3-321 富士の嶺を高み畏み天雲もい行きはばかり棚引くものを
右の1首は高橋連虫麻呂の歌集の中に出たり。類を以って此に載す
富士山があまりにも神々しく気高い姿であるので、雲ですら遠慮してたなびくばかりだ。
古事記や日本書紀には、富士山のことが書かれていないのだが、万葉集には、これまで示したように、いくつか読み込まれた歌がある。
この歌の作者は、東国の下級官吏であろうか、ぐらいまでしかわかっていないらしい。
中央では、富士山のことが知られていなかったのであろうか。
今日は、富士山はかすんで見えない。
天気予報によれば、春二番の強風が吹くそうだが、その前兆現象なのかもしれぬ。
右の1首は高橋連虫麻呂の歌集の中に出たり。類を以って此に載す
富士山があまりにも神々しく気高い姿であるので、雲ですら遠慮してたなびくばかりだ。
古事記や日本書紀には、富士山のことが書かれていないのだが、万葉集には、これまで示したように、いくつか読み込まれた歌がある。
この歌の作者は、東国の下級官吏であろうか、ぐらいまでしかわかっていないらしい。
中央では、富士山のことが知られていなかったのであろうか。
今日は、富士山はかすんで見えない。
天気予報によれば、春二番の強風が吹くそうだが、その前兆現象なのかもしれぬ。