まだむ日記

マダムの日常生活と大好きな旅行の日記です。

ベゲル・バルカル遺跡

2009-02-28 | 日常

 ヌリ遺跡もゲベル・バルカル遺跡もゲストハウスからそんなに遠くはない。

午前ヌリ遺跡、午後ゲベル・バルカル遺跡と ゲストハウスを中心にして出たり入ったりの毎日である。

世界最古の黒人帝国と言われているクシュの遺跡が多数残されているが

その中でも1番の見所は 2003年に世界遺産に登録された このベゲル・バルカルである。

保存状態が良く 規模はエジプトのピラミッドには及ばないものの、観光客も全くいなく
落ち着いてゆっくり見る事ができるたのが嬉しい。

この遺跡に付随している 聖なる山は コブラの山 とも言われこんもりした山の端が

丁度コブラが頭をもたげた形をしている。

かっては このコブラの頭の上に黄金の玉が乗っていたとか・・・

100メートルはある高い所に 大きな黄金の玉が燦然と輝く姿を想像するとワクワクする。

コブラの下にはハトホル神殿があり、神殿の内部にはきれいな壁画が残っていた。

ゲベル・バルカのピラミッドの美しいシルエットを残し沈む夕日を見ながらゲストハウスに帰った。

水たばこ

2009-02-26 | 日常

 イスラムの男性は午後のひとときなどにゆったり水たばこを吸います。

大きくて持ち運びは出来ないから 自宅とかチャイハナ(スーダンでは見かけなかった)で吸う。

ひょろ長い瓢箪形のガラスとか真鍮で出来ており中に水が入っている。

下の方からホースが伸びており先に吸い口がある。

一番上のくぼみにタバコの葉を入れ、アルミ箔を被せる。

そのアルミ箔にぽつぽつ穴が開けてあり アルミ泊の上に赤くなった梅干大の炭火を2~3個乗せる。

吸い口を吸うと炭火の熱でタバコの葉が焼けその煙は水の中を通り吸い口に・・・

水タバコの香りが甘くてとても良い??から タバコの葉を見せてもらったら

タバコの葉より、リンゴの皮のべったりした感じのものであった。

いくらかタバコの葉も混ざっているかもしれないが まるでリンゴそのものの香りである。

この水たばこは吸い回しするものであり 進められて吸ってみた。

タバコを吸ったことが無いため いきなりのどの奥まで吸いこんでしまい ひどく咽て咳きこんでしまった。

そのため タバコの味? リンゴの味?など ぜ~んぜん分からなかった。


食器洗い・・・

2009-02-24 | 日常
 お昼はゲストハウスに帰りランチそしてお昼休みである。

食事が終ると中庭に2つの洗いおけにナイルの水が・・・

片方に洗剤が入れてあり 泡ぶくである。

コックさんが我々の食器を洗っているのを見ていたら???

泡ぶくの方で洗い、もう一方のおけの水のん中をくぐすだけ・・・

両方のおけは区別がつかないほどの泡ぶくに・・・いやぁ~参った!参った!

見なければ気にしなかったのに 見てしまってからは

な~んか気になって 食事の時こそこそとティシュなど取り出して拭いたりもしたが・・・

誰も見てはいるようだが ここはスーダン やはり郷に入っては郷に従え・・・的気分らしい。

そんな事を気にしていたら アフリカの旅など出来ない。

誰もお腹をこわす人も無く 至って元気である。

こっそり添乗員さんにお茶や料理の水は? と聞いたら

それはちゃんとミネラルウオーターを使っています・・・とのこと やれやれ。

(近所の子供達)

民家訪問

2009-02-22 | 日常


 化石の森からの帰り ドライバーさんの親戚の家から新年のご招待を受けた。

このお家はナイル川のほとりでデーツ(なつめやし)の栽培をしているとかで

なかなか裕福な家庭のようである。

門前でその家の主が温かく迎えて下さり 屋敷の中そして部屋へ案内された。

塀で囲まれた屋敷には庭が2~3か所にあり 部屋数も沢山あるようである。

家族は30人余とのこと、家族構成が良く分からない。

各部屋にはベットが2台ないし3台置いてありカラフルな薄い布のカバァーが掛けてある。

そのベットにお客さんは腰掛けるのである。寝室兼応接間?

