トリからキノコ 自然見て歩き

足の向くまま気の向くまま トリからキノコまで
自然の中が心地よい

イチモンジカメノコハムシ

2018-05-16 | 虫類


ハムシ科の仲間でイチモンジカメノコハムシ

成虫で越冬して4月から10月にかけて見られる
ムラサキシキブやヤブムラサキの葉を好んで食べる
メスは葉面に卵を一個づつ産卵し 蛹化は葉の裏で行われる
成虫の大きさは8mm程

幼虫はムラサキシキブ類の葉上で見られ葉を食べて育ち 脱皮殻や糞を背負っている
写真は8月のもの

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イヌガラシ

2018-05-15 | 樹木 草花


アブラナ科の道端や草地に普通に生える多年草
アブラナ科のカラシナ類からは香辛料の芥子が作られるが 似ていてもその役には立たないのでイヌガラシなのだろうか

茎は20cm程有って枝先に黄色の5mmほどの小さな4弁花をつける
花期は4~9月
アブラナ科の花は花弁4個が十文字型に開くことから十字形花ともいう

果実は2cm程の長角果で上方に弓状に曲がっている
アブラナ科の花は作りが似ているので 果実の形が見極めのポイントになる事が多い
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カラタチの花

2018-05-14 | 樹木 草花


🎵カラタチの花が咲いたよ 白い白い花が咲いたよ
カラタチの棘は痛いよ 青い青い針の棘だよ 🎵

中国原産のミカン科カラタチ属の落葉低木 カラタチ属はカラタチ1種からなる 3m程になる
若い枝は緑色で長さ数センチの太くて鋭い棘が互生する
唐から渡来した橘のカラタチバナの略が名前になった

花は4~5月香りのある白い花が葉の展開前に咲く
花は4cm程の大きさで花弁は5個 花弁と花弁の間が広く開いている
果実はミカン状果 10月頃に黄色に熟す
果肉も黄色で香りは良いが苦くて種子が多く食用にはならないそうだ まだ食べた事がない

未熟な果実をとり輪切りにしてカラカラにに乾燥させて 煎じて飲むと健胃効果がある
乾燥した未熟果5個分をホワイトリカ500ccに3か月ほど漬けてから濾したカラタチ酒も胃に良いと言う
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チョウジソウ

2018-05-13 | 樹木 草花


花の形がフトモモ科のチョウジに似ているのでチョウジソウと言う
日本および東アジア原産 準絶滅危惧種
園芸店で売られているのは北米産の他種で ホソバチョウジソウやヤナギバチョウジソウであることが多い

キョウチクトウ科の川のそばなどのやや湿った草地に生える多年草
5~6月 茎の先に淡青紫色の花を集散状に付ける
花冠は1cm程の高杯型で上部は5裂して平開する
果実は袋果で円柱状

キョウチクトウ科の他の植物と同様に全草にアルカロイドを含み有毒
触っても害はない
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ジャケツイバラの花

2018-05-12 | 樹木 草花


マメ科ジャケツイバラ亜科として扱われることもあるが ジャケツイバラ科として扱われることもある

つる性落葉低木 ツルが絡んで10m以上は有りそうな高い木の上に咲いていた
枝はツル状に伸び鋭い棘がある
葉は互生 2回偶数羽状複葉で3~8対の羽片を付け 各羽片には5~12対の小葉が付く
葉柄や葉軸にも逆向きの棘が多い

花は5~6月 20cm程の総状花序に黄色の花を付ける
花は3cm程で花弁は5個 上側の1個が少し小さく赤い筋がある
果実は豆果 長さ8cm程で秋に褐色に熟し 二つに裂開し数個の種子を出す
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ホオノキの花

