オールドゲーマーの、アーケードゲームとその周辺の記憶

コインマシンやギャンブルゲームやカジノの歴史的エピソードとか、時々カジノ旅行記とか、たまにスポーツやマンガとか。

近況報告 + 謎のフライヤーの話

2019年10月13日 23時15分09秒 | メーカー・関連企業
12日(土)に出発するはずだった今回のラスベガス行は、台風19号のために飛行機が欠航となり、リスケジュールを余儀なくされました。しかし、航空券を購入したのがエクスペディアだったため、航空会社で直に便変更ができず、全然電話が繋がらないエクスペディアに繰り返し電話をしてやっと連絡が取れて得られた代替便は15日(火)の出発となってしまいました。

当初7泊9日だった旅程は、3日も短い4泊6日となりました。これでは現地で動けるのは実質3日半しかありません。そして、このうち2日間は行動予定が決まっています。まったくフリーに動ける日が僅か1日半では、目論んでいた計画の多くを断念せざるを得ず、ひょっとすると今回はPinball Hall Of Fameに行けないかもしれません。

愚痴ばかりでは記事更新の意味が無いので、かと言って特に準備していたネタがあるわけでもないので、今回はワタシが持っている謎のフライヤーをご紹介してお茶を濁そうと思います。

ワタシの手元には、「Inder Electronics」というコインマシンメーカーのフライヤーが1枚だけあります。中身を読むと、スペインの会社のようです。この入手経路には全く記憶がなく、ただ、1980年代に手に入れた物であることだけしかわかりません。



INDERのフライヤーの表と裏。取扱い者として、「PHILIP SHEFRAS LTD.,」というロンドンの業者のスタンプが捺してある。




フライヤーの機種の肝心の部分。窓の下のボタンには、「HOLD」や「STOP」の文字が見える。

このフライヤーは、欧州で一般的な「AWS(Amusement With Prize)」というジャンルのスロットマシンのようです。

それにしても、スペインという国は比較的コインマシンメーカーが多い国だったと思いますが、この「INDER」という名前を他で見聞したことがありません。しかし、スペインの「SEGASA」や「PLAYMATIC」、「RECREATIVOS FRANCO」などのメーカーが、70年代から90年代にかけてピンボールを作っていたことを思い出して、日ごろお世話になっている「THE INTERNET PINBALL DATABASE」を検索してみたところ、思った通り、「Industria (Electromecanica) de Recreativos S.A. of Madrid, Spain (1970-1993) [TRADE NAME: INDER]」というメーカーがヒットしました。

とは言うものの、「Recreativos」という名前には引っかかります。これは「RECREATIVOS FRANCO」と関係があるのかないのか。「RECREATIVOS FRANCO」は、少し前までスロットマシンも作っていましたが、社長だかが脱税だったかなんかで挙げられてネバダの免許を取り消されたという話も聞いています。

こうしてまた謎は深まっていくのですが、今回は調査をしている時間がありません。とりあえずは、「こんな事でもひっかかってるんですよねー」という程度の尻切れトンボでおしまいとさせていただきます。すみません。