ホオノキはモクレン科の丘陵山地に生える落葉高木 30mほどにもなる
樹皮は漢方薬として利用される
生薬名を厚朴(こうぼく)と言い 配剤して神経性胃炎 収斂 利尿 せき 去痰など家庭薬で使われている
葉は枝先に集まって付き長さ30cm程と大きい
食物を盛ったり包んだりするのに使われる
岐阜県高山の名物朴葉味噌は この葉に味噌を載せ炭火で焼いて食べる
花は5~6月に咲き 黄白色の芳香のある大きい花で15cm程もある
日本の野生の花では最大級
花が咲いて1日目(左の写真)は雌しべが受粉できる体勢をとり(雌性期)雄しべは閉じたまま
翌2日目と3日目はは雌しべは閉じて 花糸が赤く葯は黄白色の雄しべが花粉を放出しパラパラと花弁の上に落ちてしまう
花には蜜は無く 芳香につられてまだ花粉の出ていない雌性期にやって来た虫は文字通り虻蜂取らず
雄しべの花粉を食べにやって来るのはハナバチやハナアブ