午後も遅く希望者だけでタクシーを頼んで昔のラダック王国時代の王宮を見学に行く。
王宮はレーの街を一望に出来る山の上にあるため ただでさえ標高の高い所であるから
タクシーを降りて坂や石段を上るのは息切れがする。
王宮はいまはチベット仏教の僧院になっておりタルチョ(お経を書いた小さな旗を繋げたもの)
が吹き上げる冷たい風にはためいていた。
何処から来たのか1匹の犬が何人もお仲間がいるのに 何故か我々夫婦にペッタリくっついている。
何かが欲しいのか? 何も無く飴が2~3個あるのみ、
その飴をあげると 美味しそうに食べる、またやる また美味しそうに・・・
Γもう無いよ・・・!」と両手を横に振るとその場にペタリと横座りして涼しそうな顔をしていた。
言葉と言うより 人間の心を読み取るのであろうか。
昔 トルコで遺跡観光していた時も今回の様に犬が何処までも着いてきたので
Γお座り!」と言うとチョコンと座る、歩きだすとついてくる。
Γお座り!」と言うとまたチョコンと座る、何べん繰り返しても同じである。
Γついてきても 何にもないよ」と言って両手を横に振ったら
くるりっと向きを変えトコトコと行ってしまったことがあった。
言葉(日本語)が分かるはずはない、やはり心を読むのであろう・・・・と思う。