタブの中に正座して持参した洗面器に水を汲み 水浴びをしたが

夜は涼しい、水は冷たい、悲鳴を上げながらの行水であった。

枕元に懐中電灯を置き 窓の外からの自家発電のうるさい音を聞きながら眠りについた。

機織りの民家訪問

2009-01-27 | 日常

 ホテルに行く途中 シェンデイと言う町で機織りをしている民家を訪問した。

日干しレンガの塀で囲った屋敷の片隅に簡単な機織り機が置いてあり

白い木綿のざっくりした布を織っていた。

昔 祖母が機織りをしていた。蚕の繭から絹糸を紡いで 幼い私の晴れ着を作ってくれた。(今もその晴れ着は大切にしまっている) 

その時の機織り機はもっとシッカリした立派なものであった。

ここのは 筬(おさ=はたを織る時横糸を打ち込む為に用いるもの)と

杼(ひ=はた織りの時横糸を通す為に用いる舟形をしたもの=シャトル)

そしてボロの紐で吊るした足踏みの板があるだけ

なんとも シンプル? お粗末なものである。

もっさりした白い綿のストールを9$ で買ったが 

この値段はこの国の物価からすると倍?いやそれ以上の気がする。

この家は機織りで儲けているのか 回りの家より相当豊かな生活が窺われた。 

国民の殆んどがイスラム教の中 この家族はクリスチャンである。

壁にキリストの絵が掛けてあり 幼い子供を抱いたお嫁さんは

クリスチャンである証拠に 両方の手の甲に十字のいれずみをしていた。

そう言えば この家族は肌の色が黒くない・・・。

イギリス統治時代の名残りかな?



お正月の用意

2009-01-25 | 日常

 間もなくこの国はお正月である。(イスラム暦)

お正月はどの家でも羊を1匹買い各家庭で捌いて食べる。

田舎の羊飼い達がこの時の為に育てた羊を町のあっちこっちで売っている。

お客は沢山の羊の中から品定めをして買って行くのである。

ここの羊は尻尾が太くて長~い、初めて見る羊である。

モンゴルの羊も尻尾がとても太いが短い(20cm位) ここの羊は太くて引きずるくらい長いのだ。

モンゴルの羊は尻尾の中身は白い脂ばかりである。 

モンゴルでは茹でた尻尾の脂をスライスして牛乳茶に入れる。 これが大変美味しい。
ここスーダンの羊の尻尾は?? 聞くのを忘れた。


遅いランチは途中の小さな町で食べたが 屋根か木陰が無ければ暑くてたまらない。

レストランとてなく日陰のある場所だけ借りて・・・ 

用意してきたと思われる 鶏肉、クフタ(ミートボール)魚等が出た。

主食であるパンは必ず出る。直径15cm位の丸いパン これがなかなか美味しい。

ハエがわんさかいるが 誰もそんな事は気にせずパクパク モグモグである。

日本の生活の中では1匹のハエに大騒ぎするが 

ここはスーダン 郷に入っては郷に従え・・・である。 


ナカ遺跡

2009-01-23 | 日常


 最初に見る遺跡は クシュ王国のナカ遺跡、古代クシュ王国の遺跡はスーダン国内に

多数点在しているが このナカ遺跡のレリーフは保存状態も良くきれいに残っている。

壁面にクシュ王国のライオン神やエジプトの神々、クシュの王族がレリーフとして彫られている。

ナカ遺跡の神殿は 紀元前1世紀に完成していたと言われていますが

詳しいことは分かっておらず、いまだ謎につつまれている遺跡です。

エジプトと大変よく似た線刻は見事なものである。

かってはエジプトもスーダンも1つのエリアにあり部族が違うのみであるから

遺跡が似ていても当然のことであろう。

何かの資料ではスーダンの遺跡はエジプトの原点・・・とあったが

エジプトより歴史が新しいことを知り 頭がごっちゃごちゃ、チャンプル状態である。


有名なフランス人考古学者(中年女性)のもと 現地人が遺跡の発掘作業をしていたが

もの凄い暑さの下 仕事もはかどらない様子が窺われた。

考古学者にとっては 好きな仕事、毎日がワクワクの発掘作業であろうが

この炎天下、好きとは言え何ともご苦労なことである。 頭が下がりました。 




観光開始

2009-01-21 | 日常

 午前5時 アザーンの声で目を覚ます。

外は真っ暗であるが あぁ~ 大好きなイスラムの国へ来たんだ~~を実感する。

メンバー14人と添乗員、現地ガイドが6台のランドクルーザーに分乗して

もう1台の車には 食料、水、等々を積みコックさんが乗る。

ホテルを出発して 土漠の道を走る事暫くすると 1台の車が故障

直して走るとまた故障 この繰り返しを数回 とうとう動かなくなり

故障車に乗っていたお仲間3人は3台の車に1人ずつ分乗して先を急ぎます。

道はあって無い様なもの 常にベテランドライバーの車が先頭である。

行けども行けども ブッシュの平原、珍しくロバを連れた人に会うも一面土漠の世界である。

途中 青空トイレや休憩をとりながら目的地へ・・・


首都ハルツームのホテル

2009-01-19 | 日常

 ホテルは5つ星の立派なホテルである。

このホテルはイギリス統治時代のもの、格式あるホテルである。

ホテルに入ると大きなコップにぼたん色かかった真っ赤なウエルカムドリンクが出た。

何のジュース? 色からしてザクロ? ブドウにしては赤過ぎるし・・・

結局何のジュースか分からず終いであっったが 香りとて別に??

