昨日、住民主催の「池上旧トーヨーボール解体・アスベスト工事説明会(10/31)」が開催されました。
50人の会場に入りきらず、部屋の中・外に立って聞く方もいるほど大勢の方が集まりました。(80名までは数えた方がいましたが、部屋の外にも大勢いらっしゃいました)
残念ながら、説明は、住民に納得のいくものではなく、住民の理解を得られないまま説明会が終わりました。
住民は、再度の説明会開催と第三者機関による建物内アスベスト内覧・調査を要望していますが、事業者からの返答はいただけていません。
以下、簡単に説明会の報告をします。
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まず、最初に、「中飛腫・じん肺アスベストセンター」事務局長の永倉さんから「アスベスト」という物質についての説明と、今回の池上旧トーヨーボール解体工事において、注意しなければならない点を、名古屋のトーヨーボールの事例を写真で示しながらお伝えいただきました。
その上で、解体工事業者とそこからアスベスト除去を請け負っている事業者からアスベスト除去についての説明を受けました。
業者によれば、
①解体工事開始を9月13日に予定していたが工事契約できたのが9月と遅れた。
②解体工事案内は9月3、4日に配った。そこで、現在コジマになっているやはりトーヨーボールだった建物解体の際に(死亡)事故が起きており、(安全に工事をして欲しいという)意見をもらった。
③図面が無い。
④当初9階だけにしか飛散性アスベスト(レベル1)は無かったが、並行して調べたところだんだん明らかになってきた。
⑤飛散性アスベスト(レベル1)について最初に調査した。
⑥含有建材(レベル2)次に調査。
⑦現在、レベル3を調べている。
と説明しました。
しかし、その後、
⑧レベル1の調査を済ませた(⑤)はずだったにも関わらず、階段部分に飛散性アスベストが有ったことが判明した。
⑨現在、調査中の建材が多数ある。
⑩住民とアスベストセンターからの指摘で、アスベストが使われている可能性が高く、密閉状況を作るのが困難なエレベータ内の吹き付けシャフトは調査が行われていない。
など、調査が十分で無いことが明らかになりました。
また、会終了後、アスベストセンター永倉さんから、調査は、解体業者がサンプル採取した検体を調査会社が調査しているという指摘がありました。
いずれにしても、調査方法はズサンであると言わざるを得ず、このままの工事再開には、不安が残ります。事業者は、鉄骨部分はコンクリートでおおっているため、アスベストは使われていないと言っています。他のボーリング場で防音対策のため使用していた大量のアスベストを池上トーヨーボールでは何故使用しなかったのでしょう。
図面が無いことでもあり、住民が要望するように、信頼できる第三者機関に調査をしていただくのが、事業者と住民相互の理解の上での安全な解体工事のための最善の方法でしょう。
現在、新宿区の厚生年金会館解体工事において、今回と同様の問題が発生しています。新宿区では、区が内覧する場面にアスベストセンターも立ち会うという形で、内覧を実現しています。
大田区長の地元である池上で起きている、万が一にも事故になれば住民の命にもかかわる重大な事項であり、区長の姿勢が問われます。
事業者は、コンプライアンスを持ち出し、安全に行うと説明していますが、資料も小さくてわかりずらく、必要な情報(例えば、いつ除去するのか、したのか、詳細な日時。アスベスト濃度を測定したのであれば測定器をどこにおいたのか・・・等々。)も提供されていませんでした。
再度の説明会開催は欠かせません。
トーヨーボール跡地と駐車場の間の道路はあえて徒歩では通りません。何故なら、機材、トラックの出入りの多い場所は心理的に避けるものではないでしょうか。
そこに行程日程が記載された物がでているのでしょうか?
業者側から、邪魔になるから、という発言がありましたが、それは工事関係車両が看板等があると邪魔ということだとしたら、そんな馬鹿げた話はないと思います。
30日に工事停止が出て、今日はどうだったのでしょうか。
何に対しての停止だったのかいまいち理解しておりませんが、停止以外の作業行程は進んでいるのでしょうか。
大田区は様々な場所でアスベストが検出されています。区長ももっと我が身のことと思い、真摯に対応して頂きたいと思います。
なぜ、竹中土木はそれができない?
レベル1と呼ばれる飛散性アスベストは、除去工事の2週間前に届け出しなくてはならないことになっていますのでその間止まるという解釈でしょうか。
しかし、今回の説明会で、エレベータシャフト部分に飛散性アスベストがあるにも関わらず、調査をしていなかったことが明らかになりました。業者はこれから調査をすることになりますし、結果を区に報告して2週間は除去できませんので、さらに工事は止まるでしょう。
事前調査の義務付けから言えば、振り出しに戻り、再度説明するのが法解釈ではと指摘する専門家もいます。
なし崩し的に、次々住民の指摘で新たなアスベスト個所を当たり前のように追加し工事を進めることを容認していますが、大田区の見解を文書で明らかにしたいと思います。
慣れていないのか、十分な知識が無いのか、オープンに出来ない理由があるのかは不明ですが。
平川商事はこの現状をご存知なのでしょうか?
平川商事にしても、解体が進まない限り、青写真のまま、ということになりますね。
現場の作業者は防マスクを着用していますが、我々近隣住民は飛散アスベストを吸っています。
新宿区のように、大田区はなぜ動かないのか不信感を抱きます。
大田区に対して、近隣住民が出来ることは、何でしょうか?
小さな声が集まれば、少しは変わるものなのでしょうか?正直、役所に対しては常日頃何の期待もしていないのですが…
小さな声が集まれば、少しは変わるものなのでしょうか?
そのとおりだと思います。
小さな声と言いますが、子どもの未来を思う心は誰も同じ。
見えない、すぐに症状がでないのを良いことに、放置されているアスベストの問題を変えられるのは、私たちのような存在だと思います。
きっと伝わります!
一緒にがんばりましょう!