トリからキノコ 自然見て歩き

足の向くまま気の向くまま トリからキノコまで
自然の中が心地よい

ハクビシン

2022-03-18 | 小動物 他


何年か前にチラリと見たハクビシン(白鼻芯)が、可愛い顔をして都心の公園で見られた
木登りが得意とかで枯れ枝で日向ぼっこしていた
鼻筋に白い線があるのでハクビシンと言う

ジャコウネコ科の哺乳類で外来種ではあるがいつ頃入ってきたのかははっきりしない
体長60cmほどで、猫のような体つきで鼻筋が長く、頭から鼻にかけて白い筋がある
食べ物は植物を中心とした雑食性で、果実、種子、小動物、鳥とその卵など・・
特に果物類が好物で果樹の食害もあるという

樹洞などを住処にするが、人家の床下や屋根裏に棲みつくことがある
夜行性で昼間は住処に潜んでいる・・木の上で見られたのはラッキーだったかも

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ヤマトオサガニ

2021-11-21 | 小動物 他


泥干潟にカニがウジャウジャと動き回っていた
ヤマトオサガニで目が長く飛び出していて分かり易い

干潟の代表的なカニで、泥地を好み、巣穴を掘って暮らしている
成熟したオスは大きな白いハサミを持っている
この大きなハサミを上下に動かしてメスにアピールのディスプレイをする

甲幅は4cm程で横長の長方形型に細長く全体に顆粒が多い
眼は長い柄を持ち、体を泥の中に沈めて目だけ出して様子を見ていたりする
眼窩は黄色い顆粒に縁どられている

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スッポン

2021-10-06 | 小動物 他


スッポンが陽気に誘われたかお休み中

地域により水底の泥内で越冬する
3~6月に水中で交尾をして、5~8月に水辺の開けた草地や砂地などで産卵する
卵は卵殻の固い白色で、1cm程のほぼ球形、1.5~3か月で孵化する
動物食で魚類や水生昆虫、貝類、甲殻類、両生類などを捕食する

甲は非常に扁平で鱗板はなく柔らかい皮膚で覆われている
鼻孔の先端は尖って突出している、面白い顔だ
首を伸ばすと長く甲の3分の2ほどにもなる
四肢の水掻きは非常に発達しており、泳ぐのに適している
オスの尾は太くて長く、メスの尾は短い
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モグラ

2021-06-30 | 小動物 他


どうした事か道路脇にモグラがごろんとひっくり返っていた
はっきり見るのは初めての事だった
昼間でも地上で行動することはあると言うが、体が何かに触れていないと落ち着かずパニックになりエサを探せず死ぬことがあるという
エネルギー消費が激しく、数時間以上食料がないと死ぬ

日本のモグラは主なものは7種類で、亜種や別種とされる種類がいる
多くは日本固有種で、絶滅危惧種もいる
出会ったモグラはアズマモグラらしい

アズマモグラは主に東日本に生息する日本固有種
ずんぐりとした胴体で鼻は尖っていて、前足が平たく大きく爪は鋭く横を向いている
目はどこか良く分からず、耳も見つからない 尻尾は短い
大きさは17cm程だった

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アオダイショウ

2021-05-21 | 小動物 他

今日は24節季の小満
春になり万物が次第に成長して満ち溢れる、と言う意味

去年の春にも同じ場所で同じような大きさのアオダイショウを見たので、確証はないが同じ固体かも・・と思っている
日本固有種

アオダイショウは分布域が広く、地域によって異なるが、3~5月冬眠明け 4~6月に交尾、 6~8月産卵で卵は約60日で孵化する 孵化幼体は40cmほどの大きさ
地上 樹上問わず動き回り泳ぎもうまい
様々な環境に居るが、農村ではネズミを食べる益獣として保護している地方も多い

エサは幼体時にはトカゲ カエルなどを好むが、成長に従い鳥類や哺乳類を主に食べるようになる
背面はオリーブがかった褐色で、胴には不鮮明な4本の縦条模様が入る
顔をアップしたら、ウロコが整然と綺麗に並んでいるし、お目目もぱっちりしている
全長110~192cmで日本の蛇では最大・・出会った個体は150cmくらい
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ウシガエル

2021-04-13 | 小動物 他


ヴォーヴォーと牛に似た声で鳴くウシガエル
池のほとりで日向ぽこ

北アメリカ東部原産の外来種で、1918年食用として導入され、特に戦後1950年~70年にかけては数百トン輸入された
味はササミに似ているらしいが、食用としては普及していない 
特定外来生物に指定されている・・飼育、販売、移動、輸入 放逐などは禁止

