武田薬品工業が糖尿病治療薬「アクトス」に
発がんリスクがあるのを隠していたとして訴え
られた裁判で６２００億円の賠償命令を受けた。
「アクトス」は「ベイスン」と共に糖尿病分野での
主力製品として実績を備えているが、膀胱がんと
関連性があるとする研究成果を７年間も伏せて
いたことに対する訴訟に対する判決。
２０１３年末には、インスリンの分泌を促進させる
糖尿病治療薬の新薬開発を、肝機能低下の
リスクがあるとして中止しており、生活習慣病の
関連商品でのダメージが相次ぐ。
武田薬品工業は、虚偽と誇大広告違反の薬事法
違反で厚生労働省より告発されたノバルティス
ファーマと同様の臨床試験での捏造疑惑で
問題化されている。
高血圧治療薬の「ＳＡＳE-J」と呼ばれている新薬の
臨床試験での効果比較で、ノバルティスファーマの
「ディオバン」と同じように武田製薬の社員が直接
関ってデータを捏造しているもので、歪んだ体質を
厳しく問われることになりそうだ。
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