2018-05-11 | 樹木 草花


ホオノキはモクレン科の丘陵山地に生える落葉高木 30mほどにもなる

樹皮は漢方薬として利用される
生薬名を厚朴(こうぼく)と言い 配剤して神経性胃炎 収斂 利尿 せき 去痰など家庭薬で使われている 

葉は枝先に集まって付き長さ30cm程と大きい
食物を盛ったり包んだりするのに使われる
岐阜県高山の名物朴葉味噌は この葉に味噌を載せ炭火で焼いて食べる

花は5~6月に咲き 黄白色の芳香のある大きい花で15cm程もある
日本の野生の花では最大級
花が咲いて1日目(左の写真)は雌しべが受粉できる体勢をとり(雌性期)雄しべは閉じたまま
翌2日目と3日目はは雌しべは閉じて 花糸が赤く葯は黄白色の雄しべが花粉を放出しパラパラと花弁の上に落ちてしまう
花には蜜は無く 芳香につられてまだ花粉の出ていない雌性期にやって来た虫は文字通り虻蜂取らず
雄しべの花粉を食べにやって来るのはハナバチやハナアブ
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キョウジョシギ

2018-05-10 | 野鳥


美しい夏羽を京女に例えてキョウジョシギ(京女鷸)と言うがギョッギョッと言う鳴き声をキョウジョと聞きなしたのかもしれない
英名はTurnstoneと言い石をひっくり返してエサを探す習性を表している

旅鳥 東海地方以南では越冬する個体もいる
海岸の干潟 砂浜 河川 水田などに居る
水辺や岩場を歩き回り 小石や海藻などをひっくり返したり岩の隙間などから昆虫類甲殻類などを捕らえて食べる
また2枚貝は殻を上手に開いて中の実を食べる

雌雄ほぼ同色 頭部から胸にかけての黒線模様 上面は赤褐色でとても綺麗なシギ
大きさは22cm
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コアジサシ

2018-05-09 | 野鳥


水辺に何羽かコアジサシ
本州で繁殖する唯一のアジサシ類 大田区の水処理場の屋上でも子育てしていて場所の整備などして保護している

夏鳥
海岸 河川 湖沼など居る
海岸や川原等の砂地や礫地にコロニーを作り繁殖する
カラスなど外敵が近づくと共同して巣や雛を防衛する
空中から急降下して嘴から水中に突っ込み魚を捕る その様子は刺すように見える

雌雄同色 白い額 夏は黄色くて先が黒い嘴 足は橙黄色
大きさ24cm
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チュウシャクシギ

2018-05-08 | 野鳥


シギやチドリの渡りの真っ最中

嘴が大きく下に湾曲しているシャクシギ類
大中小と居て「大シャク」「中シャク」「小しゃく」と呼ばれている
「しゃく」は柄杓のことで長い嘴を柄杓に見立てた

東京周辺ではチュウシャクシギが一番よく出会い ダイシャクシギはボチボチ コシャクシギはほとんど見られない
チュウシャクシギは旅鳥で海岸周辺や水田などに居る
海水域では砂や泥の穴に嘴を突っ込んでカニをとって食べ 淡水域ではオタマジャクシやカエル 畑などではバッタ類を捕って食べる
鳴き声はピピピピピピピと主に7音で鳴くのでセブンホイッスルというあだ名がある
雌雄同色 嘴の長さは頭の2倍ほど
大きさは42cmと大型のシギ
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ハジロカイツブリ夏羽

2018-05-07 | 野鳥


出し遅れたが4月に出会ったハジロカイツブリ迫力ある夏羽だった
飛ばないと見えないが羽の一部が白い事から名付けられた

冬鳥 北海道では旅鳥
海岸や河口 入り江河川などに住む
活発に潜水して魚などを捕らえて食べる
2月下旬から4月のかけての渡りの時期には大きな群れになって移動することがある
春の渡去前に夏羽の個体が見られることがある

雌雄同色 冬羽では上面が黒褐色体下面は汚白色で地味で大人しい感じだが
夏羽は目の後方に金色と赤褐色の飾り羽があり猛々しく感じる
大きさは30cm
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キアシナガバチ

2018-05-06 | 虫類


公園の掲示板の下側に キアシナガバチが巣作りの真っ最中
キアシナガバチはスズメバチ科アシナガバチ亜科のハチ 名前の通り黄色い部分が多いハチだ
巣作りしているのは女王蜂一匹 大きさは25mmほど
巣は木の枝や軒先などに下向きに作られ 木の繊維などで和紙のような質の巣