国内で見られる最大のカエルで、11~18cmほどの大きさ
体色は褐色~緑色で、後肢は長く水かきがよく発達している
貪欲な捕食者で、ザリガニ 昆虫類 他のカエル 水鳥などの雛 ネズミなど様々なものを食べる とくにアメリカザリガニは養殖用の餌として輸入された

繁殖期は5~9月
水草の多い水面に1層の大きな卵塊(50cm四方以上)を産む
卵数は6000~40000個
早くに孵化した幼生(おたまじゃくし)は年内に変態(成体)するが、普通は幼生のまま越冬し翌年変態する 寒冷地では2回越冬する

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オタマジャクシ

2021-03-26 | 小動物 他


(^^♪オータマジャクシは カエルノコー♪
近くの公園の小さな池で、2月の終わりころ、カエル合戦で産卵されたアズマヒキガエルの卵が孵りオタマジャクシが泳ぎ回っている

頭部、胸、腹が一緒になった丸い体と、長い尾という親のカエルとは全く違う独特の形をしている
調理に使う玉杓子に似ているのでオタマジャクシという
鰓で呼吸し、食べ物は雑食・・因みにカエルは肉食

これからは、まず後ろ足が出てその後前足(前手?)が出てきて、その後尾が胴部に吸収されるようにして無くなる
前後して体型はカエルになる 成体は陸上生活するので上陸する
オタマジャクシから概ね2.5か月かかるので6月頃にはカエルになる
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ガマ合戦

2021-02-28 | 小動物 他

メスの上にオスが乗ってラブラブのペアー
ガマ合戦は早春の風物詩 公園の小さな池が賑やかだった
小さな池や沼に多くのヒキガエルが集まって産卵する光景を、ガマ合戦とかカエル合戦と呼んでいる
時期は平地では2月下旬から4月下旬で、山地では5月なって行われるところもある 大雑把には啓蟄の頃と言われる
この場所でも昨年は暖冬だったせいか、2月初めに行われていた。
合戦の時期は定かには決められていない

連絡手段を持たないヒキガエルたちは、どうやって同じ時期に集まれるのだろうか
検証の結果では、深さ5cmの地中の温度が6度以上に上がると始まるという
そして、ほんの数日で解散して、まだ寒いので繁殖後1か月ほど春眠を続ける
卵は紐状の卵塊で5m以上にもなり卵数は1500個以上
春にオタマジャクシになり、6~8月に変態してカエルになる

この池に集まったのはアズマヒキガエルで日本固有亜種
変態して、成体になったときは7mmほどの大きさで、その後体長は4~16cmほどになる
跳躍力は弱く、我が家の庭でもノソノソと歩いている
繁殖期にはオスの背面は全体が黄褐色に、メスは明るい褐色に変化する
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アカテガニ

2020-10-25 | 小動物 他


水辺から離れた場所にアカテガニがノコノコ歩いていた

アカテガニは不思議なカニで、えら呼吸しているのに水の無いような林の中で元気に暮らしている

夏、6月末から9月の初めにかけての満月と新月の晩、大潮の前後数日に大挙して陸から干潟へ下りて来て、「ゾエア」と呼ばれる赤ちゃんを海に放す。
ミジンコのような幼生で、卵を産むのではないので「放仔」と言っている
ゾエアは足が2対4本、親とは違った形で1か月ほど海で漂い、何回か脱皮し、プランクトンを食べて成長し、「メガロパ」という親と同じ足が5対10本のもう一つの違う形の幼生になる

ゾエアのころは沖へ出て行くが、メガロパの頃は沖から岸辺に帰って来る
岸辺について真水のある場所で、石の下などで脱皮を繰り返し、1回の脱皮で1mmずつ大きくなり、3~4mm程の幼ガニになると水から離れて乾いたところへ上がって来る

10月11月過ぎからカニは森の中で冬眠に入る
翌年の5月に黄色い小さなアカテガニの子供として出てくる
その後餌を食べて大きくなり、林や山から下りて行く
そして4~5年の寿命を全うする
何とも不思議な生涯を送るカニだ
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ヤモリ

2020-08-02 | 小動物 他


ヤモリ(ニホンヤモリ)は爬虫類で有鱗目トカゲ亜目ヤモリ科に属する
よく似たイモリは両性類で随分遠い存在だ
爬虫綱の主なものは、カメ類、ヘビ類、トカゲ類

人家周辺を好み、夜行性の傾向が強い 樹木の銘板などをめくると居ることがある
飛翔性や壁を登る小昆虫、徘徊性のクモ類を食べる
大きさは10~15cm程で、体は平たく背面と四肢は細かい顆粒状の鱗で覆われるが、大きい顆粒状鱗が散在する

板壁や戸袋、屋根裏などの隙間に5~7月にかけて産卵する
40~90日ほどで孵化し、オスは孵化の翌年、メスは孵化から2年後に性成熟する
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アオダイショウ

