日本が、ヨーロッパのような美しい景観やまちなみになっていないのは、日本人のセンスの問題ではなく、根底にある制度が大きく影響しています。都市計画法、建築基準法、相続税、固定資産税、金融、、もう一つ、大きく影響しているのが、都市計画です。過去には、絵に描いた餅と言われていた時期もありましたが、前回の都市計画マスタープランの改定から大きく変わったと感じています。「都市計画の決定の方針」の項目で、税負担や可処分所得の負担に影響する具体的なな開発について、詳細にマスタープランに書き込むようになったのです。詳細な評価は、後日行いますが、今回は、地域ごとに詳細に開発の方針や特色付けがなされていて、区のマスタープランのようです。ここに書かれてしまえば、自治体が作るマスタープランは、東京都のマスタープランと整合性をもたなければなりませんから、地域住民の想いと違うプランだと、住民の意思が反映されないまちづくりしかできなくなってしまいます。ぜひ、みなさまのお住いのまちについて、東京都がどのような方針を書いているのか、ご覧になり、意見を出すことをお勧めします。 . . . 本文を読む