アシナガバチの一年
春越冬から目覚めた女王バチは 一匹で巣を作り産卵する
幼虫が孵ると食料探しに出かけ羽化するまで育児をし世話をする
初めに羽化する成虫は働きバチでメスだが産卵はしない
女王バチに代わって巣の拡張 食料探し 幼虫(自分の妹弟)の世話をする

巣は次第に大きくなり働き蜂も増え夏になると 来年巣を作る新女王バチと 他の巣の新女王交尾するオスが羽化する
この頃最初の女王バチは寿命で死に 巣のハチも次第に数が減り秋には空になった巣が残る
新女王だけは交尾ししたのち 枯れ木の隙間などに潜って冬を越し 翌年の春新しい巣を作り始める
これがアシナガバチの一年
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キアシドクガ蛹

2018-05-05 | 虫類


今日は24節気の立夏 いよいよ夏の始まり

キアシドクガの蛹が葉に付いていた 黄色くて柔らかそうな感じ
卵で越冬して 4月頃に孵化し幼虫となりこの時期は蛹になって 羽化を待つ
ミズキ類の植物を食草として 時に大発生して葉を食べまくることもある

幼虫は4cm程で黒色の太い縦帯 背線 横帯で背部は黄色の紋列がある
蛹は繭は作らず枝などに尾端を固定して蛹化する
成虫は15mm程で 色は白っぽく足が黄色い
昼行性で食樹近くを群飛する
ドクガ科に分類されているが 幼虫も成虫も毒はない
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アゲハとハルジオン

2018-05-04 | 虫類


アゲハ蝶がハルジオンの花に来て蜜を吸ってお食事中
良く見ると長い足と口吻のせいで花からチョウの体が離れてしまって ハルジオンの目的の花粉がアゲハには付かず 花粉を運んで貰えそうにない つまりはタダで蜜を吸われてしまって丸損の感じ
アゲハは花から花へ舞い重要な花粉の運び手と思うが 相手によってはミスマッチ この花にとっては招かねざる客
花はこの辺の所は計算して繁殖活動しているのだろうか

アゲハ:蛹で越冬し4月頃から見られる
ミカン類を食草にしている 都市部でも庭木で発生することもある 我が家のミカンの木に幼虫が居た事が有った
ツツジ類やアザミ類ヤブガラシなど多くの花を訪れる

ハルジオン:北アメリカ原産のキク科の多年草 大正時代に園芸植物として渡来した
茎葉の基部は耳状に張り出して茎を抱く 蕾はうなだれる
花は4~7月に咲き 頭花は2cm程で 舌状花は糸状で多数あり色は白から淡紫色


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シラユリゲシ

2018-05-03 | 樹木 草花


シラユリゲシの楚々とした白い花が一輪
中国東部原産のケシ科エオメコン属 一属一種の多年草

地際の根茎から20cm程の葉柄と花茎を出す
葉は10cmほどの丸型でハート形 縁が波打っている
花は4-5月 花茎の先に数個の白い4弁花を咲かせる

繁殖力は強く根茎の増殖と種子でどんどん増えるそうだ
この公園で見たのは一輪だけだったがこれから増えるかもしれない

変わっているのは 傷つけると赤い汁が出てくる 毒はない このため中国名を「血水草」という
根は生薬「黄水竿」として消炎解毒効果 干した草は「黄水草」として皮膚病に効く
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ツルカノコソウ

2018-05-02 | 樹木 草花


オミナエシ科の草で山地の木陰の湿ったところに生える
茎は高さ20~40cmほど 葉には波状の鋸歯がある
花は4~5月 3mm弱の小さい花が咲く
花のあと細い走出枝を出して先端に新苗を作る

仲間にカノコソウという 根を吉草根と言い鎮静剤 ヒステリーに使われる草があるが
このツルカノコソウは薬用にはならないそうだ
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