備えよ常に! 備えあれば憂いなし
日本と韓国間では、持ち出された文化財などに
関して1965年に結ばれた[財産及び請求権に
関する問題の解決並びに経済協力に関する
日本国と大韓民国との間の協定]と[文化財
及び文化協力に関する日本国と大韓民国との
間の協定]により、日韓における文化財の
返還が完全かつ最終的に解決済みとなっている。
また、対価を支払うなどの正式の手続きに
より入手した文化財に返還義務はないと
するのが両国の基本的な立場であった。
また、日韓は国連教育科学文化機関(ユネスコ)が
盗難文化財の原則返還を定める文化財不法
輸出入等禁止条約をそろって批准している。
2012年10月、長崎県対馬市の観音寺から
国の重要文化財の[銅造如来立像]と、県の
指定有形文化財の[観世音菩薩坐像]が盗まれた。
その後、韓国の警察により仏像を盗んだ
韓国人の窃盗団を検挙され、仏像は回収された。
しかし、2体の仏像のうちの[観世音菩薩坐像]に
ついて、韓国のプソク寺の関係者が、仏像は
倭寇に略奪されたものだとして所有権を主張。
韓国裁判所がこれを認め、仏像が日本に渡った
経緯が明らかになるまでは日本に返還できない
とする判決で、韓国内に留め置かれた。
2023年10月26日に、韓国の最高裁判所は
対馬の観音寺に仏像の所有権があると判決。
これで、仏像は7年半に及ぶ裁判を経て、
観音寺に引き渡されることになった。
だが、それから半年後の24年4月26日になっても
仏像は同寺に返還されないまま。
対馬市議会は、24年3月に政府に対して、
仏像の早期返還を韓国政府に働きかける
ことを求める意見書を採択した。
しかし、日本政府は返還に関しては観音寺に
対してもなしのつぶてで、放置したまま。
岸田政権は、返されるべき仏像の返還請求
よりも、韓国政府のご機嫌伺いの方が大事。
2月に、元徴用工の賠償裁判の供託金が
原告に渡される実害発生でも[遺憾砲]だけ。
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