裏庭では女性が七輪の炭火で穴の開いた中華鍋?で羊の肉を炒めていた。

珍しそうに見ていたら1つ摘んで差し出してくれたので 熱々をほうばったら

これがまた 美味しいのなんの・・・

部屋のベットに腰掛けていると 大きなお盆に載せられた色々なご馳走とデーツで作ったお酒が出た。

先ほどの羊の肉、丸いパン、羊の内臓の生肉等々 内臓の生肉を、これは最高に美味しいから・・・と

摘んで手にのせてくれたが 口に入るものなら あんまの笛でも・・・の私も

こればかりは口に入れる勇気がなかった。向かいの夫もダメだ!ダメだ!と手を振っている。

イスラムの禁酒の国でも お正月だけはデーツで作ったお酒が飲めるのであるが

泥水の様な色のこのお酒、口にしてみたが 甘いだけで これお酒? アルコールっ気があるの? 

って感じであった。


化石の森

2009-02-20 | 日常


 2億年前の木を見に行く・・・と言っても生の木ではない。

化石になった木である。

小高い丘に 直径1メートルもある材木の化石がゴロゴロころがっている。

何処の国でも 遺跡から土器の破片、石ころ1つでも持ち帰ってはいけない・・・

これが当たり前であるが

ここは違う どうぞ好きなだけ持って行っていいですよ~・・・だって。

それならばこの時とばかり 材木の1本でも持って行きたいくらいだが 

何10トン? いや何100トン? の重さでは・・・ムリ ムリ

飾り物かペーパーウエイト用に形が良く座りが良いのを 夢中になって探すが

これがなかなか これ!・・・と言うのが見つからない。

ボチボチ帰りま~す! の声に慌てて手頃なのを2~3個拾い持ち帰ったが座りがいまいちである。

車に乗ってから気がついた 拾うのに夢中で写真を1枚も撮らなかったのである。

欲の皮が突っ張った自分が情けないやら、恥ずかしいやらで後悔する。

ブログに載せるのにも写真がない お仲間にお願いしてこの写真を頂戴した次第である。

(この化石化した木 BC15世紀トトメス3世も見たらしい・・・)

ハーモニカ

2009-02-18 | 日常

 毎日ランクルに3人づつローテーションして乗るが今日はガイドのメルガニさんと一緒である。

メルガニと呼んでいるが発音はミィルガニ? 微妙な言い方が難しく誰も メルガニ・・・・と呼んだ。

みんながふざけて エビガニ とか ザリガニ・・・なんて呼んでいたが

彼には 何のことやら・・・でニコニコである。

遺跡へ向かう車の中で 私はリュックに入れていたハーモニカで

童謡 ふるさと とこちらはお正月でもあり 

Japanese new year song・・・なんて言っちゃって童謡の お正月 を吹いた。

彼は 大変喜んでくれ いつの間にやら携帯に録音して、おり返し聞かせてくれた。

ふるさと は良い曲だ・・・と何回も聞き返していた。

あの曲は人の心に沁みるものがあるのかな?


クッル遺跡到着、エジプトの王家の谷のようなタヌタマニイ王の墓見学。

地下4メートルの墓室の壁には ミイラとなる王の復活、イシス女神とホルス神によって

生命を与えられる船には魂を運ぶ鳥が描かれています。

解説を聞いて ふむ!ふむ!であるが解説が無ければ何を意味している絵か???サッパリである。

エジプトの王家の谷のツタンカーメン等の墓にとてもよく似ていた。


イスラムの新年

2009-02-16 | 日常

 ゲストハウスの朝も爽やかである。

今日はイスラム暦の お正月 朝から羊の肉の炭火焼きのごちそうである。

添乗員さんが一人2本づつ骨付きの羊のスペアリブを配る。

お塩が軽く振ってあるだけなのに 凄く美味しい。羊の臭みが全く無い。

オーストラリアやニュージーランドの羊は匂いがとても気になるが

モンゴルの太い尻尾の羊は 全く臭くない、それどころか美味しくてたまらないくらい。

ここの羊も尻尾が太いから匂いが無いのかな?