2020-08-01 | 小動物 他


アオダイショウは木登り上手 細い枝の上でうまくバランスをとってお休み中

爬虫類の仲間(爬虫綱)で有鱗目ヘビ亜目に分類される
日本固有種
地域によるが、3~5月冬眠明け、4~6月に交尾、6~8月産卵
卵は白色の楕円形、大きさは長径で45mmほど、60日ほどで孵化する

背面はオリーブがかった褐色で、全身に艶のある青みがかったものから暗色のものまで模様の変異が大きい
低地から山地にかけて幅広く生息し、地上、樹上問わず行動し、泳ぎも上手い
幼少時にはトカゲ カエルなどを好むが、成長するに従い鳥類や哺乳類を主に食べるようになる
農村ではネズミを食べる益獣として保護してる地域もある
大きさは1~2mほど


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ニホンイシガメ

2020-07-31 | 小動物 他


カメ類は爬虫綱カメ目に分類され、ニホンイシガメはイシガメ科に属する
日本固有種で、公園の池などでミシシッピーアカミミガメを駆除しているせいか増えたように感じる

大きさは甲長:最大でオス14cm、メス21cm
背甲はやや扁平で成体では中央部のみにキールがある
背甲は黄褐色で腹甲は黒色、口縁部はのこぎり状のギザギザがあるが、老齢個体では目立たない
食べ物は雑食性

半水生で水底の堆積物内、岸辺に近い水中の穴の中、陸の土中や石の下などで冬眠する
秋から春に水中で交尾、産卵は5~8月にかけて行う
2~3か月で孵化し、子亀は背甲が明褐色で「ゼニガメ」の名で、昔は縁日で売られていた
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アズマヒキガエル

2020-07-30 | 小動物 他


我が家の庭に代々住み暮らしているアズマヒキガエル
今年は同じくらいの大きさのものが3匹にもなった
プラスして2cm程の、多分今年生まれのものがやはり3匹ほどいて大賑わい
池は無いし近所でも池は見ないのだが、どこからやって来るのかいまだ不思議

カエルは両生類(両生綱)の仲間で無尾目に分類される
アズマヒキガエルは無尾目ヒキガエル科の日本固有亜種
エサは地表昆虫が主だが、ヘビの幼体なども捕食する(ヘビを睨むカエル?)
跳躍力は弱く、ほとんどノソノソと歩き回っている

冬眠は地中に穴を掘り行う
東京辺りだと、2月の終わりころ繁殖行動をしてから、1か月ほど冬眠の続き(春眠)をする
繁殖は通常1週間ほど
地中の温度が5度程になると池などで、まずオスがやって来てメスを待ち、大きな集団になり、1っ匹のメスに多くのオスが群がり、「ガマ合戦」を繰り広げる
卵はひも状の卵塊で、孵化幼生(オタマジャクシ)から6~8月頃に変態(カエルの形)する
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ニホントカゲ

2020-07-29 | 小動物 他


昼行性で日当たりの良い所が好きなトカゲが日向ぼこ

トカゲの仲間(トカゲ属)は体全体が滑らかで、各部位に規則正しく鱗が並んでいるのが特徴
ニホントカゲの体鱗列数は24~28列
艶のあるずんぐりした体で四肢は短い 四肢の爪は細く鍵爪がある
危険に出会うと尾を自切する
食べ物は落ち葉の下や草地に居る無脊椎動物を食べる

オスは繁殖期には喉や腹部がオレンジ色になる
メスは石の下などに巣穴をほり産卵し、孵化まで卵の世話をする
交尾は4~5月、7月には孵化した幼体が見られる
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シマヘビ

2020-03-22 | 小動物 他


シマヘビがとぐろを巻いてお休み中
どこが頭か分からなかったので、そっと触って起こしたら石垣の間に逃げてしまった
首の後の背中に大きな傷跡があり痛々しい
大きさはゆうに1mは越えていた
日本固有種

本州から九州まで、高地、低地、森林、田畑、草地などどこでも良く見られるヘビ
背面は灰褐色で頸部から4本の黒色の縦条が入る
この縦条の内側の2本は尾部まで伸び、外側の2本は総排出口まで伸びている
一般にオスはメスより大きい
但しメスのほうが太くて、総排出口より先は急に細くなり尾も短い
オスは体は細く、総排出口から尾にかけて急に細くはならない 尤もどこからが尾なのか?
エサはカエル、トカゲ 小型鳥類、小型哺乳類など様々な脊椎動物を食べる

交尾は4~5月頃に行われ、メスをめぐるオス同士のコンバットダンスが知られている。
どんなダンスか見てみたい・・

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