水車ボランティア(+山家鳥虫歌)

ボランティア解説員としての見聞から始めた、ボケ防止メモ。12年目。新たに「山家鳥虫歌(近世諸国民謡集)」を加える。
 

ペルガモン(2)

2008-08-20 10:16:11 | ペルガモン展関連
 ペルガモンとは、紀元前の、三世紀から二世紀にかけて、現トルコ国東端に栄えた都市、もしくは国の名前。十九世紀ドイツ人によって発掘・研究された。ベルリンに同名の博物館があり、発掘品および復元品が展示されている。

 紀元前5000年前頃、チグリス・ユーフラテス川沿いに発生した古代ペルシャ文明は、紀元前3000年前頃発生した古代ギリシャ文明と、何千年にもわたって、近東地域でせめぎあった。
 このせめぎあいのひとつの決着が、アレキサンダー大王の東征、すなわち、ギリシャ側(マケドニア)によるペルシャ併呑、ペルセポリス破壊。アレキサンダーの死後、この大国は四つに分割されたのだが、そのひとつがペルガモン。他の三国は、マケドニア、シリア、エジプト。
 こののち、これらの国々は古代ローマ帝国に飲み込まれた。


 む~ん、なかなか奥が深い。ペルガモンという名(現在はベルガマ)のトルコ東部地域に限定した遺跡を研究することによって、古代のペルシャ、ギリシャ、ローマの歴史を概観することが可能だ、ということだろう。

高校生用の歴史参考書から、勉強しなおしたほうがよいかもしらぬ。