水車ボランティア(+山家鳥虫歌)

ボランティア解説員としての見聞から始めた、ボケ防止メモ。12年目。新たに「山家鳥虫歌(近世諸国民謡集)」を加える。
 

島村論文(3)

2009-10-07 04:39:31 | 水車解説関連
 馬力について

 前回示した流水量を使って、島村氏は、新車が得る馬力を、理論値9.4、実効値6.58、と推定した。しかし、峰岸氏が水車の替わりに7.5kwのモーターを設置していたことから、「新車の水量・馬力はもっとあったのかもしれない」と結んでいる。

 氏が疑った問題の根っこは、流水量の設定値(0.6342m^3/s)にある。前回示したように、マニング式を使うのではなく、「サブタ」をスルースゲートと扱って(実際、そのように扱っていたはずなのだが~~~)水量を推定し直せばよい。理論値で、軽く1m^3/sは生み出せたはずだ。
新車の10馬力は、絵空事ではない。


 論文の真骨頂はこれからだ。乞うご期待。