放置自転車がまちのバリアフリーを妨げているという現状はありますが、一方で、自転車は、環境に良い乗り物です。
自転車に乗りやすくするためにどのようにしたらよいのかという視点で取り組んでいる自治体、名古屋市に行き、その取り組みについて見に行きました。
名古屋市では、国から「自転車利用環境整備モデル都市」の指定を受け自転車に乗りやすいまちづくりに取り組んでいます。
道路交通法上、原則、自転車は車道を走らなければなりません。また、歩道内を通行する場合は、歩道の中央から車道よりの部分を徐行しなければなりません。
このことを前提に、名古屋市では、多くの市民が利用する幹線的な路線のうち新たな自転車利用を促すことの期待できる「路線をコリドー路線」として整備計画を行っています。
これらの路線を、道幅などにより、植栽や路盤材、白線表示、啓発サインなどによって分離し、自転車と方向者との事故を防止しています。
しかし、自転車と歩行者を分離が不可能な地域もあります。
そこで、名古屋市では、盲学校の通学路になっている道路の北側(盲学校の通学路側)を「自転車の通行を遠慮願う運動」を行い事故の防止に努めているそうです。
ハードの整備と同時に自転車利用者のマナー向上のために、整備地域の学校などへ直接職員が行って啓発活動も行っています。
自転車は自動車の自賠責保険にあたる保険が無く、また、任意保険に加入する事も一般的ではありませんが、自転車と歩行者による死亡事故も発生しています。
環境にやさしい自転車が、人にも、そして、まちにもやさしい乗り物になるためのハード・ソフト両面からの取組みは、今後のまちづくり、道路整備に大切な視点です。
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邪 魔 で す !
放置自転車の問題については、兼ねてからその対策について、議員としてだけではなく、一区民としても市民活動のレベルで取り組んでいるところです。
駅に近い利便性のよい場所に駐輪場を確保することが最善の方法ですが、ご存知の通り、蒲田の駅周辺で、駐輪スペースとして使用できる場所がありません。
自転車の監視員のいる日には改善されるものの、そうでない日には、放置されている状況で、監視員を毎日配置するかどうかという問題になります。そのためには費用=税金もかかります。