水車ボランティア(+山家鳥虫歌)

ボランティア解説員としての見聞から始めた、ボケ防止メモ。12年目。新たに「山家鳥虫歌(近世諸国民謡集)」を加える。
 

古今集(223)

2016-09-01 11:24:24 | 古今和歌集
204 ひぐらしの鳴きつるなへに日はくれぬと思うは山のかげにぞありける
題しらず
読みひとしらず

ひぐらしがやかましく鳴きはじめて日も暮れてきたようだ、と思ったら、なんと山の影でありました。ひぐらしも間違えたのでしょうか。


古今集の歌には珍しく、軽妙でひょうきんな歌だ。気に入っています。


今頃の日の入り時刻は、最も遅い6月下旬に比べ1時間は早くなっている、と思う。夏休みは終わりだ。
が都会の子供は、人工的に明るすぎるため、もう日暮れ時刻を気に掛けることはないのかもしれぬ。


それにしても、岩手の水害被害は痛ましい。
津波に対しては、自信をもって昔から対策を講じてきたのに、うしろから、最も弱い人々が狙われた感じ。
神様・仏さまの、無慈悲さを痛感する。行政の危機感に問題あり、と痛罵されるかもしれぬ。