オールドゲーマーの、アーケードゲームとその周辺の記憶

コインマシンやギャンブルゲームやカジノの歴史的エピソードとか、時々カジノ旅行記とか、たまにスポーツやマンガとか。

【小ネタ】本日のナツゲー:CHOPLIFTER (SEGA, 1985) + ブログ更新お休みのお知らせ

2019年10月06日 20時02分27秒 | ビデオゲーム
まず、お知らせです。来週12日(土)から20日(日)までラスベガスに行って参ります。目的は毎年恒例となっている「Global Gaming Expo (G2E)」の見物です。

と、いうわけで、最低でも毎週日曜更新を極力目指している拙ブログですが、来週13日の更新はお休みとさせていただきます。さらに次の日曜日となる20日にはなにがしかの更新ができればと思っていますが、こちらは帰国日なので状況次第です。なにとぞご了承ください。

で、これだけではなんかちょっとアレですので、小ネタを一つ。

その昔、米国Apple社がまだパソコンメーカーだったころ。「Apple II」というパソコンが、なんだかやたらとパソコンファンの間でもてはやされていました。しかし、日本のベストセラー機だったNECの「PC-8001」が16万8千円、「PC-6001」が6万9千800円だった時代に、Appleのパソコンは50万円ほどもしたように記憶しています。

そのApple IIのゲームソフトを、「マイコンBASICマガジン」は、しょっちゅう取り上げて、巻頭カラーで紹介していたのですが、当時(1982年頃)の50万円は今にも増して大金でしたから、誰でもそうおいそれと買えるものではなく、多くのパソコンファンにとって垂涎の機種でした。

「マイコンBASICマガジン」で紹介されていたApple IIのゲームソフトでは、「ブローダーバンド(Broaderbund)社」の「チョップリフター (Choplifter, 1982)」と「ロードランナー (Lode Runner, 1983)」が印象に残っています。どちらもアーケードに移植され、特に「Lode Runner」は一時アイレム社の看板タイトルであったように思います。

一方の「Choplifter」は、1985年にセガがアーケードに移植しました。ワタシはPCやコンシューマ系のゲームには詳しくは無いのですが、当時、ハードの性能はアーケードの方が圧倒的に高く、アーケードのタイトルを無理やりコンシューマに移植した例はあっても、コンシューマタイトルをアーケードに移植した例は殆ど無かったように思います(この辺、ワタシに認識違いがありましたらご指摘頂ければ幸甚です)。



1982年にSEGAが頒布した英語版の「Choplifter」フライヤーの表裏。裏には「ブローダーバンド社からライセンスを受けている」と明記されている。

ゲーセンで見る「チョップリフター」は、「マイコンBASICマガジン」の写真で見る「Choplifter」など比較にならないくらいグラフィックが美しく、ラインスクロールによって遠くのものほど遅く進むことで感じる遠近感には大変なスピード感を感じた物でした。

操作は比較的難しいゲームでしたが、敵の攻撃が激しくて捕虜を積み残して行かざるを得ない時などは、心の中で「許してくれ」とつぶやくくらい感情移入して遊んでいたものでした。

今ではアーケードもコンシューマもハードの差はなくなり、アーケードのアドバンテージは無くなってしまいました。これも、ゲームファンのゲーセン離れが進んだ一因だと思います。