水車ボランティア(+山家鳥虫歌)

ボランティア解説員としての見聞から始めた、ボケ防止メモ。12年目。新たに「山家鳥虫歌(近世諸国民謡集)」を加える。
 

古今集(136)

2015-10-15 20:36:34 | 古今和歌集
942 世の中は夢かうつつか うつつとも夢とも知らず ありてなければ
題しらず
読み人しらず

我々が生きている社会というものは、夢の中なのだろうかそれとも現実のことなのだろうか? そんなことどうだっていいや、私なんぞ、所詮、あってないようなものなのだから。


この歌を口ずさんでいて、ある歌を思い出した。

露とおち露と消えにしわが身かな 難波のことも夢のまた夢

そう、秀吉の辞世の句です。


哲学的というか禅問答というか、理解の程度を究めるためには、もうすこし、人生経験を積まねばならぬようです。