なんかおっかなくて口にしなかった。ここでお腹をこわしでもしたら えらいこっちゃ・・・

お仲間の中には 余程喉が渇いていたのか一気飲みしていた方がいたが

ゾッとする気持であった。お味は?に 何か?う~ん?? と首を傾げていた。

また添乗員さん曰く お湯の出るのはここだけですから頭はここで洗っておいて下さい・・・??

部屋は立派であるが バスタブに栓が無い これは世界各地で立派なホテルでも

珍しい事では無い。

早速取り出したのは 使い古しのプリペイドカード

これを排水口に当て湯を張ればグーである。


スーダン・ハルツームへ・・・

2009-01-17 | 日常
 ドバイからスーダンの首都ハルツームまでは4時間25分(UAEとスーダンの時差マイナス1時間)

ここでも機内食が出たが 日本~UAEまでとは大違いアラビア料理? 

はお腹が空いていない事もあり何とも口に合わなかった。

ハルツームに着いた頃は薄暗くなっていた。

空港は小さく空港内は狭くゴチャゴチャしており ドバイの空港とのあまりの違いにこの国の様子が窺える。

1つしかないターンテーブルからは 私と夫のトランクがサッパリ出てこない??

気をもむこと暫し 最後頃にやっと出てきてホッとしたが出てこなかったら どうしよー・・・と

一時はドキドキであった。(以前の旅でトランクが出てこなかった人がいたから・・・)

空港には大柄なガイドのメルガニと小さなバスが迎えに来ていた。

バスに乗りホテルに向かう途中、小さなホテル?でバスが止まり添乗員が言うには 

ここでしかハガキも切手も手に入りませんから 必要な方は買って下さい・・・ 

ええっ? 今着いたばかりどんな絵ハガキを買ったらいいのやら・・・??

見ない所のハガキを買っても仕方ないし・・・

間違いなく見るだろう遺跡の絵ハガキとラクダの絵ハガキを20枚と切手を買ったが

なんと80枚~100枚書く人の分の切手が無い、 それはまた考えましょう・・・と言う事になり

ホテルへ向かった。  

(ハルツームの空港前)



ドバイの空港

2009-01-15 | 日常
 ドバイには早朝に着き(日本との時差マイナス5時間) 午後1時集合まで自由行動である。

オプション(2万5千円)があったが 参加しなかった。

と言うのも ドバイは以前の旅ですっかり観光しているからである。

目新しい所と言えば ヤシの葉をデザインした人工の島ぐらいである。

そこには最近オープンしたホテル、普通の部屋で1泊250万円のホテルがある。

行ってきた方の話によれば ホテルの中に巨大な水族館があるとか・・・

この人工の島も上空から見れば その形が良く分かるが車で走っている限りでは何処が何処やらであろう。
ドバイ観光しない留守番部隊の5人はそれぞれ自由に空港の中のブランドの店や免税店、

レストラン等を時間つぶしに見学したりランチを取ったりして過ごした。

このターミナルは1ヶ月前にオープンしたエミレーツ航空専用の空港である。

以前利用したのは別のターミナルであるがどちらもよく似ておりすごく広くて立派、違いが分からない。

空港の中の店やレストランの従業員、清掃員は全てアジア方面からの出稼ぎの人である。

空港の一角にはサウジアラビアへと思われる出稼ぎであろう、30人位の若い女性の集団を見かけた。

アラビア半島の国々での(イエメンは別)労働者は全て出稼ぎの人たち・・・と言えるでしょう。

(写真はヤシの木をイメージした巨大な人口の島)

日本脱出・・・

2009-01-12 | 日常

 羽田空港にて 家から出しておいたトランクを受取りチエックカウンターへ

トランクは羽田から目的地スーダンの首都ハルツームまで直行である。

JALにて羽田から関空へ 関空で全員集合 

ツアーメンバー14名 内女性12名、男性2名 やはり女性パワーは凄い!

関空にて出国手続きを終え 夜も遅い時間に EK航空(アラブ首長国連邦のエミレーツ航空)で

一路ドバイへ向け飛び立つ、ドバイまでの 所要時間11時間40分

EK航空の飛行機は3ヶ月ごとに部品交換しており常に新機で 世界で1番安全な飛行機とか・・・である。

この飛行機、乗り心地と言うか座り心地が良く 長いフライトも助かる。

機内食も全て日本で作られた物ばかりが出て大変美味しい。

食事が終り機内の明かりが消されると通路の天井がまるで夜空の星みたいに

キラキラしてこれがとても美しい。 これも世界の飛行機の中で唯一のものだとか。

お客さんを退屈させない配慮が窺われ お気に入りの航空会社である。
(アメリカの飛行機とは全てにおいて違う)

ドバイに向かう飛行機の乗客の90%余が日本人であるのにも驚きである。

聞く所によれば ドバイからトルコ、ドバイからエジプト、ドバイからモロッコ等

へ行くツアー客が多い様である。