今まで暑い所の羊は臭く、寒い所の羊は臭くない・・・と思っていたのは間違いであった。

今日も元気で 9時ゲストハウス出っぱ~つ!

シャワー

2009-02-14 | 日常

 我々の宿泊しているゲストハウスには 敷地内の一角に共同のシャワーがある。

シヤワー・・と言っても勿論湯は出ない。

ナイル川の水が引いてありその水がそのままシャワーである。

脱衣場所も無く脱いだ衣類や着替えは濡れないように細い隙間に挟めてのシャワー浴びであるが

このシヤワー 高い所にシャワーヘッドがあり水を出すと背の低い者には 傘を差した状態

身体に当たるのはほんの少し それも大粒の水が・・・

ポツン ポツン と当たる水は冷たく感じる。ここでまた洗面器のお出ましである。

頭の上に洗面器をかかげ 水を溜めては身体にかける、溜めてはかける・・・の繰り返しである。

洗面器に溜めた水の色は 薄茶色 ウェ~~・・・である。

でもこの国の人たちはその水が飲料水から生活すべての大切な水である。

一尺?流れれば清水になる・・・って言うことだろう。

日中の暑さも何処えやら シャワーのあとは 爽やか~、涼し~い!


(不思議な形に撮れた夕日)

ヌリ遺跡

2009-02-12 | 日常

 簡易ホテルでコックさんの作ってくれた野菜炒め、ハム等のランチの後はお昼休みである。

このお昼休みが 何と午後4時までである。

何故? それもそのはず外の気温は47.5度の暑さである。

チュニジアで47度を経験したことがあったが 今回は47.5度

この気温の中での観光は 干物? いやミイラになってしまう。

夏の暑い季節は50度を悠に超えるとの事 ヒェ~~・・・である。

そんな気温でも 乾燥しているから日影はとても涼しく汗はかかない。

昼休みの時間はそれぞれ好きな事をして過ごす。

本を読む人、ハガキを書く人、お昼寝をする人、

皆静かに過ごすからお互いおしゃべりは慎んでいる・・・。

洗濯物もアッと言う間に乾いてしまい これは助かる。

午後4時から活動開始 

ナパタ王国時代の墳墓群ピラミッド、ヌリ遺跡見学

ヌリのピラミッド(アフリカ最古の黒人王国の発祥地 この王朝はナパタ王国 又はヌビア王国と呼ばれエジプトにて25王朝を建てエジプトを支配 その時の王様のピラミット群)

の石は砂岩の為 風化がすすみ保存状態はあまりよくないが歴史的に重要なピラミッド(墓)である。

帰り道 スークに立ち寄るがお正月前日でお休み、残念!

民家泊ではないの??

2009-02-10 | 日常

 テントをたたみ全てを車に積み込み出発

お昼前に目的地のカリマへ 今日の宿泊施設に着いたが民家泊ではないの??
(パンフレットは民家泊となっていたような気がしたが・・・)

このゲストハウスは アメリカ、ハーバード大学のライゼン教授が

ゲベル・バルカル遺跡発掘調査のために建てたものである。

部屋3室だけ、女性は1部屋に4人ずつ 高い所に小さい窓があるだけの

まるで監獄の様な狭い部屋に簡易ベットが4つ入っている。

男性2人の部屋と言えば 中庭の先の調理場の脇の部屋? 屋根なし、鈎型に壁があるのみ

入口、脇の仕切り無しである。

屋根には よしずをのせ 前面は目隠しにとスタッフがござを吊るした。

我々女性の部屋は縦に3台、横に1台のベット、ベットとベットの間は通るのがやっとの巾、

壁際のベットは壁にピッタリくっついている。

トランクを開くスペースなどあるはずがない トランクはその都度自分のベットへ

引っ張り上げて開き 用が済めば閉めて脇に立てておく・・・

あっ あれを出すのを忘れた、 あっ これを出すのを忘れた・・・と

重いトランクを上げたり、下ろしたり 上げたり 下ろしたりもう大変。

添乗員さんやガイド、ドライバーさん達は勿論部屋は無く 軒先や通路に置かれた

簡易ベットで寝るのである。

このゲストハウスが借りられただけラッキーだったとか 

ここが借りれなければまたテントである。