オールドゲーマーの、アーケードゲームとその周辺の記憶

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埼玉レゲエ紀行(1):BAYONの記録その1

2019年12月15日 23時14分27秒 | ロケーション
去る11月29日(金)、ワタシは初めて、埼玉県ふじみ野市にある、一部のレゲエファンの間で聖地となっている「バイヨン(BAYON)」というゲームセンターに行って参りました。


東武東上線ふじみ野駅から徒歩およそ5分、BAYONが入る建物の正面。BAYONはこの2階全域を占める。

BAYONは、シングルメダルゲーム機が充実しまくっていると聞いていました。中でも、今ではおそらく日本で唯一ビンゴ・ピンボール機を設置しているロケであるとのことだったので、かねてからいずれは行かなければならないと思っていたところです。

エスカレーターで2階に上がると、すぐ左手がレトロゲームコーナーの入り口となっていましたのでまずはここから入ると、たくさんのビデオゲーム筐体と、今時珍しいピンボールコーナーがありました。BAYONと言うとメダルゲームでしか聞いたことが無かったので、これは嬉しいサプライズでした。ただ、残念なことにビデオゲームのほとんどは90年代以降のもので、ワタシにとってレトロゲームと呼べる機種は「ゼビウス」くらいしかなく、レゲエの聖地と言うには中途半端な印象を受けました。いろいろ事情はあるでしょうが、80年代のゲームの充実が望まれます

ピンボールコーナーの床にはダーツのスローラインと思しき跡があり、もとはエレクトリック・ダーツを置いていた一角と見えます。様々な試行錯誤を繰り返して奮闘されている様子が窺われます。

ピンボール機はSS機が8台で、うち2台は故障中でしたが、稼働している機械はどれもメンテナンス状態が良く、快適に遊べます。これももっと知られてよいフィーチャーだと思うので、BAYONには頑張ってもらいたいものです。

【設置されていた機械】
・BANZAI RUN (Williams, 1988・故障中)
・FISH TAILES  (Williams, 1992)
・JACK BOT (Williams, 1995)
・CONGO (Williams, 1995)
・ATTACK From MARS (Bally Midway (WMS), 1995)
・LETHAL WEAPON 3 (Data East, 1992)
・JUNK YARD (Williams, 1996)
・TWILIGHT ZONE (Bally Midway (WMS), 1993)


ピンボールコーナー。いまどきこれだけのピンボール機を設置している店は無いので、もっと広く知られてもらいたいものだ。ファンがそのためにできることには何があるだろう?

レゲエとピンボールコーナーの隅の壁には、「MAナビ」と称して、設置ゲームの遊び方や攻略法などを解説した資料が用意されていました。今後発売されるビデオゲームでは新規客の取り込みが難しいとなれば、過去のヘビープレイヤーをゲーセンに呼び戻すことと、併せて古き良きゲームで新規客を開拓しようとすること自体は大変良い試みだとは思うのですが、そのようなターゲットにどこまで、どうやって周知させるかが課題だと思います


「MAナビ」と称する、設置されているオールドゲームの遊び方を説明したチラシ。このような取り組みは大いに賞賛したいが、どれだけ知られ、どれだけ有効に機能しているのだろうか。

本日はちょっと体調がすぐれないため、残りは次回とさせていただきます。皆様におかれましては、栄養と睡眠を十分にとって、風邪など召されませんようにお過ごしください。